太宰治の未完の遺作が、喜劇として生まれ変わった、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』が全国公開中となっております。

原作は、鬼才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」。観客を笑いと多幸感で包み、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた。
なぜか周囲の女たちが好きになってしまう<ダメ男・田島周二>を大泉洋、ガサツで小汚いけれど実は美人な<パワフル女・永井キヌ子>を小池栄子が演じ、劇中では嘘(にせ)夫婦に。そんな嘘夫婦が別れを告げに行く愛人役は、クールな女医・大櫛加代を水川あさみ、挿絵画家の水原ケイ子を橋本愛、儚げな花屋の青木保子を緒川たまきが、それぞれ生き生きと演じる。更に、離れて暮らす妻・田島静江を木村多江、田島を尊敬する編集部員・清川伸彦を濱田岳が演じ、“嘘(にせ)夫婦”の計画を提案する作家・漆山連行役として松重豊が出演する。
監督は、『八日目の蟬』で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた成島出。日本映画界・演劇界を担う実力派俳優・監督によって、昭和の文豪の未完の遺作が、新たな魅力に満ちた人生喜劇映画として生まれ変わった。

©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ

このたび、丸の内ピカデリーにて感謝御礼舞台挨拶を執り行い、大泉洋、小池栄子、成島出監督
が登壇。本作で“バラエティ荒らし”と評された最強コンビが登壇したイベントレポートとなります。

◆日時:2月23日(日) 17:00より舞台挨拶 ※上映後 舞台挨拶
◆場所:丸の内ピカデリー1 (東京都千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン9F)
●登壇者(敬称略):大泉洋、小池栄子、成島出(監督)

まずはじめに、今日来てくれた満員の観客に対して大泉は「映画の余韻に浸りたい人は、この段階で帰った方がいいですよ」と喋る気満々。続いて、小池は「今日が本当に最後という事で、入ってきた瞬間感動した。満員の観客を見て、ちょっとうるうるしています」と感慨深げな様子。成島監督も「ちょっと僕もジーンとしちゃった。撮影準備からプロモーションまで長かったこの映画も、今日で本当に最後。皆さんとご一緒できることが嬉しい」と心境を語った。それを聞き、自分の挨拶に後悔した大泉は声につまるフリをすると、すぐさま小池から「(笑いを)ほしがるよねー!全然涙流れてないし!」とツッコまれさっそく仲睦まじい?様子を見せ、嘘からはじまる一言挨拶で開幕。

成島監督の無茶ぶりエピソードについて小池は、田島がキヌ子を口説こうとし二人で格闘するシーンで「この場面で徐々に恋心が芽生えるから、キヌ子のカラス声を白鳥(の声)にして」と演出されたが、正直困惑したと語った。そんなカラス声について聞かれた成島監督は「太宰治の原作にカラス声と書いてあるから色々試行錯誤して作り上げたこのカラス声は一生の思い出」と回顧。

続けて大泉も「僕もこのシーンで犬のように腰を振ってくれと言われたり、水川あさみさんとのシーンでお腹を触られた時にハッと(恍惚の表情を)してって言われたり、変態めいた演出があった」と想像していたモテ男役とは違う演出にボヤいてみせた。

本作のプロモーションで印象に残っていることの一つに、名古屋でのキャンペーンをあげた大泉は「夕方の舞台挨拶を終えて、車で1時間半かけて岐阜にジビエを食べにいった」と驚愕のエピソードを語り、「それに付き合ってくれる女優さんは、小池さんぐらいじゃないかと思った」と感謝の気持ちを垣間見せた。名古屋キャンペーンに参加できなかった監督は「僕もジビエ食べたかった。でも北海道キャンペーンですごく大きなカニとプリプリのホタテを食べて、本当に幸せだった」と満足げに語った。

最後だから言える、互いに“グッドバイ”してもらいたいことについて小池は「様々な番組で大泉さんに数々の暴言を吐きました。でもあれは、女優・小池栄子ではなく、バラエティタレント・小池栄子として場を盛り上げるために言ったことでもあるので、記憶からグッドバイしてほしい」という回答に大泉は大爆笑。続けて小池は「わたし、大泉さんのこと大好きですから。本当にあなたと番組したい。朝の10分でもいいから」と猛アピール。

それに対し大泉は「あなたと朝の10分はめんどくさいね」と照れ気味に答え、プロモーションで一緒に出た朝番組のことを思い出し、「あなたの無茶ブリのせいで、僕のMCの評判は下がったんですよ」と抗議。すかさず小池は「じゃあ私がMCで、毎回ゲストにくるっていうのは?<今月の洋ちゃん>みたいな」と仲睦まじく、夢を語った。

一方、大泉は小池にグッドバイしてもらいたいことについて、「僕はないですね。今のままで素晴らしいと思うから」と100点満点の回答。しかしMCから「それを小池さんの目を見て言ってあげてください」と促されると、「マダムタッソーの蝋人形みたいに睨んでくるんですけど・・・」と戸惑い、「小池さんと写真を撮ることがいっぱいあったんですけど、すぐ僕のことを睨むんですよ。これ、グッドバイしてほしい」と語ったが、その回答にイマイチ場内が盛り上がらなかった様子を見た小池に「あまり跳ねなかったですね」とツッコまれていた。

最後に、小池は「舞台でやった同じ役を、映画で演じ切るのは本当にチャレンジだと思っていたし、どのように受け入れられたかまだ不安はありますが、この座組みに入れたことが嬉しい」と感慨深げに語った。

大泉は「実は、映画ではコメディをあまりやってこなかったので、本当に楽しかった」と意外な事実を語り、「数年後に、監督にまたコメディを撮っていただいて、期間限定の小池さんとの夫婦漫才のような掛け合いをまたやりたい」と互いに再共演を願いながら、仲睦まじい“嘘夫婦”の、最後の舞台挨拶は幕を閉じた。

左より成島出監督、大泉洋、小池栄子

『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』予告

太宰治の未完の遺作が、大泉洋×小池栄子W主演で喜劇として生まれ変わる『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』予告

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【STORY】
戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。文芸雑誌の編集長の田島周二は、気がつけば何人もの愛人を抱える始末。このままではいけないと愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断な田島は、彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困り果てた田島は、金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に、女房を演じてくれと頼み込む。そう、キヌ子は泥だらけの顔を洗うと誰もが振り返る女だったのだ。男は、女と別れるため、女は、金のためー。こうして、二人の“嘘(にせ)夫婦”の企みが始まった。

【出演】
大泉洋 小池栄子/水川あさみ 橋本愛 緒川たまき 木村多江/皆川猿時 田中要次 池谷のぶえ 犬山イヌコ 水澤紳吾/戸田恵子・濱田岳/松重豊

【監督】成島出(『八日目の蟬』『ソロモンの偽証』) 
【原作】ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より) 
【音楽】安川午朗   
【脚本】奥寺佐渡子

【製作】木下グループ 
【配給】キノフィルムズ 
【制作プロダクション】キノフィルムズ 松竹撮影所   
【2019年/日本/日本語/カラー・モノクロ/シネマスコープ/5.1ch/106分/映倫区分:一般】

©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ

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