数々の名作映画・ドラマを手掛けてきた脚本家 岡田惠和と、銀杏BOYZ 峯田和伸が紡いだ青春と恋の物語、『いちごの唄』が7月5日(金)に公開されます。

(C)2019「いちごの唄」製作委員会 

銀杏BOYZの名曲たちをイメージソースに、一年に一度、たったひとりの親友の命日である七夕に会う約束をするふたりの青春と恋を描きます。
主演は古舘佑太郎と石橋静河。共演は宮本信子、和久井映見、光石研、清原果耶、岸井ゆきの、蒔田彩珠、泉澤祐希、恒松祐里など超豪華キャストが集結。
銀杏BOYZの「漂流教室」「ぽあだむ」などの恋と友情を歌う名曲たちと、本作のための描き下ろし新曲「いちごの唄」が本編を彩り、誰もがいつか経験した最高の友情と、切ない恋の想い出が、豪華なキャスト・スタッフによってキラキラと輝く青春映画となりました。

(C)2019「いちごの唄」製作委員会 

この度、6月4日(火)に、本作の豪華キャストが一堂に会する完成披露試写イベントを実施いたしました。

新宿ピカデリー『いちごの唄』完成披露試写会イベント

◆日時:6月4日(火)
◆場所:新宿ピカデリー スクリーン1 (東京都新宿区新宿3-15-15)
◆登壇者(敬称略):古舘佑太郎、石橋静河、和久井映見、岸井ゆきの、峯田和伸、宮本信子、菅原伸太郎監督

映画『雪の華』やNHK連続テレビ小説「ひよっこ」で知られる脚本家・岡田惠和と銀杏BOYZの峯田和伸が紡いだ青春小説を原作とした映画『いちごの唄』の完成披露試写会が6月4日(火)、東京・新宿の新宿ピカデリーにて開催。
峯田さんに、主演の古舘佑太郎、ヒロインを演じた石橋静河、和久井映見、岸井ゆきの、宮本信子、菅原伸太郎監督が舞台挨拶に登壇し、撮影エピソードや初恋にまつわるトークを繰り広げた。

満員の観客を前に古舘さんは「ただいま、大変緊張しています」
とその言葉通り、緊張した面持ちで語ったが「それもこれも、これだけたくさんのお客さまに集まっていただいたおかげです。ありがとうございます」
と感謝を口にした。

古舘さんは撮影前は「コウタという人間をどう演っていいかわかんなくて、何度も(役と)ケンカし、絶交宣言したこともありました」と振り返ったが、ヒロインの“あーちゃん”こと千日を演じる石橋さんと顔を合わせたことで「ガラッと変わって、『頭で考えるな! 感じろ!』ということを彼女に教えてもらいました。役としてだけでなく、僕も彼女のことを“女神”だと思っています!」
と石橋さんを崇める。

石橋さんは「ありがとうございます」と照れつつ「私自身も不安だったんですが、(古舘さんと会ったら)コウタにしか見えず、チャーミングでユーモアのある動きをされるのがおかしくて、そこから2人の関係性が始まった気がします」
とニッコリ。

峯田さんも、古舘さん=コウタそのままだと強調!
「(共通している部分は)しゃべっている時に目を大きくして顔を近づけてくるところとか(笑)。インタビューでも古舘くんは『僕はコウタとは違うんで』と言うけど、僕から見たら同じ」
と断言。

宮本さんも「(衣装の)半ズボンが似合ってて、いまどき珍しいけど、素敵だなと思いました」と語り、コウタの母を演じた和久井さんは、以前、別のドラマで共演した際に見せていたシリアスな様子とは一転して「目がキラキラして、表情がクルクル変わる古舘くんを見て『どっちが本当なんだろう?』と思ってました」
と優しく語る。

以前から古舘さんをよく知る岸井さんは、10代の頃の古舘さんについて「もっと尖ってて、怒っているイメージがあった」と証言するが、古舘さんは「10代の頃は尖ってて、20代になって大人になりました」と照れくさそうに釈明。
共演陣からの“古舘評”に「自分じゃわかんないです」「汗が止まんない(苦笑)!」と戸惑いを見せていた。

宮本さんは、本作を通じて自身の“初恋”を思い出したりしたことは? と尋ねられ「学生の時にちょっと素敵だなと思う先輩がいたりして、心臓がドキドキしたことは覚えてますね」とニッコリ。

その宮本さんから「あなたは?」と振られた峯田さんは「高校3年間、ずっと好きだった人がいたんですけど、ひと言もしゃべらず、廊下から見てただけでした。『今日も登校してるな』と」
とほろ苦い恋の思い出を告白。しかも、このエピソードには続きがあるそうで「去年、初めて同窓会に行ったら(恋の相手が)いらして…」と明かし、そこで当時の気持ちを伝えたそうだが「『あなたのことが好きで、バイトしてた花屋も知ってて、見てました』と言ったら『それたぶん、私のドッペルゲンガーです』『花屋でバイトした記憶がないです』とか言われて、俺が見てたのは何だったんだ!」と苦笑交じりに語り、会場は笑いに包まれていた。

峯田さんは、改めて本作について「原作は小説で、足掛け3年くらいかかってこうして映画も完成して、無事に出産できてよかったなぁという気持ちです。岡田さんがお母さんで僕がお父さんで、岡田さんが身を削って生んでくれて『生まれた』と聞いて(産婦人科の)待合室で『あぁ、よかった!』みたいな気持ちです。」と独特の表現で喜びを語る。

物語の中には銀杏BOYZの楽曲が取り入れられているが、峯田さんは「1曲1曲作っている時は、恋人とうまくいかなかったり、駅で別れて家まで歩いて帰ったときに見た景色が歌詞になっていたり、報われない時に曲ができて、その時は寂しさを抱えてたりしたけど、それが数年経ってまさか物語になって、みなさんに見てもらえるなんて…。いろいろ報われたなと思います」と万感の思いを口にする。

本作で長編監督デビューを飾った菅原監督も峯田さんの言葉に深くうなずき「(作品は)子どもみたいなもの。すごくかわいいし、ちょっとブサイクなところもあるけど(笑)、それをみなさんがどう思うのか? 共感であったり、いろんな思いを持っていただけたら」としみじみ。

主演の古舘さんは最後の挨拶で「僕が最初に銀杏BOYZを聴いたのは15歳の時。何も説明できないけど『うわっ!』という感情がこみ上げてきて、部屋でひとりで大暴れして本棚を倒したりしました。僕が思う青春って説明できない感情が爆発するもので、僕はそれを銀杏BOYZに教わりました。みなさんにとっても言葉で説明できない衝動を感じていただけたら嬉しいです」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。

岡田惠和×銀杏BOYZ 峯田和伸が紡いだ青春と恋の物語
『いちごの唄』予告編

岡田惠和×銀杏BOYZ 峯田和伸が紡いだ青春と恋の物語『いちごの唄』予告編

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[STORY]
恋をした。七夕、親友の命日にだけ会える、僕たちの”女神”に。
コウタは不器用だけど優しい心を持つ青年。唯一の親友だった伸二は、中学生の頃2人が“天の川の女神”と崇めていたクラスメイトのあーちゃん(天野千日)を交通事故から守り亡くなった。10年後の七夕、伸二の命日。コウタと千日は偶然高円寺で再会し環七通りを散歩する。「また会えないかな」「そうしよう。今日会ったところで、来年の今日・・・また。」コウタはカレンダーに印をつけ、この日だけを楽しみに一年を過ごす。
次の年も、その次の年もふたりは会い、他愛ない話で笑いながら環七通りを散歩する。
しかしある年、千日は自分と伸二の過去の秘密を語り「もう会うのは終わりにしよう」と告げる。

古舘佑太郎 石橋静河

和久井映見 光石研 清原果耶 小林喜日 大西利空

しゅはまはるみ 渡辺道子 ポール・マグサリン 山﨑光

蒔田彩珠 泉澤祐希 恒松祐里 吉村界人 岸井ゆきの

峯田和伸 宮本信子

監督:菅原伸太郎
原作:岡田惠和・峯田和伸「いちごの唄」(朝日新聞出版)
脚本:岡田惠和
音楽:世武裕子・銀杏BOYZ 主題歌「いちごの唄」(歌:銀杏BOYZ)

製作:「いちごの唄」製作委員会
製作プロダクション:ファントム・フィルム   

配給:ファントム・フィルム  
(C)2019「いちごの唄」製作委員会   

twitter:@ichigonouta
instagram:ichigonouta.movie

7月5日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー