英国カルチャーのトップの座に君臨しながら、77歳にして生涯現役を誓う、生きる伝説ヴィヴィアン・ウエストウッドのパワーの秘密に迫るドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』が12/28(金)より角川シネマ有楽町、新宿バルト9他全国公開致します。

メリル・ストリープやヘレン・ミレンなど、生き方までがパワフルなオスカー女優たちが彼女のドレスでレッド・カーペットを飾り、『セックス・アンド・ザ・シティ』で主人公が纏ったヴィヴィアン
のウエディングドレスは一瞬で完売した。

この度解禁となった映像では、音楽史を変えたパンクムーブメントを生み出すまでの秘話を、若きヴィヴィアンの秘蔵映像と共に明かしている。

彼女の名が初めて世界にとどろいたのは、1970年代。当時のパートナー(二度目の夫)、マルコム・マクラーレンとともにロンドンのキングスロードからパンクムーブメントを起こした。
挑発的なメッセージTシャツに安全ピン、チェーンや鋲を多用した装飾、攻撃的なヘアメイクなど、ヴィヴィアンが創るパンクスタイルは時代の象徴となる。
マルコムがプロデュースしたバンド「セックス・ピストルズ」も、過激さゆえに放送禁止になり、放送禁止ゆえにヒットチャートの上位に輝いた。その結果、彼女は「パンクの女王」と異名をとる。

(C)Dogwoof

「私達はパンクの生みの親。マネージャー稼業のマルコムはNYから帰国すると新しいロックバンドを作った。メンバーはバイトに来てたグレンと店の常連客よ。ジョニー・ロットンは社会現象になったわ。でも彼は過去の栄光にまだ酔っているのよ。もういい歳なのに。とにかく、私のお気に入りの店は“ワールズ・エンド”パンク時代にデザインした服を今も売ってるの。服のデザインには物語と個性が必要なの。人々はその物語に触れると、あの時代にノスタルジアを感じるからよ。私の作る服には多くの意味が込められ、いつも自己表現と深く結びついているの。そう歩き、どう話し、どう人を引き付けるか、だから私の服はどの時代にも合うのよ。」と当時を振り返り語っている。

パンク誕生秘話を語る
『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』本編映像

パンクムーブメントを生み出すまでの秘話『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』本編映像

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【STORY】

2016年ロンドン・ファッション・ウィーク秋冬ショー前夜。
ヴィヴィアン・ウエストウッドのアトリエでは、最終チェックに追われるデザイナーとスタッフたちがいた。デザイナーであるヴィヴィアンは、1枚1枚を細かくチェックし、指示と違う服には「
こんなクズ、ショーに出せないわ」と容赦なく言い放つ。
「もう辞めどきね」とパートナーにこぼしながらソファで眠りにつくが、翌日のショーは拍手喝采を受け、大成功を収める。60年代から現代に至るまで、数々の伝説を持つデザイナー本人にカメラが向けられる。「過去の話は退屈よ」と前置きしてから、自らの波乱万丈な半生について、ゆっくりと語り始めた。

■監督:ローナ・タッカー 

■出演: ヴィヴィアン・ウエストウッド、アンドレアス・クロンターラー、
ケイト・モス、ナオミ・キャンベル他

2018/イギリス/英語/カラー/5.1ch/ビスタ/84分
/字幕翻訳:古田由紀子
後援:ブリティッシュ・カウンシル 
配給:KADOKAWA 
(C)Dogwoof

12/28(金)角川シネマ有楽町、新宿バルト9他全国ロードショー