『パシフィック・リム』『キング・アーサー』の人気スター、チャーリー・ハナムと大ヒット映画『ボヘミアン・ラプソディ』で世界を魅了し、本年度アカデミー賞主演男優賞受賞を果たしたラミ・マレックの最旬スターがタッグを組み、45年ぶりに映画化される脱獄映画の金字塔『パピヨン』が、6月21日(金)TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開されることが決定。あわせて日本版ヴィジュアルが公開された。
そして2019年、再びパピヨンが還ってくる――。
今回、公開になったメインヴィジュアルは、パピヨンとドガが並んだ1973年版のポスターにオマージュを捧げながらも、よりスタイリッシュにアップデートされている。
パピヨンを演じたハナムはヒット作の続編『パシフィック・リム2』のオファーを断り、本作を優先させた。「僕はマイケル・ノアー監督の大ファンで、ずっと一緒に仕事をする機会を熱望していた。それに、『パピヨン』は僕の青春時代にとって、非常に重要な作品だったんだ」と語る。
制作陣にとってもハナムは、より原作のキャラクターに近い若い“パピヨン”像だったという。
ドガ役には当初からマレックが候補のトップに挙がっていたが、多忙なスケジュールのせいで、一時は出演が危ぶまれた。ハナムは「僕にとってラミ以外の選択肢はなかった。彼がドガを演じるというアイデアに固執するようになり、いよいよラミの出演が不可能な状況になりそうになった時、彼に電話をかけ、“ブラザー、やり抜こう!この映画を俺たちで実現させるんだ!”と言ったんだ。その時、僕らはお互いをよく知らなかったし、彼にとってはある種のプレッシャーだったと思う。でも、ありがたいことにラミは僕を受け入れてくれたんだ」
マレックにとってもオリジナル映画は、思い出深い作品だった。「『パピヨン』は僕に強い影響を与えた作品だったので、この物語のリメイクは非常に刺激的になると感じたんだ。新たな解釈をするには、十分な時が経っている。僕はホフマンの解釈するルイ・ドガが好きだ。そして僕は、このキャラクターをもう少し尖らせ、脆さを抑えた。ドガを演じることは本当に楽しいことだった」ノアー監督は「彼らはお互いの素晴らしさを引き出しあった。それが今回の映画化において、私が最も誇りに思うことの一つです」とハナムとマレックの息の合った脱獄コンビぶりを語る。
また本作の公開に先駆け、日本では長らく絶版だった原作本が河出書房新社より4月に文庫本で復刊予定。
絶望の淵に追いやられても、決して自由と希望を諦めない男たちの姿に日本は再び、胸を熱くする!
<STORY>
1931年、パリ。「狂乱の時代」の終焉。胸に蝶の刺青を入れていることから “パピヨン”と呼ばれた男は、無実の罪で終身刑を言い渡され、フランス領・南米ギアナの悪魔島に送られる。周囲を海に囲まれたこの島は脱出不可能な場所として知られ、囚人達は人権をはく奪され過酷な強制労働を科せられていた。絶望と死が支配する場所で自由と希望を求めて足掻くパピヨンは、志を同じくする紙幣偽造の天才ドガと出会い、やがて二人は奇妙な絆で結ばれてゆく…。
監督:マイケル・ノアー
原作:アンリ・シャリエール
脚本:アーロン・グジコウスキ『プリズナーズ』
出演:チャーリー・ハナム『パシフィック・リム』『キング・アーサー』/
ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』トミー・フラナガン『エイリアンVSプレデター』/
イヴ・ヒューソン『ブリッジ・オブ・スパイ』
2017年 /アメリカ /英語・スペイン / 133分 /シネスコ / DCP /カラー / 5.1ch /
原題:Papillon/G /日本語字幕:松浦美奈
配給:トランスフォーマー
提供:トランスフォーマー+シネマライズ
原作『パピヨン』4月河出書房新社より発売予定
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