横浜長者町で40年続く伝説のライブハウス『FRIDAY』のドキュメンタリー映画が横浜シネマ・ジャック&ベティで絶賛上映中です。

わずか50席ほどのライブハウス『FRIDAY』は、柳ジョージが最も愛した店として語られ、一流ミューシャンがこぞって出演、横浜を代表するクレイジーケンバンドが下積み時代を送り現在でも月1回出演する聖地としてファンに知られています。

御年80歳のマスターとミュージシャンとお客さんを描いた本作は、FRIDAYファンや地元横浜の方々のみならず、多くのミュージシャンたちが劇場に足を運び、連日大盛況となっています。
連日の盛況により上映延長が決定し、その評判を聞きつけた横浜以外の地方館からの上映の問合せも相次いでいます。

2/15(土)からはFRIDAYのライブ音源をよりお届けできるよう再度サウンドリミックスを施したライブハウスバージョンにて上映を予定しています。

出演ミュージシャンたちからのメッセージが到着!

宇崎竜童
僕は主にホールでライブステージをやっているので、このような店でお客さんと近い環境で、またお酒を楽しみながら、時には酔っぱらったお客さんを相手にライブをするというのは、あまり経験がないから貴重なライブハウスですね。

マスターは全部自分で仕切っているでしょ。スケジュールからPAから、こういうアーティストのポスターも手書きで、すごくアナログなわけですよ。すべてが。
それが嫌じゃない、昭和の人、ハマの心意気っていうのかな、スタッフもパワフルだけど、左脇差し残った残った、土俵際ねばり腰ウッチャリかました!!そんなマスターやお店ダヨね。

クリスタルキング ムッシュ吉﨑
マスターは音楽・・・ミュージシャン、人が好きなんでしょうね、先見の明がある。
FRIDAYに出たてのミュージシャンを紹介されて、まだ僕なんかもわかんないときに「このミュージシャンいいんだよ」って言ってその後ブレイクするなんてことがありますよね。

お店もね、スタッフもお客さんもミュージシャンも新陳代謝はしているんですけど・・あったかいんですよ。マスターの心意気っていうか、僕はお店に育てられたようなところもありますよね。

Bro.KORN
FRIDAYは音もいいし、やりやすいし、ハウス的に言えばすごく落ち着くって言うかね。そこが僕は好きなんですけどね。

マスターは、音楽をどういう気持ちでやっているのか見抜いちゃうんだろうな。
若手に注意するのは当たり前だけど、古いミュージシャンにもよくないところがあれば注意するしね。
俺なんかでもステージの後にちょっと引っかかることがあって、そんなときにマスターに注意されると「ああ、そこを言われた」と突き刺さるしね。
マスターは一流アーティストのステージを聴き続けているから耳が違うよね。

山崎廣明
付き合いは長いですよね、CKBの横山剣ちゃんと昔組んでいたダックテイルズからはじまって大所帯のスイングバンドでお世話になって、今はDoo-Wopヴォーカル・ユニット「Oh!Sharels」とムード歌謡コーラスの「浅草ロマンス」で出演させていただいています。
マスターとの付き合いは、もう35年以上ですかね。
マスターは知り合ったときから本当に変わらないですね。不思議なくらいバイタリティを感じますよね。マスターが大好きでFRIDAYに来るお客さんも多くて。

横山剣
出会ったのは・・・最初はFRIDAYのお客さんだったんですよ、そこからいろいろあってお店に出演するようになって。

マスターは笑顔ですごく優しいんですが、ふっとした表情で眼光が鋭くなるので、闇を知っているんじゃないかな、天国と地獄じゃないけど、そういったものを見てきた人なんじゃないかな、と思います。

マスターは直感型、動物的な勘で進んでいく人だと思います。どんなにメジャーで活躍している人でもマスターが気に入らなければアウトだし。マスターの価値観はしっかりしていて、ハードルの高い店だと思います。

なかの綾
マスターは本当に少年のような方だなって思います。
何か新しいものを探していて、今、これだって思ったらとことんこだわったり、人にどんどん紹介したり。
例えば気に入ったミュージシャンをブッキングするときには、マスターが一人一人のお客さまにお電話をかけて紹介したりして。

Suga-Pimps
お店の雰囲気はさることながら、ミュージシャンにお客さんがついている以上にFRIDAYのお店自体にお客さんがついていますよね。
マスターの人徳でしょうね。
普通のライブハウスでは「もっと音楽やれよ」ってお店の人に我々言われることが多いんですけど、FRIDAYのマスターからは「もっともっとしゃべれ」と言われますね。
ステージもミュージシャンの個性を出させていただけるので、楽しいですね。

映画『FRIDAY』

日本|2020年|88分|
製作総指揮:飯塚冬酒
監督:四海兄弟

横浜シネマ・ジャック&ベティにて絶賛上映中