グザヴィエ・ドラン監督最新作『マティアス&マキシム』が9月25日(金)より全国公開致します。

© 2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

 本作は、監督初期の代表作品(『わたしはロランス』『Mommy/マミー』など)で見られる繊細な心理描写、余韻を残すセリフが印象的に使用され、その原点回帰が見どころの一つ。
海外メディアからは「このドランが見たかった!」などという声も上がっています。これまで一貫して描き続けてきた“母と子”というテーマから一新、二人の青年の友情と揺れる恋心に焦点を当てた青春ラブストーリー。溢れ出る愛おしさ、触れたい衝動、相手を追いかける眼差しなど、スクリーンに映し出される全てが「恋」そのものを物語り、「誰かを好きになること」の切なさと喜びが凝縮された新たな愛の傑作です。

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第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、「帰ってきたドラン!キャリア史上最も官能的で美しい。(Variety)」「心の底から共感(TELEGRAPH)」、「とにかくストレートで心に響く。(Hollywood Reporter)」「成熟したドランに魅了される(THE WRAP)」など、各メディアからも絶賛の声が溢れた本作。

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ドランがカンヌで受けたインタビュー映像が解禁!

幼い頃から共に育ってきた幼馴染の間に、突如芽生えた恋愛感情を繊細に描いたこの作品の根底にあるのは「友情」。なぜ男性同士の友情について描こうと考えたのか聞かれたドランは「子供の頃に見た映画が影響してると思う。そういう作品に敬意を払いたかったんだ。『アウトサイダー』とか男の友情がテーマの映画さ。でも直接ヒントを得たのは僕の友人たちから。彼らとの友情について語りたかった」と語ります。
今回実際に自身の友人をメインにキャスティングしたドランですが、アドリブでの演技は一切入れなかったそう。「僕は磨きのかかった脚本に沿って撮ることを好む役者と念入りにリハーサルをして完成度を高めていくんだ。話し方やイントネーションはもちろん、英語やフランス語のレベルも差をつける。本作もそのように準備して撮影に臨んだ。そうすることで、彼らの親密な関係を表現することができた」と語り、たとえ気心の知れた友人たちに囲まれた環境でも、自身のスタイルを貫くドランのクリエイターとしての真の強さがうかがえます。
また、明確なセリフだけでなく、視線のやり取りやふとした仕草にも注目してほしいというドラン。監督がそう語るように、本編では戸惑いや嫉妬、心配や愛おしさが相手を見つめる視線1つで雄弁に語られています。
「友情」だと思っていたものが、不意に「恋愛感情」に変化する瞬間についてドランは、「たった一度のキスを機に彼らは気付くのさ。人は感情を揺さぶられてから魅力を感じるとね。“魅力”じゃないな、 “欲望”の方が正しいね。2人は1回のキスに完全に翻弄されてしまうんだ。そのことが頭から離れなくなり、友情関係にも次第に影響が出てくる。つまり、この映画のテーマは決して同性愛ではない。テーマは愛なんだ。その瞬間が突然やって来た時、どう反応すべきかってね」と語り、観客に問いかけたいテーマについて明かしました。
10年のキャリアでドランが初めて挑んだ「友情」をベースにした「恋」の物語。進化の止まらない彼から益々目が離せません。

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『マティアス&マキシム』グザヴィエ・ドラン インタビュー映像

『マティアス&マキシム』グザヴィエ・ドラン インタビュー映像

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<ストーリー> たった一度の偶然のキス。そして溢れ出す、友達以上の想い。
マティアスとマキシムは30歳で幼馴染。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方、マキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへと旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えることのできない本当の想いを確かめようとするのだがー。

監督・脚本:グザヴィエ・ドラン(『Mommy/マミー』、『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』)

出演:ガブリエル・ダルメイダ・フレイタス、グザヴィエ・ドラン、ピア・リュック・ファンク、ハリス・ディキンソン、andアンヌ・ドルヴァル(『Mommy/マミー』)

提供・配給:ファントム・フィルム  
原題:Matthias & Maxime(2019年/カナダ/120分/ビスタ/5.1ch)
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2020年9月25日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー