第 76 回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したスウェーデンが 誇る奇才ロイ・アンダーソン監督最新作『ホモ・サピエンスの涙』が、11 月 20 日(金)より ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開される。

(C)Studio 24

野外撮影ではなく、自身の所有するスタジオにセットを組み、構図・色彩・美術...細部にま で徹底的にこだわり、5年近い歳月を費やして作品を生み出すことで知られるロイ・アンダ ーソン監督。今回、世界的に有名な画家マルク・シャガール、イリヤ・レーピンなどからインス パイアを受けて生まれシーンを含む、映画ファン&アートファンも必見の最新作の場面写真 9点が一挙解禁となった。

新場面写真

(C)Studio 24

(C)Studio 24

(C)Studio 24

(C)Studio 24

(C)Studio 24

(C)Studio 24

(C)Studio 24

(C)Studio 24

(C)Studio 24

ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞!
ロイ・アンダーソン監督『ホモ・サピエンスの涙』予告

ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞!ロイ・アンダーソン監督5年ぶりの最新作『ホモ・サピエンスの涙』予告

youtu.be

【STORY】
やっぱり、愛がなくっちゃね。
映像の魔術師が、この時代を生きる全人類に贈る――。愛と希望を込めた映像詩。
この世に絶望し、信じるものを失った牧師。戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル...これから愛に出会う青年。陽気な音楽 にあわせて踊るティーンエイジャー...映像の魔術師ロイ・アンダーソン監督が構図・色彩・美術と細部まで徹底的にこだわり、全33シ ーンすべてをワンシーンワンカットで撮影。悲しみと喜びを繰り返す人類の姿を、愛と希望を込めた優しい視点で映し出す。

出演:マッティン・サーネル、タティアーナ・デローナイ、アンデシュ・ヘルストルム
監督・脚本:ロイ・アンダーソン(『散歩する惑星』『さよなら、人類』)
撮影:ゲルゲイ・パロス
2019 年/スウェーデン=ドイツ=ノルウェー/カラー/76 分/ビスタ/英題:ABOUT ENDLESSNESS/原題:OM DET OÄNDLIGA
後援:スウェーデン大使館 提供:ビターズ・エンド、スタイルジャム
配給:ビターズ・エンド

11/20(金)より
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!

ぴあフィルムフェスティバルでは、特集上映も!
唯一無二の世界観が、クセになる!奇才ロイ・アンダーソン作品の魅力

ロイ・アンダーソン監督

最新作『ホモ・サピエンスの涙』の公開に先駆け、現在開催中(9/12~26)の第42回ぴあフィルムフェスティバルでは、「ロイ・ アンダーソン・コンプリート特集」を実施!
デビュー作から日本未公開作品、そして最新作までアンダーソン監督の魅力を余すことなく堪能できる、幅広いラインナップとなっている。
最新作の公開前に、アリ・アスター、アレハンドロ・G・イニャリトゥ、ダーレン・アロノフスキーなど名だたる映画監督たちをも魅了してきた、奇才ロイ・アンダーソンの過去作にもぜひ注目してみては!?

<ぴあフィルムフェスティバル
「ロイ・アンダーソン・コンプリート特集」上映作品>

●『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』(1970)
あどけない少年少女の恋を描いた、初長編監督作品!
郊外の祖父を訪れたペールは、アニカという美しい少女に出会い、恋をする。恋する2人をよそに、大人たちは複雑な事情を抱え ていて...。純愛映画にして、霧の中に迷い込んでゆく不思議な物語。ラストシーンが印象的!ベルリン国際映画祭で4賞受賞。

●『ギリアップ』(1975)*日本初上映
港町のホテルを舞台に描く、哀愁漂うクライムムービー
ウエイターとして静かな港町のホテルに雇われたよそ者の男。気難しいオーナーや美しきアンナら個性豊かな人々と共に働き始 めたが、同僚に話をもちかけられ、犯罪に手を染めることに...。日本未公開、異色の犯罪映画。カンヌ映画祭監督週間出品。

●『散歩する惑星』(2000)
後のスタイルを確立したリビング・トリロジー第1作
とある惑星に住む人々に降りかかる不条理な出来事。スタジオセットを作り、全て固定カメラで撮られたワンシーンワンカットが、 まるで絵画のような雰囲気を生み出している。唯一無二の世界観で描かれる世紀末映画!カンヌ映画祭審査員賞受賞。

●『愛おしき隣人』(2007)
架空の街を舞台としたユーモラスな人類観察映画
前作同様の手法で、北欧の街の人々の生活の断片を描く。対人関係も仕事も、誰も上手くはいかないけれど、それでも街には音 楽が響き、バーは明日もある、はず...?ままならない日常の愛しさと哀しさの詰まった作品。カンヌ映画祭ある視点部門出品。

●『さよなら、人類』(2014)
いつの時代でも愚かな人々への、壮大で奇妙な人間讃歌
おもしろグッズを売り歩く2人組のセールスマン。彼らの行く先々で出会う、時空間も現実も超えた、真面目でおかしな人々の人 生と死の物語。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した、壮大なトリロジーの完結作。

●『ホモ・サピエンスの涙』(2019)*特別上映

貴重な学生時代を含む初期短編5本を日英字幕で上映!

日常のスケッチのようなタッチの学生時代の作品から、エイズ予防の啓発映画『何かが起きた』、そして「リビング・トリロジー」のプレリュードと言われる『ワールド・オブ・グローリー』まで、文体の変遷を見るのも興味深い。
●短編プログラム:
『息子を訪ねて』『自転車を取りに』『10月5日土曜日』『何かが起きた』『ワールド・オブ・グローリー』(1967~1991)

第42回ぴあフィルムフェスティバル 公式サイト

https://pff.jp/42nd/