今年で生誕110年を迎え空前の盛り上がりを見せる昭和の文豪・太宰治。彼の未完の遺作「グッド・バイ」が、喜劇として生まれ変わり、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』のタイトルで2020年2月14日(金)より新宿ピカデリーほかにて公開されます。

原作は、昭和の文豪・太宰治の未完の遺作を、鬼才・ケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の視点で完成させた戯曲「グッドバイ」。
観客を笑いと多幸感で包み込み、第23回読売演劇大賞最優秀作品賞に輝いた。

©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ

なぜか周囲の女たちが好きになってしまう<ダメ男・田島周二>を大泉洋、ガサツで小汚いけれど実は美人な<パワフル女・永井キヌ子>を小池栄子が演じ、劇中では嘘夫婦に。そんな嘘夫婦が別れを告げに行く愛人役は、クールな女医・大櫛加代を水川あさみ、挿絵画家の水原ケイ子を橋本愛、儚げな花屋の青木保子を緒川たまきが、それぞれ生き生きと演じる。更に、離れて暮らす妻・田島静江を木村多江、田島を尊敬する編集部員・清川伸彦を濱田岳が演じ、“嘘夫婦”の計画を提案する作家・漆山連行役として松重豊が出演する。
監督は、『八日目の蟬』で日本アカデミー賞最優秀監督賞に輝いた成島出

その他、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子が顔を並べ、日本映画界・演劇界を担う実力派俳優・監督が、昭和の文豪の未完の遺作を、70年以上の時を経て新たな魅力に満ちた人生喜劇映画として昇華させた。

第二弾ポスタービジュアルと予告が解禁

「別れの言葉が教えてくれる、ホントの気持ち」というコピーに、太宰を彷彿とさせるポーズをとった困り顔の田島、そんな田島を笑みの溢れる柔らかい眼差しで見つめるキヌ子、引き止めるように手を差し出す愛人たちに加えて、オールバックに全身白スーツの清川、企み顔の連行、怒りに満ちあふれた水原<皆川猿時>と個性豊かなキャラクターたちが切り取られている。

©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ

このたび、本作の予告篇が解禁。解禁となる予告篇には、田島<大泉洋>は愛人たちと別れるために、キヌ子<小池栄子>は金のために嘘夫婦を演じる計画を企み、数多の愛人とグッドバイ(お別れ)していく様子が映し出されている。想いを花言葉にのせて語る儚げな花屋<緒川たまき>、奥様に会えて嬉しいと言ってのける挿絵画家<橋本愛>、優しい口調できつめの診察をするクールな女医<水川あさみ>と、一癖も二癖もありそうな愛人たちとのやり取りも垣間見える。順調に思えた計画は疎開中の正妻<木村多江>が現れたことで一変!嘘夫婦を演じていた二人の関係にも変化が生じ、田島が「好きだー!」とキヌ子を押し倒すも、逆にキヌコの怪力によって二階から突き落とされてしまう場面も!さらに、総金歯で絵に描いたような成金になった清川<濱田岳>、なぜか喪服を着て楽しげに舞い踊る愛人たち、豪快に笑う連行<松重豊>、そして窓越しでキヌ子に「グッドバイ」とささやく田島・・・。うまくいくと思っていた計画に田島もキヌ子も振り回され、しまいにはやらなきゃよかったと後悔!?個性爆発のキャラクターたちが織り成す、ドタバタ人生喜劇に期待が高まる映像となっている。

大泉洋×小池栄子W主演
『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』予告

太宰治の未完の遺作が、大泉洋×小池栄子W主演で喜劇として生まれ変わる『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』予告

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【STORY】
戦後の混乱から復興へ向かう昭和のニッポン。文芸雑誌の編集長の田島周二は、気がつけば何人もの愛人を抱える始末。このままではいけないと愛人たちと別れる決心をしたものの、優柔不断な田島は、彼女たちを前にすると別れを切り出すことができない。困り果てた田島は、金にがめつい担ぎ屋・キヌ子に、女房を演じてくれと頼み込む。そう、キヌ子は泥だらけの顔を洗うと誰もが振り返る女だったのだ。男は、女と別れるため、女は、金のためー。こうして、二人の“嘘(にせ)夫婦”の企みが始まった。

『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』

【出演】大泉洋 小池栄子/水川あさみ 橋本愛 緒川たまき 木村多江/皆川猿時 田中要次 池谷のぶえ 犬山イヌコ 水澤紳吾/戸田恵子・濱田岳/松重豊

【監督】成島出(『八日目の蟬』『ソロモンの偽証』) 
【原作】ケラリーノ・サンドロヴィッチ(太宰治「グッド・バイ」より)

【音楽】安川午朗【脚本】奥寺佐渡子     
【製作】木下グループ
【配給】キノフィルムズ

【制作プロダクション】キノフィルムズ 松竹撮影所
【2019年/日本/日本語/カラー・モノクロ/シネマスコープ/5.1ch/106分/映倫区分:一般】
©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ

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2020年2月14日(金)、新宿ピカデリーほか全国ロードショー