5月の第71回カンヌ国際映画祭でのプレミア上映後、欧米など世界各地の70mm上映館やフィルムアーカイブで巡回上映中のクリストファー・ノーラン監督とワーナー・ブラザースのもと作成された『2001年宇宙の旅』50周年記念版の70mmニュープリントが、いよいよ日本にやって来ます。
上映はユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベントとして、国立映画アーカイブにおいて限定6日間の特別上映なので、レアなファン必見の企画となります。
上映は1日2回、計6日間 12 回、入場料 は特別料金となります。
現在国内で 70mm 映画を上映できる劇場は、国立映画アーカイブ 1館のため、今回の上映が最後の予定です。
『2001年宇宙の旅』製作50周年を記念して、クリストファー・ノーラン監督の協力の元、公開時の映像と音の再現を追求して、オリジナル・カメラネガからデジタル処理を介さずにフォトケミカル工程だけで作成されたという70mmニュープリントでの上映。
音は1968年の公開当時と同じ6チャンネルで、上映前の前奏曲、休憩時の音楽、終映時の音楽までが再現されている。
ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10 月 27 日)
映画フィルム、テレビ番組、様々な録音・録画物などの視聴覚遺産を保存し安全保護する事業や活動を推進し、その重要さを啓蒙するために、ユネス コが
2006年に定めた国際記念日。ユネスコに属する視聴覚保存機関連絡協議会(CCAAA)での決定を受けて2007年から世界で実施されてい る。なお、10月27日は、1980
年ベオグラードで「映像の保護及び保存に関するユネスコ勧告」が採択された日。国立映画アーカイブが加盟している 国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)でも、連盟をあげてこの日を祝うことを決定し、世界中の会員機関が記念イベントなどの事業に取り組んでいる。
50周年記念の『2001年宇宙の旅』海外予告
2018年10月6日(土)-10月7日(日)、10月11日(木)-10月14日(日)
会場:国立映画アーカイブ[2階] 長瀬記念ホール OZU
主催:国立映画アーカイブ、ワーナー ブラザース ジャパン合同会社
定員:310名(各回入替制・全席自由席)
料金〈前売券・当日券〉:一般 2,500円/高校・大学生・シニア 2,000円/小・中学生・障害者(付添者は原則1名まで) 1,300円
*国立映画アーカイブ及び東京国立近代美術館のキャンパスメンバーズ料金は、当日券のみあり(1,900円)。
★各回の開映後の入場はできません。
★前売券の購入には、別途発券手数料がかかります。
★学生、シニア(65歳以上)、障害者の方は証明できるものを入場時に必ずご提示下さい。
[STORY]
猿から人類への進化を促した謎の物体モノリス。人類が宇宙までを生活圏とするようになった2001年に、5人の科学者が人工知能HALを搭載した宇宙船ディスカバリー号で、月で発掘されたモノリスの調査へと旅立った…。
製作・監督・脚本・特殊撮影効果 スタンリー・キューブリック
脚本アーサー・C・クラーク
撮影ジェフリー・アンスワース
美術トニー・マスターズ、ハリー・ラング、アーネスト・アーチャー
出演キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッド、ウィリアム・シルベスター
声 ダグラス・レイン