ミス日本50周年ドキュメンタリー映画『夢こそは、あなたの生きる未来』

上映直前!
2018ミス日本グランプリ市橋礼衣さん&一般社団法人ミス日本協会 理事 和田あいさんインタビュー

12月15日より、吉祥寺 ココロヲ・動かす・映画館 〇COCOMARU THEATERを皮切りに順次各地で劇場公開されるドキュメンタリー映画『夢こそは、あなたの生きる未来』のお話をミス日本グランプリ市橋礼衣さん&一般社団法人ミス日本協会 理事の和田あいさんにお聞きしてきました。

(左)2018ミス日本グランプリ 市橋礼衣さん(右)一般社団法人ミス日本協会 理事 和田あいさん

●ミス日本であること

(市橋)関係者試写会で拝見したんですけれど。すごい自分の体験と重なると思いました。

今年の1月のコンテストでグランプリをいただいて、周りからもお祝いしていただけるし自分の気分も綱要していて、しばらくは表敬訪問や取材が忙しくて、あっという間に過ぎてしまったんですね。2ヶ月位たってから、いただいた賞の重さというかプレッシャーというか。
だんだん耐えられなくなってくるんですね。

グランプリとしての立ち振る舞いをしなければいけない任期の一年間、任期が終わった後ずっとついて回る「ミス日本グランプリ」という賞の重さとか。
そういうものを考えると、言葉で表せないようないろんな気持ちでいたんですね。
そんな中で二年前の先輩方の葛藤とかこれからがんばっている姿をみて、ああ、自分だけじゃないんだと思いました。
みなさん、言葉にできないような葛藤や想いを抱えながら活動されていて、自分の人生を生きていなければいけないんだなあって。

(和田)ミスのプレッシャーってみんな感じますよね。最初の1ヶ月間は表敬訪問などが毎日入るんですね。3月の半ば位まではほぼ毎日忙しいですね。
その後、ちょっとだけみなさんほっと息がつける期間があるんですけれど、そこではじめて賞の重さなどを感じる人もいらっしゃいますね。
早い人、遅い人、人によって個人差だと思うんですけど。

(市橋)今もプレッシャーありますね。

それに周りに人の対応も急に変わる人もいれば、全く変わらない人もいて。
家族や仲のよい友人はほとんど変わらない付き合いをさせていただけて、今までの自分をぶれずにいられて有り難いです。

2016ミス日本グランプリ 市橋礼衣さん

●ミス日本グランプリとしての一年間

(市橋)海外や日本各地にお仕事で行かせていただくんですけれど、ほとんどの現場が忙しくて、観光なんてする暇はないんですね(笑

現場には必ず事務局の方が同行していただけるんですけれど、あ、そういえば、あいさんと一緒に香港行ったときに・・

(和田)そうそう、観覧車(笑

(市橋)ちょっと時間があったので、夜の観覧車乗ったんですけれど、三周くらいするんですよ、止まらないで(笑

(和田)仕事はちゃんとやっていますよ(笑

(市橋)海外は香港二回、パリとロンドン、他にも日本各地のイベントに参加したり・・・忙しかったですね。一年間。

ミス日本グランプリいただく前は名古屋で会社員をしていたんですけど、ミス日本の活動もあり会社を辞めて東京に引っ越しました。
ミス日本グランプリに選んでいただいたことで全てが変わりましたね。
本当に感謝しかないです。

ただそのチャンスを最大限に活かしたかというと・・・もっともっと自分ではできたと思います。
ミス日本の活動だけで、いっぱいいっぱいになってしまうんじゃなく、ミス日本であることをいかしたボランティア活動や社会的発信や、プラスアルファの活動を自分でできたんじゃないかなって。
まだ任期は1ヶ月半ありますし、任期終わった後もありますし(笑

●今後の目標

(市橋)今、東京で芸能事務所に入ったんですね。芝居の勉強もしているんですけど、それだけではなく名古屋で地元のためになる仕事の起業も考えていて。
芝居をしたい、ということ、地元のためになることをしたいこと、ダブルスタンダードで。欲張りですかね(笑

(和田)私たちは、ミスの方々を応援する立場ですので、卒業される方の進む道はそれぞれで。とにかく悔いのないように挑戦してもらいたいです。
失敗してもいいと思うんです。みなさんなりの幸せがあると思うので、その幸せを見つけて欲しいですね。

(市橋)幸せ・・・そうですね。
私の周りに期待している人たち、見守ってくれる人たちが側にいることです。
応援してくれる人たちが周りにいて、その方たちに少しでも私の活動で恩返しできることが私の幸せです。

●今後のミス日本

(和田)50年間培ったもの、例えば、ファイナリストに数か月、日本の文化・歴史をレクチャーしたり、歩き方、自分の魅せ方、プレゼンテーション技術を磨く「勉強会」という仕組みがあるんですね。
この勉強会を一般の方が受講できるようなものができないかなあ、とも考えています。

クローズドで限られた人だけではなく、少しでも多くの日本女性が社会で活躍できるような場を提供できるような、そんな側面も創っていきたいと思っています。

一般社団法人ミス日本協会 理事 和田あいさん

インタビュー後記

知っているようで知らないミスコンテスト。

現在、日本で開催されている大きなミスコンテストは、ミス・ユニバース、ミス・インターナショナル、ミス・ワールド、ミス・アースなどがあるが、いずれも世界大会の日本代表を選出する大会です。
これらの大会はグローバル基準で日本代表を選ぶ大会であり、昨今、選出された日本代表が多くの日本人の意識に合致しないこともあるようです。
ミス日本コンテストは、「日本の美」を選出基準とした日本人によるドメスティックなミスコンテストです。
50年続く、日本で最も歴史あるミスコンテスト。これからの活動を期待したいと思います。

文責:四海兄弟

ドキュメンタリー映画|夢こそは、あなたの生きる未来|特報映像

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ミス日本ドキュメンタリー『夢こそは、あなたの生きる未来』(2018年|74分|監督 小野篤史)

2018年12月15日~吉祥寺 ココロヲ・動かす・映画館〇COCOMARU THEATER
2019年1月26日~イオンシネマシアタス調布
2019年2月16日~横浜シネマ・ジャック&ベティ