2018年ニューヨーク映画批評家賞受賞が発表されました。賞レースが始まった中でここの賞はいわゆる通好みのアート指向の強い作品が選ばれますが、その中でも今回はアルファンソ・キュアロン監督の『ROMA』が主要賞三冠に輝いてその強さを見せつけています。
また、ポール・シュレイダー監督作品『First Reformed』も主演のイーサン・ホークを主演男優賞に導くとともに、自身は脚本賞を獲得で2冠。また今作と初監督作品賞はA24からで、やはり目立っており、また相変わらず新人監督発掘がうまいところを見せていますが、アップルとの提携も決まり、ますますA24の動向も目が離せなくなってきています。
以下受賞結果です。
最優秀作品
「ROMA」
東京国際映画祭での日本語予告
最優秀監督:
アルフォンソ・キュアロン『ROMA』
最新海外予告です。
最優秀脚本:
『First Reformed』ポール・シュレイダー
主演女優賞:
レジーナ・ホール『Support the Girls』
最優秀主演男優賞:
イーサン・ホーク『First Reformed』
最優秀助演女優賞:
レジーナ・キング『ビール・ストリートの恋人たち』
最優秀助演男優賞:
リチャード・E・グラント『Can You Ever Forgive Me?』
最優秀外国語映画:
『COLD WAR』パヴェウ・パヴリコフスキ監督
撮影賞
「ROMA」アルフォンソ・キュアロン
最優秀ノンフィクション映画
『Minding the Gap』 Bing Liu監督
最優秀アニメーション賞
『スパイダーマン:スパイダーバース』
最優秀初監督作品賞
『Eighth Grade』ボー・バーナム監督
サンダンスから話題の青春映画。
アメリカで若手コメディアンとして注目されてきたボー・バーナムの初監督作品。