映画『』が、エジプトで開催(3 月 2 日〜3 月 8 日)されました第 3 回 シャルム・エル・シェイクアジアン映画祭(SAFF)の長編コンペティション部門にて最優秀脚本賞を受賞。本映画祭において日本映画としての初受賞となったことがわかりました。

長編コンペティションの審査員長は、中国の重鎮、シェ・フェイ監督(『香魂女 湖に生きる』第 43 回ベルリン 国際映画祭 金熊賞受賞)が務め、本年度はアジア文化を中東全体に広めることをテーマに、インドネシア、 シリア、タイなどの作品とともに、日本からは本作が選出されました。
そして「アルベール・カミュの作品を読んだことのある人なら誰もが馴染み深いものになるでしょう。荒削りだが実験的な映画へのこだわりが感じられる」と評されました。

Ⓒ吉本興業

《シャルム・エル・シェイクアジアン映画祭について》

映画と観光の融合をビジョンとして掲げ、エジプト東部、シナイ半島南端にある砂漠の第一の国際的リゾート地の シャルム・エル・シェイクで開催される映画祭。
エジプトの文化、メディア、映画界に携わる専門家たちにより構成されるヌーン文化芸術財団が主催、エジプトの文化省、青少年スポーツ省、観光開発総局および南シナイ県が支援。
映画祭公式 web サイト:http://sharmfilmfestival.org/

《武正晴監督からのコメント》

映画大国、エジプトの映画祭で評価されたことに感激感謝です。 撮影スケジュールと重なり、シナイ半島での映画祭に参加できなかったのが残念でなりません。 中村文則さんの文学がグローバル的である事の証明だと素直に嬉しいです。脚本というよりも中村作品の脚色作業は自分にとっては責任重大だったので、賞の評価は力になります。 これを機会にアジア、アフリカにこの映画が拡がっていく事を願わないではいられません。
ー武 正晴

『銃』予告

主演:村上虹郎/中村文則:原作/プロデュース:奥山和由/監督:武正晴『銃』予告

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映画『銃』
文壇のなかで、注目を浴び続けている作家・中村文則のデビュー作『銃』(02 年新潮新人賞受賞。英訳『The Gun』は 16 年「ウォール・ストリート・ ジャーナル」年間ベストミステリー10 冊選出)。中村自身が “偏愛している” というこの衝撃作を、奥山和由プロデューサーによる企画・製作、そして 武正晴監督(『百円の恋』『嘘八百』)がメガホンをとり映画化。
本作はモノクロームの映像表現により、人間を追及していく純文学性をもった質の高い作品として描かれた。 主演は、村上虹郎。銃を手にし、その魅力に捉われ、且つ支配され、徐々に狂気が満ちていく難役の主人公・西川トオルを熱演。ヒロイン・ヨシカワユウコには広瀬アリス。そして、トオルを追いつめる刑事には、リリー・フランキー。彼の独創的な発想と演技力が刑事という人物をより浮き彫りにし、主人公を追いつめる姿は、さらに本作を盛り上げる要素となっています。他、日南響子、新垣里沙、岡山天音など、個性派俳優の面々が脇を固めています。

村上虹郎 広瀬アリス
日南響子|新垣里沙|岡山天音|後藤淳平(ジャルジャル)|中村有志|日向丈|片山萌美|寺十吾|サヘル・ローズ|山中秀樹
リリー・フランキー
企画・製作|奥山和由
監督|武正晴
原作|中村文則「銃」(河出書房新社)
脚本|武正晴・宍戸英紀
制作プロダクション|エクセリング
企画制作|チームオクヤマ
配給|KATSU-do 太秦
製作|KATSU-do
C吉本興業
2018年/日本/カラー&モノクロ/DCP/5.1ch/97分/ R15+
twitter @GunMovie

全国公開中!!
(北海道・大黒座現在公開中、3/23~小倉昭和館にて公開)