10月25日(木)~11月3日(土・祝)に開催となる、第31回東京国際映画祭(Tokyo International Film Festival: 以下、TIFF)におきまして、アジア映画特集シリーズ「国際交流基金アジアセンターpresents CROSSCUT ASIA」の第5弾を 「ラララ♪東南アジア」のテーマで実施します。
音楽をテーマに、東南アジア6ヶ国から9プログラムを選出し、ラインアップが決定。
多様な切り口で、東南アジア映画の魅力を伝えます。

会期中には各作品の監督や出演者などが来日し、上映後のQ&Aやシンポジウムも予定しています。
本特集を劇場でご鑑賞の方に配布する特別ブックレットのスペシャルインタビューには、4月に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督の映画『レディ・プレイヤー1』に出演し、世界的に注目を集める森崎ウィン氏が登場。
また、ラインナップの目玉である『悪魔の季節』の監督で、フィリピンの怪物的作家ラヴ・ディアスと石坂健治プログラミング・ディレクターの貴重な対談も収録します。

本特集の魅力を紹介するオンライン限定の特別予告編を公開。
ピート・テオプロデュース作品『Here in My Home』の音楽にのせたメロディアスな映像にご注目ください。

国際交流基金アジアセンター presents CROSSCUT ASIA #05 ラララ 東南アジア|CROSSCUT ASIA #05 Soundtrip to Southeast Asia

youtu.be

期待の見どころポイント三点!

① アジアを代表する映画人の話題作
ラヴ・ディアスのアカペラ・ロック・オペラ『悪魔の季節』など

② 流行の音楽を背景とした気鋭の若手監督たちのフレッシュな作品
AKB48の姉妹グループBNK48のドキュメンタリーなど

③ 音楽を通じてタイムトリップができる秀作
日本でもリメイクされた『サニー 永遠の仲間たち』のベトナム版、
カンボジアのポピュラー音楽史を辿るドキュメンタリーと劇映画など

上映作品

<アーティスティック!世界的に注目されるアジアを代表する映画人の話題作>

『めくるめく愛の詩』(2016年 インドネシア/91分)

監督:ガリン・ヌグロホ
キャスト:チコ・ジェリコ、ペフィタ・ピアース、ノファ・エリザ

1970~90年代インドネシアの青春
幼馴染みのルーミーとユリアの恋の顛末を1970年代から90年代まで追い、それぞれの時代の社会情勢を背景に盛り込ん だ巨匠ヌグロホの佳品。
70年代の部分はポップ・ミュージカルの形式が挿入される。

『悪魔の季節』(2018年 フィリピン/234分)

監督/脚本/エグゼクティブ・プロデューサー/編集:ラヴ・ディアス
キャスト:ピオロ・パスカル、シャイーナ・マグダヤオ、ピンキー・アマドア

怪物監督のアカペラ・ロック・オペラ
1970年代後半のマルコス独裁政権下、村で医院を開設したロリーナが失踪し、夫のヒューゴが捜索を開始する。『立ち去っ た女』のディアスが「ロック・オペラ」と呼ぶ4時間のアカペラ歌唱劇。
ベルリン2018コンペ出品。

<ピート・テオ特集>
『15Malaysia』(2009年 マレーシア/80分)

監督:ホー・ユーハン、ヤスミン・アフマド、アミール・ムハマド、ライナス・チャン、リュウ・センタッ デスモンド・ン、カマル・サブラン、タン・チュイムイ、ウー・ミンジン、ジェームズ・リー ベンジー&バヒール、ジョアン・ジョン、カイリル・バハール、ナム・ロン、スレイマン兄弟

ヤスミン追悼以来のTIFF登場

ピート・テオが企画したマレーシアの監督15人によるオムニバス作品。
マレーシア社会の多様性を15の短篇がすくい取っている。注目はヤスミン・アフマド監督(『タレンタイム~優しい歌』)の遺作となった『Chocolate』で、彼女の最後のメッセージが込められる。
ジェームス・リー、ホー・ユーハン、タン・チュイムイ、リュウ・センタックら「マレーシア新潮」の作家たちを統括したテオのリーダーシップに刮目させられる。

【ほか上映作品】 『Vote!』『MalaysiaDay:Slipstream』『HereInMyHome』『IGo

<リアルなバイブスを体感! 気鋭の若手作家たちが切り取った東南アジアの音楽シーン>

『BNK48: Girls Don't Cry』(2018年 タイ/108分)

監督/編集/撮影:ナワポン・タムロンラタナリット キャスト:BNK48(1期生)

©2018 BNK48 Office & Salmon House Co., Ltd. All Right Reserved.

AKBの姉妹グループBNK48の活躍!

AKB48の姉妹グループとして2017年に結成されたBNK48のドキュメンタリー。
メンバーへのインタビューがそれぞれの個性を浮 き彫りにする。
監督は『マリー・イズ・ハッピー』(13)が話題を呼んだ、ポスト・アピチャッポン世代の筆頭格。

©2018 GDH 559 Co., Ltd. All Rights Reserved.

『ブラザー・オブ・ザ・イヤー』(2018年 タイ/124分)

監督/脚本:ウィッタヤー・トーンユーヨン
キャスト:サニー・スワンメーターノン、ウッラサヤー・セパーバン、ニチクン・バック・ホラウェーチャクン

©2018 GDH 559 Co., Ltd. All Rights Reserved.

2PMのニックンが日本人役で出演!
冴えない兄チュットと才媛の妹ジェーンを中心に展開する軽快なラブコメ。
イサーン音楽のバンドが彩りを添え、ジェーンの日本人婚約者を韓国のアイドルグループ2PM
のニックンが演じている。

『リスペクト』(2017年 フィリピン/99分)

監督/エグゼクティブ・プロデューサー/脚本:トレブ・モンテラスII
キャスト:アブラ、ディド・デ・ラ・パス、ルーニー

シネマラヤ映画祭グランプリ

犯罪と貧困に囲まれながらヒップホップにのめり込むヘンドリックスと仲間たちは、マルコス時代に傷を受けた老詩人ドクと出会い、 世代を超えて詩作の力に共感しあう。
ストリートのラップ合戦が見どころ!

<音楽でタイムトリップ!激動の東南アジアの歴史を遡る愛と感動の秀作!>

『カンボジアの失われたロックンロール』 (2014年 アメリカ/カンボジア/107分)

監督/プロデューサー/撮影:ジョン・ピロジー
キャスト:シン・シサモット、ロ・セレイソティア、バイヨン・バンド

カンボジア・ロックの黄金時代が甦る

クメール・ルージュによって弾圧されるまでのカンボジアのポピュラー音楽史を
1950~70年代まで辿った貴重な音楽ドキ ュメンタリー。
生存者へのインタビューやアーカイブ映像を駆使して歴史が甦る。

『音楽とともに生きて』(2018年 カンボジア/91分)

監督:ヴィサル・ソック、ケイリー・ソー
キャスト:ヴァンダリス・ペム、スレイナン・チア、ソウナ・カニカ

@innovision Pictures

3つの時代、1曲の歌

クメール・ルージュ以前の平穏な時代、真っ只中の過酷な時代、そして21世紀。
激動の現代史をカンボジアの大歌手 シン・シサモットの1曲でつなぎ、母から娘に祖国の魂を継承してゆく珠玉の音楽=物語。

『輝ける日々に』(『サニー』ベトナム版)(2018年 ベトナム/117分)

監督:グエン・クアン・ズン
キャスト:ホン・アィン、タィン・ハン、ミ・ウエン

©2018 CJ HK ENTERTAINMENT

韓国、日本に続く「サニー」

癌とたたかうミ・ズンのもとに女子高の同級生4人が20年ぶりに集合。
再会した彼女らに懐かしい思い出が甦る。
韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を日本に続いてリメイクしたベトナム版は歌ごころに溢れたミュージカル。

森崎ウィンさんサイン入りトートバッグなどのプレミア賞品が当たる! プレゼントキャンペーン実施

さらに、CROSSCUT ASIAをご鑑賞の方を対象としたプレゼントキャンペーン を実施します。
森崎ウィンさんのサイン入りトートバッグや本特集の特製グッズ など当たるチャンス!
また、ご鑑賞の方に配布される特別冊子には、森崎ウィンさんのインタビューを始め、細野晴臣さん、大根仁監督(『サニー 強い気持ち・強い愛』)など豪華顔ぶれによるQ&Aや作品レビューなども収録。どうぞお楽しみにしてくだ さい。

<第31回東京国際映画祭 開催概要>

【開 催 期 間 】2018年10月25日(木)~11月3日(土・祝)
【 会 場 】 六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)
東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)ほか都内の各劇場及び施設・ホールを使用

【チケット発売日】※部門別での発売開始となります。
10月13日(土)
12:00~アジアの未来、CROSSCUT ASIA、アジア三面鏡、企画上映
16:00~コンペティション、Japan Now、日本映画クラシックス、TIFFマスタークラス、TIFF
プラス
10月14日(日)
12:00~日本映画スプラッシュ、ワールド・フォーカス、ユース
16:00~特別招待作品、アウォード・セレモニー+東京グランプリ受賞作品上映、特別上映の作品