世界の新作歴史映画から、国境や文化を越えた物語パワーを持った映画をお届けする<ヒストリカ・ワールド>プログラム。

日本の時代劇の中だけで語るのではなく、世界中の歴史劇という視点で観てみようという企画で、今年はフランス2本、そして、ハンガリー、ドイツ、エストニアから1本ずつというヨーロッパ作品のラインナップとなりました。

上映作品のほとんどが京都ヒストリカ国際映画祭のみの上映!

過去には、『彷徨える河』(シーロ・ゲーラ監督、コロンビア)、『こころに剣士を』(クラウス・ハロ監督、フィンランド)などのアカデミー賞®外国語映画賞作品の日本初上映も行っており、知られざる傑作を紹介してきました。

今年も200~300作品の中から厳選した話題作をご用意しているのでどうぞお見逃しなく。

京都ヒストリカ国際映画祭「ヒストリカ ワールド」上映作品

『欲望にさそわれて』クレマン・シュナイダー監督

風の吹くまま、革命のもとへ カンヌ2018 ACID上映作品

2018年のカンヌ映画祭ACID部門で上映されたばかりのフレッシュな作品。
主演は、A・デプレシャン監督『あの頃エッフェル塔の下で』主演を演じた新星カンタン・ドルメール。
若き修道士が次第にフランス革命に身を投じていく変化をモダンで軽やかに描いている。
89年生まれのクレマン・シュナイダー監督は、10月28日(日)の回に来場トークあり。
聞き手は映画批評家の大寺眞輔さん。

『欲望にさそわれて』予告

『欲望にさそわれて』A Violent Desire for Joy 予告編

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『乙女たちの秘めごと』マリーヌ・フランセン監督

“男がやってきたら、みなのもの” 女だけの美しい村で交わされた秘密の約束

© Les Films du Worso - Versus Production - 2017

ナポレオン政権下のフランスの美しい村に取り残され、“男がやってきたら、みなのもの”という秘密のルールを共有する女たち。
女性それぞれの距離感を緊張感たっぷりに描く腕前は、女性監督ならでは。
マリーヌ・フランセン監督は、10月28日(日)の回に来場トークあり。
聞き手は映画批評家の大寺眞輔さん。

『乙女たちの秘めごと』予告

『乙女たちの秘めごと』The Sower 日本版予告

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『旅芸人』パル・サンドル監督

出会いと別れ、友情と裏切り、愛と憎しみ… すべてを積み込み、旅一座はブダペストへ!

ハンガリーを舞台にした旅一座のロード・ムービー。
もみ合いの中で出会った兵士も荷馬車に引き入れ、ブダペストを目指す。
ベテラン監督が丁寧に描く個性的なキャラクターと泣き、笑い、四季をめぐり、旅は続いていく。

『旅芸人』予告

『旅芸人』THE TROUPE 予告編

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『アイスマン』フェリックス・ランダウ監督

氷の中で見つかった5000年前に生きた男 身体に残された傷跡をめぐる最期の物語

5000年前のミイラとして有名な“アイスマン”が死に至るまでの過程をドラマチックに描いた復讐劇。古代語が使用されており、もともと字幕は用意されていない。
その中で、ドイツ人の実力派俳優ユルゲン・フォーゲルが、ひとりの人間の生と死を力強く演じ、観るものに深い印象を残す作品。

『アイスマン』予告

『アイスマン』ICEMAN 予告編

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『ノベンバー』ライナル・サルネ監督

2018アカデミー賞®外国語映画賞エストニア代表 ロマンチックでダークな大人のおとぎ話

土着信仰を持つ19世紀エストニアを舞台にしたブラック・ファンタジー。
コントラストの高いモノクロの映像が、美しくも恐ろしいマジカルな世界観を生み出し、世界中の映画祭で話題となった作品。2018アカデミー賞®外国語映画賞エストニア代表作品。

世界の新作歴史映画から国境や文化を越えた物語パワーを持った映画を厳選。
民族・文化を謳うもの、現在では語れないメッセージを歴史に託したもの。
モダンに語りなおされた伝説の物語。
いずれも極上の歴史エンタメが揃っている京都ヒストリカ国際映画祭の「ヒストリカ ワールド」部門の5作品は、各劇場でご覧ください!

詳細は下記より