アレハンドロ・ホドロフスキー監督の最新作『ホドロフスキーのサイコマジック』が、現在開催中の「あいちトリエンナーレ2019」の映像プログラムにて9月16日(月・祝)に日本初上映され、会期中に3回の先行上映が開催されます。
9月16日の上映後には、ホドロフスキーのファンを公言する音楽家・岡村靖幸(敬称略、以下同じ)
と津田大介芸術監督のトークイベントが開催となり、ホドロフスキー監督本人が来日時に対談した岡村靖幸が、本作とホドロフスキー監督について語る大変貴重なトークイベントとなります。
本作『ホドロフスキーのサイコマジック』は、彼自身が考案した心理療法「サイコマジック」の実際の診療の様子を紹介するとともに、これまでのホドロフスキー映画における数々のシーンが、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかを解き明かしていく。
劇場公開はアップリンク配給にて2020年公開の予定。
また、「あいちトリエンナーレ2019」国際現代美術展では、ホドロフスキーと、妻で画家のパスカル・モンタンドン=ホドロフスキーによる共同制作、パスカレハンドロの作品の展示を、会場のひとつ、名古屋市美術館内(名古屋市中区栄2丁目17-25)にて開催中。新作映画と併せてホドロフスキーの「サイコマジック」を深く感じることができる。
【開催概要】
あいちトリエンナーレ 映像プログラム
『ホドロフスキーのサイコマジック』サプライズ・トークイベント
岡村靖幸(音楽家)× 津田大介(あいちトリエンナーレ2019芸術監督)
■開催日時
9月16日(月・祝)17:30~ 『ホドロフスキーのサイコマジック』上映/上映終了後(19:15頃より)トークイベント開催
■登壇者
岡村靖幸(音楽家)、津田大介(あいちトリエンナーレ2019芸術監督)
岡村靖幸プロフィール:
1965年生まれ、音楽家。コンサートツアー「やばいよ!
この気持ち。」(2019年10月7日、Zepp名古屋)
公式サイト:http://okamurayasuyuki.info
■上映会場
愛知芸術文化センター アートスペースA
(名古屋市東区東桜一丁目13-2 12階)
■チケット
あいちトリエンナーレ2019国際現代美術展のチケットで入場いただけます。
(1)9月16日(月・祝)10:30から愛知芸術文化センター12階 アートスペースA受付にて入場整理券の配布を開始予定です。
(2)本イベントを含む映像プログラムは、国際現代美術展「1DAYパス(当日のスタンプが押された日のみ有効)」「フリーパス」にてご入場いただけます。「1DAYパス」「フリーパス」は、入場整理券配布の際、アートスペースA受付にてご提示ください。
チケット情報 https://aichitriennale.jp/ticket/
※180席(自由席)/入場整理券が所定枚数に達し次第配布終了/満席の際はご入場いただけない場合がございます。
※ 開場は17:15予定/
開場時刻になりましたら整理番号順入場となります。
開場時刻に遅れた場合、入場整理番号は無効となります。
※ トークイベントは、上映終了後(19:15頃より) 約45分間を予定。
※ トークイベントの写真・動画の撮影、録音は固くお断りいたします。
■『ホドロフスキーのサイコマジック』上映のみのスケジュール
9月20日(金)17:00~
9月23日(月・祝)17:00~
※会場はイベントと同じ
『ホドロフスキーのサイコマジック』(2019/フランス/100分/5.1ch)
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
©SATORI FILMS FRANCE 2019 ©Pascal Montandon-Jodorowsky
アレハンドロ・ホドロフスキー監督最新作として完成した『ホドロフスキーのサイコマジック』は、彼自身が考案した心理療法「サイコマジック」の、実際の診療の様子を紹介する映画体験。
過去の監督作品の映像素材も加え、ホドロフスキー映画における数々のシーンが、いかに「サイコマジック」という技法によって貫かれているかが解き明かされてゆく。彼は、自身をフロイトと対置した上で、「サイコマジック」は科学が基礎とされる精神分析的なセラピーではなく、アートとしてのアプローチから生まれたセラピーであると語る。
長年にわたり個人のトラウマに応答する一方、社会的な実践「ソーシャルサイコマジック」を展開する様子を提示する。