9月18日(金)、オープニングセレモニーとして東大寺大仏殿への正面参道にレッドカーペットを敷き、厳粛な空気の中、 多くの方々か大仏様に参拝を行いました。イベント中は急な雨にも見舞われましたが、主催者、来場者の思いが通じたのか、短時間で雨も降りやみ、無事春日野園地でのオープニングイベントを執り行われました。

イベントでは審査員として行定勲監督、脳科学者・中野信子、俳優の渡辺真起子が登壇。また審査員長を務めるエリック・ クー監督はオンラインでの登場。その後、スペシャルゲストとしてミュージシャンのMIYAVIが登壇し、イベントのフィナーレには、なら国際映画祭初代アンバサダーの俳優・斎藤工と、永瀬正敏が登壇するとともに二代目アンバサダー就任がサプライズ発表されました。

左: MIYAVI さん、右: 河瀨直美エグゼクティブディレクター

9 月 19 日(土)からはいよいよ上映が開始されます。
今回は、世界初上映 8 作品、日本初上映 27 作品を含む全 53 作品。プログラムが 38 本(34 上映会/4 イベント)。オンライン上映作品 40 本(過去ナラティブ含む)。と各国より選りすぐられたバラエティ豊かな素晴らしい作品とともに、これからの映画界を担う若手映画監督たちの魅力が紹介されます。

左より、MIYAVI さん、斎藤工さん、永瀬正敏さん、河瀨直美エグゼクティブディレクター、中野聖子理事長

左: 中野聖子理事長、右: 河瀨直美エグゼクティブディレクター

【開祭宣言】

●河瀨直美 なら国際映画祭 エグゼクティブディレクター
世界的パンデミックの最中、万全な対策をしながら、開催を決意したのには、大きく2つの理由があります。1つには、こうした「分断」を体験した人の心の中には 「闇」が生まれ、やがて、それが伝染する前に、映画の力で人々の心に「光」を届けたいと願ったこと。もう1つには、そんな「光」を体験(体感)した10代の人々がこの世界を「美しい」と感じること。この2つには、世界を変える力が宿る...と私は信じています。大仏様のお膝元で、1300年の歴史の延長線上に、今年、第6回なら国際映画祭をここに開催いたします!

●中野聖子理事長のご挨拶
なら国際映画祭2020へようこそお越し頂きました。第1回目の開催から10年の月日が経ちました。これまで継続できましたことはご支援くださる皆様のおかげです。深く感謝いたします。今年は思いがけない出来事に世界は立ち止まりました。本当に大切なものは何なのか、深く考える時間をもつことができたといえるかもしれません。先ほど皆様とともに大仏様に見守られつつ参拝をさせていただきました。皆様と心がつながっている気がいたします。今年の映画祭でも映画を通じて海を越え、世代を越えたつながりがたくさん生まれますようにと願っています。

なら国際映画祭2020 概要

■なら国際映画祭 エグゼクティブディレクター:河瀨直美
■なら国際映画祭 理事長:中野聖子

■開催期間:9月18日(金)~22日(火)まで
■上映会場:
奈良市ならまちセンター、奈良公園バスターミナルレクチャーホール、東大寺総合文化センター金鐘ホール、EVANS CASTLE HALL、春日大社含む市内複数の会場にて

■料金:\1,000(税込み)※別途システム手数料がかかります
※有料配信あり(一部作品対象外)※発売中
■一般からのお問い合わせ先:0742‐95‐5780

【コロナウイルス感染予防対策について】
新型コロナウイルス(COVID-19)および感染症対策のため、本映画祭では、ご来場の皆様へのマスク の着用・検温、 咳・くしゃみエチケットご協力のお願いをするとともに、座席間隔の確保、スタッフ のマスク着用、アルコール消毒液の設置、ドアノブ・椅子の消毒、定期的な換気を徹底し開催致しま す。その他の感染症対策につきましては公式サイトにて詳細を掲載致します。

■オフィシャルサイト:https://nara-iff.jp/2020/
※上記の記載内容は変更になる場合がございます。