ジャンルを問わないコンペティションをメインプログラムに、音楽や演劇、ファッション、グルメなど下北沢を彩るさまざまなカルチャーを切り口にしたプログラムを行う下北沢映画祭。
本年度も10月12日(土)〜14日(月・祝)3日間、北沢タウンホールほか全3会場で開催されます。

第11回のテーマは「SPARK FILMーきっとハジケル3日間ー」
新しい元号「令和」がスタートし、日本中が新しい風に吹かれています。下北沢映画祭、この新しい時代へ踏み出す瞬間を「SPARK FILM」と呼ぶことにしました。
多様な企画と映画から溢れるパワーをイメージしたこの言葉をテーマにすることで、下北沢映画祭を通じてあなただけ “SPARK”を見つけて欲しい、という思いを込めています。
フライヤーイラストは、人気漫画家大橋裕之さん。
昨年に続いて、下北沢トリウッドで開催もちろんのことライブハウス近松、北沢タウンホール全3会場にて、7つのプログラムを開催します。

A Program

アニメーション映画『音楽』“ロックバージョン”超最速上映

2020年1月より新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる、岩井澤健治監督☓大橋裕之さんの原作『音楽』。公開までの期待が高まる中、岩井澤監督自ら編集したライブハウス上映限定 “ロックバージョン”を上映! 監督ほかゲストトークに加えて、映画へ楽曲提供しているGALAXIEDEADと“古美術”ボーカル黒岡まさひろさんによる、劇中曲「ばんからばくち」のスペシャルコラボも。 ライブハウスの音響で全編手描きのスゴ味を体感してください。

©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン

GALAXIEDEAD

黒岡まさひろさん

■日時:10月12日(土)
18:30〜 (18:00開場)
■会場:ライブハウス近松
■上映作品:『音楽』ロックバージョン
※劇場版と異なる内容となります。
■ゲスト:GALAXIEDEAD、黒岡まさひろさん
岩井澤健治監督、大橋裕之さん ほか
■チケット:3,000円+1ドリンク

B Program

五・七・五・七・七から生まれた映画たち

「光」をテーマにした短歌コンテストで1,200首のなかから選出した4首の短歌を原作に制作された杉田協士監督長編映画『ひかりの歌』、その源流となる「光の短歌映画」短編4作品を、下北沢トリウッドにて二日間にわたり上映します。

©光短歌映画プロジェクト

©光短歌映画プロジェクト

■日時:10月12日(土)
19:30開映(19:15開場)10月13日(日)
19:30開映(19:15開場)
■会場:下北沢トリウッド
■上映作品:12日:『反対になった電池が光らない理由だなんて思えなかった』、 『始発待つ光のなかでピーナツは未来の車みたいなかたち』13日:『自販機の光にふらふら歩み寄り ごめんなさいってつぶやいてい た』、『100円傘を通してこの街の看板すべてぼんやり光る』
■ゲスト:杉田協士監督 ほか
■チケット:1,500円

C Program

今泉力哉監督 長編最新作『街の上で』 世界初上映!!

© 『街の上で』フィルムパートナーズ

新たな<下北沢映画>が誕生します!
『愛がなんだ』『アイネクライネナハトムジーク』『his』と話題作を立て続けに発表する今泉力哉監督が、本作が映画初主演となる若葉竜也さん、共同脚本に漫画家・大橋裕之さんを迎え、オール下北沢ロケを敢行した長編映画『街の上で』。古着屋で働く青年・荒川青(あお)のもとにある日「自主映画への出演依頼」が届き...。”恋愛映画旗手”今泉力哉監督が紡ぐ、街と人々への愛情を込めた新たな<下北沢映画>。現時点で劇場公開未定、プレミア必至のプログラムです。お披露目瞬間に是非お立会いください。

© 『街の上で』フィルムパートナーズ

<若葉竜也さんコメント>
「今泉監督が街を舞台にした映画を撮るらしいぞ」 という噂なんとく知っていました。
へー。どんな映画だろ?誰がやるんだろー。と 完全に他人事でした。
と、思っていたら僕の元に5ページほど企画書が。 ラブレターをもらった気持ちです。
というわけで、今泉力哉監督と小さな街を舞台に映画をつくりました。
溢れ落ちそうな生活の粒を丁寧に切実に、
1カット1 カット撮影しました。
面白い映画になったと思います。
2019 年下北沢映画祭で初お披露になります。 皆さま、是非観に来てください。

■日時:10月13日(日) 14:00開映(13:30開場)
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『街の上で』
■ゲスト:若葉竜也さん、今泉力哉監督、大橋裕之さん
■チケット:2,000円

D Program

十人十色映画人-斎藤工(齊藤工)特集上映-

『blank13』
©2017「blank13」製作委員会

俳優にとどまらず映画との関係性に限界の見えない斎藤 工(齊藤工)さん。
俳優、監督、プロデューサーと秀でた個性を惜しみなく放出した作品たちを、一挙上映!
監督初期作『バランサー』『サクライロ』を始め、長編監督デビュー作『blank13』をも含む、長編・短編を集めた7作品。

さらに『映画の妖精 フィルとムー』秦俊子監督をはじめ、 映画の様々な現場で活躍するゲストによるトークセッションが開催され、映画の<作り手>と<受け手>それぞれ側面からの“映画と何か”を存分に語っていただきます。

『映画の妖精 フィルとムー』
(2017年/10分) ©2017 World Theater Project

秦俊子監督

西村喜廣さん

教来石小織さん

■日時:10月13日(日) 18:00開演(17:45開場)
■会場:北沢タウンホール
■上映作品: 『バランサー』、『サクライロ』、『blank13』 『映画の妖精 フィルとムー』、『パカリアン』、『ZERO-焼きそばしかないキャバクラ』、『DEATH BIKE』
■ゲスト:秦俊子監督、西村喜廣さん、教来石小織さん
■チケット:前売り 2,000円/当日 2,300円

E Program

【こども向け】下北ニコニコ活弁大会

映画が多様化しつつある今でも色あせない面白さで100年経っても人を魅了する活弁上映。活動写真弁士の佐々木亜 希子さんをお迎えし、こども向け活弁上映会を開催。 喜劇王チャップリンのコメディ短編映画を活弁つきで上映いたします。

『チャップリン勇敢』(1917年/20分)
提供:(株)アイ・ヴィー・シー

活弁士 佐々木亜希子さん

■日時:10月14日(月・祝)10:30開映 (10:10受付開始)
■会場: 北沢タウンホール12Fスカイサロン
■上映作品:『チャップリンの勇敢』 ほか
■ゲスト:活弁士 佐々木亜希子さん
■チケット:子供800円 大人1,000円
※お子様を対象にした上映会となります。大人みでのご入場ご遠慮いただいております。

F Program

ヨーロッパ企画新プロジェクト発表会 in 下北沢映画祭

京都を拠点に活動する劇団・ヨーロッパ企画。その活動は演劇にとどまらず、下北沢でも「ヨーロッパ企画と下北沢映画祭のトリウッド大作戦」と称して、下北沢唯一の映画館・トリウッドにて映画上映イベントを開催してきました。

ヨーロッパ企画

『ハウリング』より

そして2020年に向けて、ヨーロッパ企画とトリウッドがタッグを組み、新たな挑戦が始まります。下北沢映画祭で新たなミッションを大発表!スタートの瞬間をお見逃しなく。

■日時:10月14日(月・祝) 11:00開映(10:45開場)
■会場:北沢タウンホール
■上映作品:『ハウリング』ほか
■ゲスト:上田誠さん、山口淳太さん、ヨーロッパ企画メンバー(予定)
■チケット:前売り 1,300円/当日 1,500円

G Program

第11回下北沢映画祭コンペティション

実写、アニメーション、ドキュメンタリーなどジャンルを問わずに公募を行うコンペティション。 応募総数270作品の中からスタッフによる選定を通過した全9作品を期間中に上映し、ゲスト審査員によるグランプリと準グランプリのほか、観客の皆さまの投票による観客賞、日本映画専門チャンネル賞、下北沢商店連合会会長賞を決定。授賞式の前には審査員とノミネート監督全員によるトークセッションを行います。

■日時:10月14日(月・祝)14:00開映(13:45開場)
■会場:北沢タウンホール
■チケット:前売り1,500円 当日1,800円

コンペティションゲスト審査員、深田晃司監督に決定!
そのほかレギュラー審査員として直井卓俊さん(企画・配給プロデューサー)大槻貴宏さん (トリウッド代表)轟夕起夫さん (映画評論家)とともにコンペティション作品の審査をおこないます。