日本時間2019年5月26日にポン・ジュノ監督『Parasite』がカンヌ国際映画祭パルムドールに輝きました。タイトルは、変えておりますが、以下24日に作成された記事です。

最終局面を迎えたカンヌ国際映画祭コンペティション。

この後半にきて、最高評価を浴びる作品と、賛否、いやありえないほどの低評価で、物議となっている作品が、相次いでコンペティション作品として登場しました。
まず、圧倒的に賞賛を浴び、各星取表でも一躍ペドロ・アルモドバル監督『DOLOR Y GLORIA』と競う形で、TOPの評価となっているのが、ポン・ジュノ監督の『パラサイト(英題) / Parasite』。

物語は、誰も仕事をしていない失業家族から、ソン・ガンホ演じるキテクの長男が家族の期待を背負いながら、裕福な家族のところに面接に行ったところから予期せぬ事件が起こり、二つの家族の関係が--。
階級差を描き、最も暗い映画であると同時にコミカルな映画でもあり、サスペンスでもあるといった多面的な作品と評されており、最後の結末もすごいとか--。

すでに、マーケットでも、韓国映画で最高の販売数を誇っていたパク・チャヌク監督の『お嬢さん』の176カ国を超えて、最多国への販売記録となる192カ国に販売されたこともすでに報道されています。

ソン・ガンホとは4度目のタッグとなり、そのほか、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、バク・ソダム、チャン・ヘジンなど豪華な出演陣。ポン・ジュノ監督は今作を「独特な家族のドラマ」であると海外メディアなどに語っていた作品。

『パラサイト(英題) / Parasite』海外最新予告

Parasite (Bong Joon ho) : bande-annonce VOSTFR (Cannes 2019)

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そして、反対に最も波紋を投げかけ、ものすごいこととなったのが、『アデル、ブルーは熱い色』でパルムドールを受賞したアブデラティフ・ケシシュ監督の4時間弱の最新作『Mektoub, My Love: Intermezzo』。

長い映画のほとんどがナイトクラブ内での出来事で、女性の踊る姿などを、執拗にお尻などを盗撮のようにとっている作品とか--。そして、13分に及ぶトイレでのセックスシーンには「ポルノ」であるという意見も続出した。そのほかにも、世界の批評家や映画関係者が「つまらない」「ごみ」「覗き見」などとツイッターなどにも書き込んでいる。

今作には、多くの批評家がコンペで最低評価を出しているのだが、監督は意に介せず最初から
「誰もがその新しい映画経験に寛容ではない」
「みんなが私の見方を共有しているわけではない。」
と認識していたと語っている。

記者会見では、より具体的に批判に応え
「最も重要なことは、私はすぐに言いたいです、人生、愛、欲望、息、音楽、身体を祝うためでした。私はできるだけ自由になる映画の経験を試してみたかったのです。」
また、
「映画は、観たい人が観るものであり、それがすべての人にアピールしないのであれば、それは非常に幸運なことです。」
「全員がまったく同じ方法で映画を観る場合、それは不幸になります。」

そして、執拗な女性の体を追いかける撮影などに関しても
「お腹やお尻を撮ることは、その身体性を通じて物語を説明することです。それらの動きは魔法です。私の中で本当に共鳴しているものを、撮りました。私は体の魔法を撮影したかった。」と語っています。

『Mektoub My Love』海外最新予告

Mektoub My Love Official Trailer

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コンペティション部門受賞結果は以下より

そして、
2019年も終了した、カンヌ国際映画祭。
また、来年!

2019年のカンヌを振り返るダイジェスト映像

BEST OF du 72e Festival de Cannes

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