1977年から続く自主映画の祭典「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、「新しい映画の才能の発見と育成」をテーマに去る9月に41回の開催を数えました。2017年に「一般社団法人PFF」を設立し、あらたな歩みを始めたPFFは、4日東京・丸の内の日本外国特派員協会で記者会見を開催し、新しい映画賞として、「大島渚賞」を新設することが発表されました。

かつて大島監督がそうであったように、自ら世界に挑戦し、新しい道を切り拓こうとしている若い映画監督を顕彰するこの賞は、既に商業デビューを果たした若手監督を対象とする、全く新しい賞となります。
審査員長としては、世界的アーティストで大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』で、俳優として出演、音楽も担当した坂本龍一氏が務めることも合わせて発表されました。