11月9日(土)から池袋シネマ・ロサで劇場公開される「ヌンチャクソウル」のご出演の高橋篤さん、Jun-Bayさんにお話しをうかがいました。
ソウルデュオとして活動しているお二人の抱腹絶倒のインタビュー、はりきってどうぞ~
ソウルデュオ「Suga-Pimps」
(高橋)我々、ソウルデュオ Suga-Pimpsとして活動している二人組です。結成して、おそらく20年です。
(Jun)おそらくって(笑)
(高橋)ソウル界の重鎮、ドン勝本さんの事務所のオーデションで知り合い、当時、結成してた、4人組のコーラスグループのデビュー予定が、1999年で、その後、解散して、まあ、二人でやろうかと結成したので(笑)
(Jun)ということは・・・多分結成20年だね。
(高橋)各地のイベントやソウルバーでライブ活動したりしています。
(Jun)そのころの相方、Funky-T(※高橋篤さん)は体育の先生で・・・。印象は悪かったですね。まっ、実際に悪かった、ここでは言えないけど(笑)
(高橋)Jun-Bayまじめだったよね。事務所の社長が「お前らコンビ、髪形で特徴だせないかな、Jun-Bay短くしろよ」って言ったら、次の日スキンヘッドでやってきたり(笑)真面目でしょ(笑)
(高橋)20年間、解散の危機はなかったよね。ていうか、毎年、危機?(笑)
映画出演のきっかけ
(高橋)監督が、ソウルとヌンチャクをテーマにした映画を考えているっていうので、我々のライブに来ていただいて。
(Jun)そうそう。
(高橋)それで、その後なぜか出演のオファーが来て。結構、俺たちのステージにインスパイアされたのかなあ(笑)
(Jun)Funky-T
なんか主役だものね。
(Jun)演技は難しかったですよね。ステージでも歌で表現をしているんですけど、演技は全く別ものだなあ、と。俺って普段、どんな風にしゃべっているんだろうって思うと、わかんなくなっちゃって。
(高橋)普段、ステージでもしゃべってないもんね(笑)ライブだと自分の表現をすればいいけど、役者だと作品に生きる登場人物の背景がはいったり人生が入ったりするので、それを演じるというのは難しかったですね。
(Jun)役者さんはすごいよね。
(高橋)そうそう。今回、俺たち以外、ロープー(※プロ)の役者さんでしょ。本当に現場や演技で助けられましたよね。
(Jun)ああいう人たちがいるから、作品ってできるんだろうな。
(Jun)でもね、俺、撮影中は演技では、勝った、と思ったのよ。
(高橋)誰に?
(Jun)いや、Funky-Tに・・・俺のほうがうまいだろうなって。でも出来上がった作品を観たら、互角だった(笑)
(高橋)いやいや(笑)Jun-Bayも・・・コック帽、似合ってたよ。
ソウルミュージック
(高橋)まあ、ソウル音楽って言ってもジャンルがいっぱいあって、また時代によって呼び方が多少変わったりするんですよ。
(Jun)そうですよね。
(高橋)自分なんかは、クラシックソウルって、ちょっと古い感じのところが好きで、Jun-Bayはもう少し広く最近のところまで。
(Jun)ソウルはコード進行とか独特のものはあまりなくて、どちらかというと踊る為のグルーヴ感に特化してるというところが特徴ですかね。
(高橋)今回、我々、歌も披露させていただいているんですけど、そういった意味では今回、映画のために制作していただいた音楽は、監督が「ブルース・ブラザース」を意識して作ったっていうところもあって、とってもいいソウルテイストのダンスミュージックですよね。
(Jun)うん、のりもいいし。
見どころ
(高橋)う~ん。我々の本領発揮の部分は、ライブシーンかなあ。ダンスして歌って、あそこは素のままの自分たちだと思います。ここはぜひ見ていただきたいですね。
(Jun)相方、Funky-Tの演技、ですかね。
(高橋)自分の役どころは、いつも不機嫌な男、みたいなとこだったんですけど、一人で役作りしているとこ見られて「全部、矢沢永吉じゃん」て言われて。
(Jun)全部、永ちゃん(笑)に見えちゃう。ぜひ、そこを観てください(笑)
(高橋)演技はともかく、コメディタッチのハートフルな映画ですので、ぜひご覧になってください。
Suga-Pimps ライブ
映画『ヌンチャクソウル』特報
出演:黒木正浩、高橋篤、黒須杏樹、大沢真一郎、吐山ゆん、中山雄介、及川莉乃、小宮凜子、Jun-Bay、鯨井未呼斗、藤井太一、柴田明良
監督:木場明義
日本|2019年|76分|
製作・配給:ガチンコ・フィルム