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11月23日(土)より開催する第20回 東京フィルメックスにて、ロウ・イエ監督『シャドウプレイ』がオープニング作品として上映されることが決定、それに併せてロウ・イエ監督の来日も決定致しました。

今回ジャパンプレミアとなる本作は、中国と香港、台湾を舞台に、中華圏の若手スター、ジン・ボーランを主演に迎えたサスペンス映画。
2018年の台湾・金馬奨、2019年のベルリン国際映画祭に出品され話題を呼びました。2020年2月にアップリンク配給で劇場公開の予定です。

また、『シャドウプレイ』の上映に併せて、 過酷な製作現場、そして表現の自由をかけて検閲と闘い続ける監督の姿を、同作や、最新作『サタデー・フィクション』の脚本家であり監督の妻であるマー・インリーが記録したドキュメンタリー 『夢の裏側~ドキュメンタリー・オン・シャドウプレイ』も上映決定。

さらに、歴代のコンペティション部門受賞作品を対象に行われた人気投票で上位となった、ロウ・イエ監督の『ふたりの人魚』も上映。

合計3本のロウ・イエ関連作品が上映される第20回東京フィルメックスのメインビジュアルは 『シャドウプレイ』 の印象的な場面を使用したもの。
変わりゆく中国の現代を20年に渡って描き続けてきたロウ・イエ監督の作品を、一挙にご覧いただける貴重な機会となります。

【作品情報】

『シャドウプレイ』

(2018/中国/125分/北京語・広東語・台湾語/DCP/ 1.85 : 1/原題: 风中有朵雨做的云)

建設業界の大物の死の謎を追う刑事が何者かの圧力でその任を解かれる。香港に逃れた刑事は、その謎の鍵を握る若い女性に出会う……。
2013年に実際に広州市で起きた汚職事件を巡る騒乱をベースに、中華圏の若手スター、ジン・ボーランを主演に迎え、中国、香港、台湾を舞台に、改革開放が本格化した80年代末からの30年間を、
時代に翻弄された複雑な人間関係とともに描いたサスペンス映画。
第69回ベルリン国際映画祭、第55回台湾・金馬奨正式出品作品。

監督:ロウ・イエ
脚本:メイ・フォン、チウ・ユージエ、マー・インリ―
撮影:ジェイク・ポロック/音楽:ヨハン・ヨハンソン
出演:ジン・ボーラン、 ソン・ジア 、チン・ハオ 、マー・スーチュン、チャン・ソンウェン、ミシェル・チェン 、ほか

2020年2月劇場公開

『夢の裏側~ドキュメンタリー・オン・シャドウプレイ』

(2019/中国/94分)

変わりゆく中国の現代を20年に渡って描き続けてきたロウ・イエ監督は、かつて『天安門、恋人たち』で天安門事件を扱ったため中国電影局より5年の映画製作・上映禁止処分を受けた。そのため中国第6世代を代表する作家として世界で称賛を受ける一方、中国国内での知名度は低かった。
本作は『シャドウプレイ』の過酷な製作現場、そして表現の自由をかけて検閲と闘い続ける監督の姿を、同作の脚本家で監督の妻であるマー・インリーが記録したドキュメンタリーである。
18ヵ月に渡る検閲を経て、中国で4月に公開された『シャドウプレイ』は大ヒットを記録し、国民に広く受け入れられている。

監督:マー・インリ―
出演:ロウ・イエ、 ジン・ボーラン、 ソン・ジア 、チン・ハオ 、マー・スーチュン、チャン・ソンウェン、ミシェル・チェン 、ほか

『ふたりの人魚』

(2001年 / 中国・ドイツ・日本 / 83分)

上海でビデオの出張撮影の仕事をしている男。
仕事は順調とはいえず暇をもてあまし気味。ある日、撮影先で人魚のように美しい水中ダンサーのメイメイにひと目ぼれする。ふたりはつきあい始めるが、彼女には謎めいた行動が多かった。しかもある日、彼女のことを自分の恋人のムーダンだと言い張る男まで現われて……。
2000年ロッテルダム国際映画祭タイガー・アワード受賞、
TOKYO FILMeX2000最優秀作品賞受賞。
ロウ・イエ監督が上海を舞台に描く、切ない恋の物語。

監督・脚本: ロウ・イエ
製作・出演: ナイ・アン/出演: ジョウ・シュン/ジア・ホンシュン/ ヤオ・アンリェン

【第20回東京フィルメックス 開催概要】
名称 : 第20回 東京フィルメックス / TOKYO FILMeX 2019
期間 : 2019年11月23日(土) ~ 12月1日(日) (全9日間)
会場 :【メイン会場】有楽町朝日ホール(有楽町マリオン)11/
23(土)〜12/1(日)
   【レイトショー会場】TOHOシネマズ 日比谷11/23(土)〜12/1(日)