2018年のカンヌ国際映画祭で最も話題となった作品『Border』(英題/原題:Gräns)が、邦題『ボーダー 二つの世界』に決定し10月11日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開されます。

©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018

『ぼくのエリ 200歳の少女』の衝撃ふたたび!
 第71回カンヌ国際映画祭 ある視点部門グランプリ受賞!

イラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ監督と、“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称され『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者としても知られるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが自身の原作を共同で脚本を手掛けた本作はジャンル映画の枠を超えて高い評価を受け、カンヌの第二コンペティションである「ある視点部門」に出品されると、ベニチオ・デル・トロら審査員を驚愕させ見事グランプリを受賞。
さらに第54回スウェーデン・アカデミー賞では作品賞ほか最多6部門を受賞。
本年度アカデミー賞®スウェーデン代表作品にも選出され、メイクアップ&ヘアスタイリング賞でオスカーノミネートを果たすなど、各国の映画賞を席巻した。

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<映評>

強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話。メイクアップFX(特殊メイク)に興味があるなら、これ以上に良いものはない。上位1%
――ギレルモ・デル・トロ(映画監督)

ジャンルの枠組みを超越し、ロマンス、北欧ノワール、社会的リアリズム、ファンタジーを巧みにミックスさせた作品。
――バラエティ誌

『ドラゴン・タトゥーの女』が犯罪スリラーにもたらしたのと同じ、スウェーデンの感性をホラー・ファンタジーのジャンルにもたらす。
永遠の夜の国へようこそ。
――Arizona Republic

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人並外れた嗅覚を持ちながらも、醜い容貌のせいで孤独と疎外を強いられる女性ティーナ。
国境の税関に勤める彼女は不気味な男ヴォーレとの出会いにより、己の人生を変えるような事件に巻き込まれていく…。重厚な人間ドラマと奇想天外なストーリーテリングは評論家達から高い評価を受け、『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督も「強い詩。社会に見捨てられた者が人生において愛と怒りの間で選択を迫られる、大人のためのおとぎ話」と絶賛した。善悪、美醜、性別、貧富、国境…自己と他者を分けるものは一体、何か? 

謎が謎を呼び、螺旋のように絡み合いながらたどりつく、
心をわしづかみにされるような衝撃の真実――。

尚、本作には各国の映画祭で「ショッキング過ぎる」と話題になったシーンがあったが、制作者の意向を汲み修正は一切無し、ノーカット完全版での日本公開を決定。
『ドラゴン・タトゥーの女』『THE GUILTY ギルティ』『特捜部Q』シリーズなど、数々の傑作ミステリー/スリラーを送り出してきた北欧映画が本作で更なる進化を遂げる!

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<STORY>
税関職員のティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊能力を持っていた。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ヴォーレと出会う。ヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナ。しかし、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった―。

監督・脚本:アリ・アッバシ
原作・脚本:ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト『ぼくのエリ200歳の少女』 

2018年/スウェーデン・デンマーク/スウェーデン語/110分/シネスコ/DCP/カラー/5.1ch/原題:Gräns/英題:Border 字幕翻訳:加藤リツ子

字幕監修:小林紗季
配給:キノフィルムズ 
R18+ 
TWITTER:border_movie_JP 
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10月11日(金)
ヒューマントラストシネマ有楽町・ヒューマントラストシネマ渋谷他