天才映画監督グザヴィエ・ドランが、デビューから10年を経てハリウッドの豪華キャストとタッグを組んだ初めての英語作品『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』が3月13日(金)より劇場公開となります
物語の主人公は、人気俳優のジョンと彼に夢中な少年ルパート。一通のファンレターから始まった“秘密の文通”は、孤独を抱えた二人の心の拠り所になっていた。しかし、100通を超える手紙を最後に、ジョンは謎の死を遂げる。手紙に綴られたスターの光と影。少年だけが知る、切なくも衝撃的な真実とはー。監督自身が集大成と語る“人生の真実” を描いた愛の物語が幕を上げる。
2009年の衝撃のデビューから、新作を発表するたびに、権威ある国際映画祭を驚きと陶酔で席巻し、『Mommy/マミー』でカンヌ国際映画祭審査委員賞を受賞、前作『たかが世界の終わり』ではカンヌ国際映画祭グランプリの栄誉に輝いた天才映画監督 グザヴィエ・ドラン。最新作となる本作の着想は19歳の時。監督デビューから10年の時を経て、満を持して挑んだ作品はカナダで子役として活躍していた8歳のドランが、『タイタニック』を観て感動し、レオナルド・ディカプリオに宛てて書いた一枚のファンレターから生まれた物語だ。
ジョンには、大ヒットTVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のキット・ハリントン。ジョンの心の支えとなっていく少年ルパートに、『ルーム』『ワンダー 君は太陽』で絶賛された天才子役ジェイコブ・トレンブレイ。脇を固めるのはナタリー・ポートマン、スーザン・サランドン、キャシー・ベイツら豪華オスカー女優たち。ハリウッドが誇る豪華キャストがドラン監督とタッグを組んだ話題作。
このような贅沢なシーンが実現したのは、なんとアデルがもともとドランの大ファンだったから。
過去にドランはアデルからのラブコールで大ヒット曲「Hello」のPVを監督し、その際ドランはアデルからのオファーに関して「アデルから連絡が来た時にはすごく驚いたけど、アデルは僕のデビュー作『マイ・マザー』にすごくインスパイアされていたみたいなんだ。特に主人公ユベールが自身にカメラを向けて語っているモノクロの独白シーンが好きだと言ってくれた。僕もそのシーンが一番好きだったから嬉しかったよ」と語っている。
そして、アデルは後に「ドランと一緒に仕事をして、いつかドランの映画にも出てみたいと思ったわ!」と本作に強く関心を示していて、出演を熱望していたほど。それを聞いたドランが重要なオープニングシーンにおいて彼女の曲をフルで使用することを決め、ドランの映画に関わりたいというアデルの願いが本作で初めて叶う形となった。
「Hello」から約5年の時を経て、再びタッグを組んだドランとアデル。この2人のコラボレーションが今度はスクリーン上で繰り広げられます!誰もが知るアデルの名曲と、ドランのセンスが光る煌びやかな映像が織りなす3分40秒は、まさに映画史に残る圧巻のオープニングシーン。
2人の天才の出会いによって生まれた奇跡のような映像に是非ご注目ください!
アデルの名曲「Rolling in the Deep」が使われた圧巻のグザヴィエ・ドラン監督『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』オープニング映像!
<ストーリー>
スターが死んだ。孤独を抱えた俳優と彼に憧れる少年の”秘密の文通”によって明かされる死の真相。舞台はNY。人気俳優のジョン(キット・ハリントン)と、彼に夢中な少年ルパート(ジェイコブ・トレンブレイ)。一通のファンレターから始まった“秘密の文通”は、いつしか孤独を抱えた二人の心の拠り所になっていた。しかし手紙が100通を超えた頃、ジョンが謎の死を遂げる。自殺か事故か、あるいは事件か。謎の真相の鍵を握るのは、文通相手の少年ルパートだけだった。それから10年後、ルパートはかつてジョンと交わした “秘密の文通”を一冊の本として出版。さらに、著名なジャーナリストの取材を受け、すべてを明かすと宣言するのだが──。
監督:グザヴィエ・ドラン
脚本:グザヴィエ・ドラン、ジェイコブ・ティアニー
出演:キット・ハリントン ナタリー・ポートマン スーザン・サランドン ジェイコブ・トレンブレイ キャシー・ベイツ
提供・配給:ファントム・フィルム、松竹
PG12
カナダ・イギリス映画/スコープサイズ/上映時間:123分
原題:The Death and Life of John F. Donovan
©2018THE DEATH AND LIFE OF JOHN F. DONOVAN INC., UK DONOVAN LTD.