『青の帰り道』再上映記念連載/監督・藤井道人#22

「青の帰り道」監督の藤井道人です。

5月11日から、アップリンク渋谷にて「青の帰り道」の上映が始まりました。
それに伴って、昔から縁の深いcinefilさんで、連載を書かせていただけることになりました。
その、第22回。

6月1日

上映22日目。本日は目白押しの一日。
夕方からアップリンク吉祥寺にて映画「チア男子!!」と「青の帰り道」のスペシャルコラボトークショーを2回!

「チア男子!!」の風間太樹監督とたっぷりお互いの作品の魅力を語り合った。いつも年上の監督と話すことが多い僕だけど、風間監督は27歳の新鋭監督。僕が「オー!ファーザー」でデビューした時と同い年ということもありとても親近感が湧いた。

映画「チア男子!!」(作品情報はページ下部をご覧下さい)

「チア男子!!」は風間監督のデビュー作ながら、7人のBREAKERSのメンバーとその周りの人々の葛藤や、その壁を越えようとする姿を真摯な眼差しで撮りきった力作だと思う。

このトークショーが実現した背景には、主演の横浜流星や、清水くるみなど両作品に出演している縁が大きい。こういう動きがどんどんと活性化出来たら素敵だなと思う。

そして、夜はアップリンク渋谷へ。

ユウキを演じた冨田佳輔と、冨田くんの妹で、歌手のトミタ栞さんをお迎えしてのトークショー。
実は、ラジオ以外でお二人一緒に表に出るのはこれが初めて。とてもレアなトークショーだった。

僕はトミタ栞さんと初対面にも関わらず、彼女の底抜けに明るい性格のお陰で笑いの絶えないトークショーだった。女優として真野恵里菜さんとドラマで共演経験もあり、歌手として、上京組としての苦悩など自身の経験に合わせてたっぷり「青の帰り道」について語ってくれた。

「まさに最近、地元の友達と5年ぶりに会うタイミングが5回あって。同級生と自分の事情を擦り合わせている時期だったので、エグられたって感じがしましたね。
自分でも整理しきれないモヤモヤ、見ないようにしていた現実をズバズバ見せられて。

でもすごく前向きな気持ちで終わって、頑張りたい、頑張ろうっていう強い気持ちに変わりました」

兄の佳輔くんは、優しい眼差しで妹を見守っていたのがキュートだった。
お二人とも本当にありがとうございました。

左から藤井道人監督、トミタ栞さん、冨田佳輔さん

本日のゲストは、松井薫平、海老沢七海。
オーディションで役を勝ち取った二人組である。
宜しくお願い致します。

藤井道人

■藤井道人 Michihito Fujii
映画監督、映像作家、脚本家。1986年生まれ、東京都出身。日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。伊坂幸太郎原作『オー!ファーザー』でデビュー。『光と血』などの作品を発表する一方で湊かなえ原作ドラマ『望郷』、ポケットモンスター、アメリカンエキスプレスなど広告作品も手がける。2017年Netflixオリジナル作品『野武士のグルメ』や『100万円の女たち』などを発表。2019年『デイアンドナイト』『青の帰り道』公開中。6月28日『新聞記者』の公開が控える。

ご来場のお客様からご感想をいただきました!

■‪Rei様

今日も「青の帰り道」。今日はどうしたものか、タツオとカナの気持ちが自分の中に沁み込んできて、7回目にして初めてエンドロールが終わっても涙が止まらなかった。今までとは感じ方や見える景色すらも違ったことに驚いている。すごいパワーだった。

■nightmerancory様

キリのバックボーンは私の心を穿つようなものでした。
キリの唯一居場所が6人と一緒にいる場所で、中でもカナの隣がいちばんの居場所だったんですね。きっと。
母から愛情を受けていないと思っていたキリが恋愛で傷ついた後、カナから放たれた一言は存在を否定されたように重くのしかかったと思います。私も、自分がいるせいでこうなったかもという自己嫌悪を経験しているので心に響きました。

キリが実家に帰って母に会った時の会話で泣きました。私も一人暮らしをはじめてからやっと母とちゃんと話せるようになったので、帰ったら母との時間をたくさん過ごそうと、胸がいっぱいになりました。

パンフレットに「大切なみんなに会いたくなる映画」とありますが、本当にそうですね……。特に帰り道に見える鉄塔とあの一本道は何故だか故郷を思わせます。心のふるさとです。あの場所に帰りたいなぁと思わせてくれるのもこの作品の魅力です。

生き様としてはリョウの生き様が好きです。序盤を観ている時は世の中に対する反骨心で生きてるって感じがするんですけど、芯がしっかりしていて「でもよ、生きてくしかねえだろ」とちゃんと自分の道を生きようとしていて。 最終的には人を支えるような人になっていて……。リョウは強いです。やっぱりどんな道でも生きたいと私も思います。

『青の帰り道』 東京再上映・トークイベント開催中!

東京・アップリンク渋谷 https://shibuya.uplink.co.jp/
5/11(土)〜公開中 (終映日未定)

《トークイベント登壇予定者》

藤井道人監督
2日(日)松井薫平、海老沢七海/3日(月)内田理央/4日(火)深川麻衣/5日(水)清原果耶/6日(木)飯塚健監督/7日(金)ねお

※詳細は劇場HPをご覧ください。

■アップリンク吉祥寺 拡大上映決定!
https://joji.uplink.co.jp/
5/17(金)〜(終映日未定)

連日満席の東京から関西、そして新潟でも上映決定!

■大阪第七芸術劇場
http://www.nanagei.com/
6/22(土)〜

■京都・出町座 https://demachiza.com/
6/22(土)〜

■新潟・市民映画館 シネ・ウインド https://www.cinewind.com/line-up/
7/27(土)〜

映画『青の帰り道』

映画「青の帰り道」特報/2018年12月7日(金)全国ロードショー

www.youtube.com

出演:真野恵里菜 清水くるみ 横浜流星 森永悠希 戸塚純貴 秋月三佳 冨田佳輔
山中崇 淵上泰史/嶋田久作
工藤夕貴 平田満

主題歌:amazarashi『たられば』

監督:藤井道人
原案:おかもとまり
脚本:藤井道人/アベラヒデノブ
制作プロダクション:and pictures
制作協力:BABEL LABEL/プラスディー
配給:NexTone
配給協力:ティ・ジョイ
再上映配給:BABEL LABEL/ボタパカ/and pictures

©映画「青の帰り道」製作委員会 

映画『チア男子!!』

映画『チア男子!!』予告編

youtu.be

【STORY】
道場の柔道一家に生まれたハルは、幼い頃から柔道に打ち込む姉=晴子に憧れて育った。
優しすぎる性格から晴子のように強くなれないハルは、ある日の試合で肩を負傷。以降、柔道を続けるかどうか迷っていた。
そんな時同じ柔道仲間で無二の親友であるカズが、突然「やりたいことがあるんだ」と柔道をやめることを宣言。
動揺するハルに「俺はこれをやる。ハルと一緒に!」と笑顔で畳みかけたのは、“男子チアリーディング部”の創設だった。
ひとつ間違えると大けがにつながるチアの基本は、「仲間を信頼すること」。だが、メンバーを集め練習に打ち込んでいくうちに、“BREAKERS”の歯車は少しずつ狂い始め、やがてメンバーの間に決定的な亀裂を生んでしまう。

◆出演:横浜流星 ・ 中尾暢樹  瀬戸利樹  岩谷翔吾  菅原 健  小平大智 / 浅香航大
清水くるみ  唐田えりか  山本千尋  伊藤 歩

◆原作:朝井リョウ「チア男子!!」(集英社文庫刊)
◆主題歌:「君の唄(キミノウタ)」阿部真央(PONY CANYON)

◆監督:風間太樹
◆脚本:登米裕一
◆音楽:野崎良太&Musilogue
◆制作プロダクション:AOI Pro.

◆配給:バンダイナムコアーツ/ポニーキャニオン
©朝井リョウ/集英社・LET’S GO BREAKERS PROJECT 

 ◆公式Twitter:@letsgobreakers7
 ◆公式Instagram: letsgobreakers7

『青の帰り道』公式サイト:(以下より)

『チア男子!!』公式サイト

連載第21回