新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、全国公開を延期しておりましたジム・ジャームッシュ監督最新作『デッド・ドント・ダイ』ですが、6月5日(金)より劇場公開することが決定いたしました。
本作は、2016年、バス運転手の何気ない日常を切り取って日本でも大ヒットした『パターソン』より前から監督が構想を温めていたという、3年ぶりの最新作。世界中の映画ファンからリスペクトを受ける鬼才ジム・ジャームッシュがついにソンビ映画を手掛けたことで話題沸騰!昨年の第72回カンヌ国際映画祭のオープニング作品として初披露され、世界中を興奮に包んだ、最高に愛すべきゾンビ・コメディーです。

この度、ジャームッシュ・ファミリーである永瀬正敏から本作の公開を祝し、本作への熱い感想&応援コメントが到着しました!

83年の相米慎二監督『ションベン・ライダー』で俳優デビュー。89年のジャームッシュ監督作『ミステリー・トレイン』でメンフィスを訪れる日本人カップルに扮して一躍世界から注目を浴び、その後、海外作品にも数多く出演して日本を代表する俳優となった永瀬正敏。前作『パターソン』で27年ぶりにジャームッシュ作品に出演、監督の当て書きによる重要な役柄で再び映画ファンの心を震わせたのも記憶に新しい。

そんな「ジャームッシュ・ファミリー」の一員である永瀬は、ジャームッシュ作品史上最強ともいえるファミリーが集結した『デッド・ドント・ダイ』をいち早く鑑賞し大興奮!『パターソン』で共演したアダム・ドライバーのみならず、監督を通じて交流があるというイギー・ポップや、『ミステリー・トレイン』で共演したスティーヴ・ブシェミなど、面識のあるキャストも多い。また、本作にはジャームッシュの過去作のパロディとして懐かしのキャストたちがカメオ出演もしており、久々に彼らに会えたという同窓会的な嬉しさも。本作に出演していてもおかしくないほどジャームッシュ監督やファミリーとの親交が深い永瀬から、公開を祝し、感想と応援コメントが到着した。

まず、ジャームッシュ監督がゾンビコメディを撮ったことについて、「ジムに話を聞いたのは「パターソン」の撮影前だったか?撮影後だったか?…忘れちゃいましたけど、予想外で驚いたのは確かです。でも同時に期待感を抑えられない自分がいました。とても興奮しましたね。ただのゾンビ映画、ゾンビ・コメディ映画で終わるわけがないので。」と、ゾンビ映画というジャンルを選択したことに驚きつつも、映画を観るのをとても楽しみにしていたことを明かした。

また、『パターソン』で共演したアダム・ドライバーについて、「アダムさんは普段もとてもいい方です。彼はシリアスからコメディまで役の振り幅がとても広い役者さん。それでいて彼のオリジナリティが毎回感じられる。今回も本当に素晴らしかったです。」とエピソードを交えて絶賛。また、イギー・ポップ、スティーヴ・ブシェミ、トム・ウェイツ、サラ・ドライバー、ビル・マーレイ、ティルダ・スウィントンなどジャームッシュ監督作の常連俳優が多数集結したことに、「主要キャストを聞いた時は大興奮でした!知り合いも多数出演されますし、大好きな方ばかりなので。その興奮は作品を拝見した後にさらに大きくなりました。皆さん、ジムとの信頼関係はバッチリですし、何より役を楽しんで演じていたのがこちらに伝わってきました。ジムさんの現場はいつもそういう雰囲気をキチンと作ってもらえます。今回もキャストの皆さんから『ジャームッシュ愛』をジムさんからは『キャストandスタッフ皆さんへの愛』を感じました。」と語り、前作で自身が「現場から帰りたくなかった」と吐露するほど居心地の良いジャームッシュ組の雰囲気を讃えながら、懐かしのファミリーとのスクリーンでの再会を喜んだ。

永瀬正敏

永瀬からは本作の公開を記念して下記の応援コメントも到着している。

●永瀬正敏(俳優)
深い!恐ろしい!楽しい!
全てにおいて、最高過ぎる!!

また何とも形容出来ない
新しいジャンルの作品を
ジム・ジャームッシュ監督は
創り上げてしまった!

そして、本作で再び出会える、ジャームッシュ監督の過去作にも出演したファミリーたちは以下の通り!

●エスター・バリント
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(84)で我が道を行くヒロインのエヴァを演じた。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●ロージー・ペレス
『ナイト・オン・ザ・プラネット』(91)で、夜遊びを兄に見つかりタクシーで連れ帰られるアンジェラを演じた。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●RZA
『ゴースト・ドッグ』(99)で初めて映画音楽を手がけ、俳優デビューも果たす。『コーヒー&シガレッツ』(03)にも出演。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●サラ・ドライバー
『パーマネント・バケーション』(80)、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(84)では製作と出演を務めた。『ミステリー・トレイン』(89)にも、空港のクローク係として出演している。ジャームッシュ監督とは公私ともに長年のパートナー。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●スティーヴ・ブシェミ
1970年代から監督とは親交が深く、『ミステリー・トレイン』(89)、『デッドマン』(95)、『コーヒー&シガレッツ』(03)に出演。ジャームッシュが俳優として出演した『イン・ザ・スープ』(92)では共演も果たしている。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●トム・ウェイツ
『ダウン・バイ・ロー』(86)では同じくジャームッシュ映画常連俳優であるジョン・ルーリー、ロベルト・ベニーニと共に主演し、オフビートな脱獄劇を繰り広げた。『ミステリー・トレイン』(89)、『コーヒー&シガレッツ』(03)にも出演。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●イギー・ポップ
開拓時代のアメリカを舞台にした『デッドマン』(95)ではなんと女性役で登場。『コーヒー&シガレッツ』(03)ではトム・ウェイツとペアだった。イギーがボーカルを務めていた伝説のバンド、ストゥージズの歴史を追ったドキュメンタリー『ギミー・デンジャー』(16)も記憶に新しい。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●ビル・マーレイ
『ブロークン・フラワーズ』(05)で、ドン・ファンのように女性にモテる主人公を演じた。『コーヒー&シガレッツ』(03)、『リミッツ・オブ・コントロール』(09)にも出演。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●クロエ・セヴィニー
『ブロークン・フラワーズ』(05)では、ミニスカートから伸びた美脚が印象的なクリニックの受付担当を演じた。短編『女優のブレイクタイム』(02/ 『10ミニッツ・オールダー 人生のメビウス』に収録)にも出演。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

●ティルダ・スウィントン
『ブロークン・フラワーズ』(05)ではビル・マーレイの元彼女を、『リミッツ・オブ・コントロール』(09)ではブロンドヘアの使徒のひとりを、『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』(13)では高尚な吸血鬼を演じた。全ての役柄が別人に見えるのが凄い。

©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved.

ジム・ジャームッシュ監督最新作
愛すべきゾンビ・コメディ『デッド・ドント・ダイ』

日本版予告!ジム・ジャームッシュ監督最新作-愛すべきゾンビ・コメディ『デッド・ドント・ダイ』

youtu.be

<STORY>
アメリカの田舎町センターヴィルに、何やら恐ろしくゾッとする影が・・・。3人だけの警察署で働くロバートソン署長(ビル・マーレイ)とピーターソン巡査(アダム・ドライバー)は、ダイナーでの変死事件を皮切りに、思わぬ事態に巻き込まれていく。次々と墓場から蘇えり、町に溢れる死者たち。どうやら生前の活動に引き寄せられているようだ。日本刀を携えて救世主のごとく現れた葬儀屋のゼルダ(ティルダ・スウィントン)も加わり、時間を追うごとに増殖していくゾンビたちに立ち向かう。彼らを待ち受けるのは、希望か、それとも絶望か・・・!?

監督・脚本:ジム・ジャームッシュ (『パターソン』 『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』)

出演:ビル・マーレイ、アダム・ドライバー、ティルダ・スウィントン、クロエ・セヴィニー、スティーヴ・ブシェミ、ダニー・グローヴァー、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、イギー・ポップ、セレーナ・ゴメス、 トム・ウェイツ

2019年/スウェーデン、アメリカ/英語/104分/アメリカンビスタ/カラー/5.1ch/原題:THE DEAD DON’T DIE/日本語字幕:石田泰子 
​提供:バップ、ロングライド 
配給:ロングライド
#デッドドントダイ
 
©️2019 Image Eleven Productions, Inc. All Rights Reserved. %%%%{blue}

6月5日(金)全国公開