俳優・井浦新と大橋彰(お笑い芸人・アキラ100%)が兄弟役でタッグを組む話題の映画『こはく
』が7月6日(土)よりユーロスペースほか全国順次公開することが決定致しました。全国公開に先駆け、横尾初喜監督の出身地であり本作の舞台となった長崎県では6月21日(金)より先行公開いたします。

横尾初喜監督の幼少期の実体験をもとに、『きらきら眼鏡』の守口悠介が脚本を担当。両親の離婚で心に深い傷を負い、別れた父の姿を追い続ける主人公を井浦新が演じるほか、問題のある兄章一役にお笑い芸人アキラ100%が、本名の大橋彰名義で出演。アキラ100%のキャラクターとは180度異なる新境地を披露しています。兄弟の小さな冒険を通じて、「家族」を知り「愛」を知っていく、感動の物語が誕生しました。

長崎で父の残した工場を継いだ弟・亮太(井浦新)と、職に就かない虚言癖のある兄・章一(大橋彰)。ある日章一が放った「父さんのこと、見たとよ」の言葉に心動かされた亮太が、兄弟で父親捜しを始める所から物語が始まります。
兄弟を女手ひとつで育てた母親(木内みどり)、亮太に献身的な愛情を注ぐ妻(遠藤久美子)、そして父親探しの途中で出会う人々や父の過去を知る人々など、兄弟を取り巻く人間模様を切なく映し出します。
父を探す過程で、家族を知り、愛を知っていくふたり。そして彼らがたどり着いた先は――。

(C)2018「こはく」製作委員会

待望の予告編解禁にあわせ、兄弟の父親役を演じた鶴見辰吾さん、主題歌・音楽を担当した車谷浩司(Laika Came Back)さんから熱いコメントが寄せられました!

鶴見辰吾 /コメント

映画「こはく」の撮影は、私が長年にわたり挑戦してみたいやり方だった。映画の中の登場人物の行動や、その反応は、常にその場で起こったことのようになくてはならないわけで、撮影はそれを記録するかのように行われるべきだということ。それをまさにやり通した。

井浦さんは以前に共演したこともあるが、何年も会っていない。大橋さんは初めての共演で、お互いに顔合わせはおろか、挨拶もなかった。

それにもかかわらず、空がこはく色に染まりかけたころ、本番の撮影が始まる。カメラの前で、いきなりお互い直面し、親子の関係を瞬時に築いた。この表現は映画ならではのもので、スタッフと出演者の信頼がなくてはできない撮影だ。 これをやった監督の度胸に感服する。

この映画が多くの人の心を打つことを願います。

主題歌・音楽 車谷浩司(Laika Came Back)/コメント

“父さんの曲を作って欲しい。” 久しぶりに帰省し、ふたりでテーブルを囲んでいた時のこと。人生の総仕上げ、第三の人生を模索し始めた、普段自分の願望や思いをあまり口にしない父が、ぽつりと言いました。”いいよ、やってみる。” そう答えると、次の瞬間から頭の中で音が鳴り始めました。歌詞は後とし、曲自体はすぐに完成しました。するとその数日後に、今回の “こはく” のお話を頂きました。映画は父と子の話であること。家族の話であること。数日前の僕と父の出来事から、不思議にも、まるでお互いが引き寄せ合ったかのように、瑞々しく届いたお話でした。図らずも自分の父の為に書き上げたこのメロディーが、”こはく” の主題歌となりました。

楽曲作りの為にお伺いした撮影現場は、映像や音楽などの制作現場にありがちな尖り過ぎてしまう空気感がまるでなく、監督、スタッフ、新さんや彰さんをはじめ俳優部の皆さん、長崎の街の皆さんが、携わる者、誰も彼もを全て包み込んでいってしまうような温かさで時を重ねていました。この作品の撮影そのものが、ひとつの物語であるかのようでした。

仮編集の段階で、既にLaika Came Backの既存の楽曲たちが全て当てはめられており、監督の中で世界観がしっかりと確立されていた為、それに沿った形で新しい楽曲を制作していくことは、難しくも、とても新鮮な時間でした。自分の背中を、すっと伸ばしてくれました。

深い悲しみと、真の強さ、そして真の優しさは、全て一体であるということを、音楽から感じて頂けたら嬉しく思います。

観る者の心を鷲掴みにする慟哭のクライマックスを捉えた
『こはく』予告編が完成!

井浦新、大橋彰共演!『こはく』予告

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[STORY]
長崎県でガラス細工の工場を営む亮太(井浦新)。幼い頃に別れた父の工場を受け継ぎ、厳しい状況ながらもなんとかうまくやっている毎日。だがその一方、かつての父と同じように自身も離婚を経験し、子どもたちと会うことが出来ずにいた。定職に就かずブラブラし、虚言癖のある兄・章一(大橋彰)の存在も悩みのタネだ。そんなある日、亮太は章一から、街で偶然父の姿を見かけたことを告げられる。信じられずにいる亮太だが、そんな折現在の妻・友里恵に妊娠を告げられる。「お父さんになる自信、ある?」その一言で、父のいない過去をひきずったままの自分に気付く亮太。亮太は章一を信じ、ともに父を捜しはじめるーー。

出演:井浦新 大橋彰
(アキラ100%)
 遠藤久美子 嶋田久作 塩田みう 寿大聡 鶴田真由 石倉三郎 鶴見辰吾 木内みどり

原案・監督:横尾初喜

脚本:守口悠介

製作:株式会社メモリード /アイティーアイグループ/株式会社プレナス/フーリンラージ株式会社/株式会社堀内組/ NIB長崎国際テレビ

配給:SDP
(C)2018「こはく」製作委員会 

6月21日(金)より長崎先行ロードショー
7月6日(土)ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国順次公開!