『海獣の子供』(制作:STUDIO4℃)、『きみと、波にのれたら』(監督:湯浅政明)、『天気の子』(監督:新海誠)、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(監督:片渕須直)などアニメーション映画の注目作が続々公開待機中の2019年。
また、NHK連続テレビ小説「なつぞら」放送もあり、今年はアニメーションイヤーともいうべき1年です。
そんな盛り上がりの中、約8年におよぶ個人制作期間を経て、異例づくしのアニメーション映画『音楽』が完成いたしました! そして、2020年1月より新宿武蔵野館ほか全国順次公開も決定!!

『音楽』ティザービジュアル

©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン

原作は、『シティライツ』(講談社)、『夏の手』(幻冬舎)などで人気を集める大橋裕之さんによる『音楽と漫画』(太田出版)。楽器を触ったこともない不良学生たちが、思いつきでバンドを組むことから始まるロック奇譚です。

アニメーション化にあたって、岩井澤健治監督は、実写の動きをトレースする“ロトスコープ”という手法を採用。これにより、登場人物の動きがよりリアルに生々しくなります。

©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン

作画枚数は実に40,000枚超、70分(予定)を全て手描き、クライマックスの野外フェスシーンをダイナミックに再現するため、実際にステージを組みミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行。何もかもが前代未聞の長編アニメーションプロジェクトとなりました。

岩井澤監督、大橋さんによるコメントが発表されました。
無謀とも思える挑戦の全貌が、ついに明らかとなります。

©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン

岩井澤健治 監督コメント

僕は“前例がない”という言葉が嫌いです。
映画関係の仕事をしていると良く聞く言葉ですが、多分これはどの業界でも使われている言葉だと思います。
『音楽』を企画した理由は、個人制作での長編アニメーション映画は”前例がない”からです。だからこそ挑戦してみたかったのです。
映像化不可能とまで言われていた『音楽』を自主制作で長編アニメーションにするという試みだけでも、相当ハードルの高い企画だと思うのですが、僕は高いハードルをもう一つ、作品内に入れています。
それこそが、この作品の最大の魅力になっていると確信しています。
ーーー岩井澤健治(監督)

©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン

大橋裕之(原作者)コメント

アニメーション映画『音楽』は、岩井澤監督をはじめとする様々な方の力が結集されて
とんでもないものに仕上がってきております。
当たり前ですが、軽々と原作を超えております。
岩井澤監督が7年以上かけて作り上げた渾身の作品をぜひご覧ください。
早くでかいスクリーンで観たいです。
ーーー大橋裕之(原作者)

©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン

アニメーション映画『音楽』

監督:岩井澤健治原作:大橋裕之(「音楽と漫画」太田出版)

プロデューサー:松江哲明アソシエイトプロデューサー:九龍ジョー、迫田明宏

配給:ロックンロール・マウンテン配給協力:アーク・フィルムズ

2019/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/70分(予定)

©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン

Twitter:@eiga_ongaku

アニメーション映画『音楽』2020年1月新宿武蔵野館ほか全国順次公開決定!