10月25日(木)より開幕いたします第31回東京国際映画祭。

この度、9つある主要部門の中で映画祭の顔となる“コンペティション部門”にて、日本映画2作品の出品が決定いたしました!

1作目は、

©2018「半世界」FILM PARTNERS

『エルネスト もう一人のゲバラ』『北のカナリアたち』などの、
日本映画界を代表する監督、阪本順治が、
稲垣吾郎主演で贈る完全オリジナルストーリー。
かつて一緒に過ごした三人組のうちのひとりが前触れもなく田舎へ
戻ってくる。何があったかを決して口にせず、仕事を辞め、
家族と別れ、ひとりで帰ってきた。ワケありの仲間の帰還が、
残りのふたりにとっては「これから」
を考えるきかっけになっていく。諦めるには早すぎて、
焦るには遅すぎる40歳目前という年齢の男3人の視点を通じて、
「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」
という、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、
そして新たな希望を描くヒューマンドラマ。

阪本順治監督

★『半世界』 阪本順治 監督コメント

『半世界』は、私が以前から書き溜めていた異なる2本のあらすじを融合させ、さらに換骨奪胎に臨んで作 り上げた物語です。ある地方都市の同級生3人と、その家族や背景を淡々と紡いだものです。グローバリズムが叫ばれて久しいけれど、世界の一体化なんぞ、たかが経済のため。紛争も経済のひずみから。飯喰って働いて子孫を作って、こっちも世界じゃないのかよ。そんな想いが、この作品への動機となりました。そして、製作過程において、映画作りは自分の居場所を見つける作業ではなく、自分の中に他者の居場所を見つける作業だということを、あらためて知ることができました。新しい地図を携えて、未知なる土地へと。そんな私たちの新たな道行きを、ぜひご堪能ください。

『半世界』STORY
描いた人生になってる?
「こんなこと、ひとりでやってきたのか」。山中の炭焼き窯で備 長炭を製炭し生計を立てている紘は、突然帰ってきた、中学か らの旧友で元自衛官の瑛介にそう驚かれる。なんとなく父から 継いで、ただやり過ごすだけだったこの仕事。けれど仕事を理 由に家のことは妻・初乃に任せっぱなし。それが仲間の帰還と、 もう一人の同級生・光彦の「おまえ、明に関心もってないだろ。 それがあいつにもバレてんだよ」という鋭い言葉で、仕事だけ でなく、反抗期の息子・明にも無関心だったことに気づかされ る。やがて、瑛介の抱える過去を知った紘は、仕事や家族と真 剣に向き合う決意をするが...。

2作目は、

©2019 映画「愛がなんだ」製作委員会












今泉力哉監督




選考理由ープログラミング・ディレクター 矢田部吉彦 によるコメント