大林映画の魅力を1冊に凝縮!

●大胆で繊細 美しく、自由奔放に炸裂する映像
●戦争の記憶が呼び起こす未来への希望
●同じことは二度としない
●アイドル映画から文芸作品まで
●野心的で実験的な精神を貫く
●映画少年たちを虜にした『HOUSE』の衝撃
●強烈な個性がここにある

大林映画は大林監督以外の誰一人として再現できない

大林宣彦監督
©PSC

責任編集 樋口尚文 コメント

癌との闘病を超えて今もなお新作に挑む大林宣彦監督は、映画界と映画ファンの熱い注目を集め続けています。今とても大切なのは、大林映画とともに育ち、愛し続けている熱心な観客たちが健在である一方で、大林映画を観たことのない若者たち、そしてきっと作品を観たならば強烈に魅了され、映画の世界に導かれるであろう未知なる若き観客予備軍も増えているということです。そこで本書は原点回帰し「大林宣彦監督という存在のインパクトは何だったのか」「大林作品のどういう面白さが観客を魅了したのか」「大林作品の作風はどんなふうに変化していったのか」というポイントをもう一度シンプルに、わかりやすく確認・紹介することで、従来の大林ファンも楽しめて、且つまだ大林監督作品を観はじめたばかりの、またはこれから観ようという若い観客たちに手引きにもなるような「申し送り=ガイダンス」の書となっています。
ー 樋口尚文

「フィルムメーカーズ⑳ 大林宣彦」表紙

「充実の内容」

大林宣彦 大いなる助走

■ 巻頭言 大林映画に人生を変えられて…
樋口尚文

■ 序・或るいは予告編のつもりで
大林宣彦

■ ヒストリー  個人映画作家からCMディレクターへ
樋口尚文

■ ヒストリー  ヒットメーカーからアーティストへ
中川右介

■ ヒストリー  テレビドラマ作家としての足跡
古崎康成

■ 大林映画のヒロインたち
ロングインタビュー〔秋吉久美子・常盤貴子〕

■ 全映画作品ガイダンス

■ 大林チルドレンが語る「大林宣彦とは何だったのか」
犬童一心・岩井俊二・手塚眞・樋口尚文・大林千茱萸

石飛徳樹/犬童一心/今関あきよし/岩井俊二/榎望/大林千茱萸/勝野雅奈恵/木俣冬/小林弘利/小中和哉/佐伯日菜子/高鳥都/高橋栄樹/高柳良一/手塚眞/とり・みき/中江有里/中村由利子/南波克行/氷川竜介/樋口真嗣/樋口尚文/真魚八重子/三留まゆみ/森下くるみ/森直人/やまだないと/吉田伊知郎/劉文兵

『瞳の中の訪問者』『ねらわれた学園』『天国にいちばん近い島』『彼のオートバイ、彼女の島』『転校生〜さよならあなた〜』『その日のまえに』『この空の花長岡花火物語』『野のなななのか』『花筐/HANAGATAMI』『海辺の映画館 ―キネマの玉手箱―』

多数の貴重な場面写真を掲載!!

「フィルムメーカーズ⑳ 大林宣彦」

責任編集 樋口尚文
判型:A5判 並製252頁
ISBN:978-4-8016-0207-6
定価:1,944円(本体1,800円+税)
㈱宮帯出版社

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