9月28日から10月14日まで開催される第56回ニューヨーク映画祭のメインスレート作品のラインナップが発表されました。22カ国からの30の作品となっています。
以前に発表されたように、NYFF56はヨルゴス・ランティモス監督の『The Favourite(原題)』のオープニング作品を皮切りに、アルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA』がセンターピース、そしてクロージングはジュリアン・シュナーベル監督のファン・ゴッホを描く『At Eternity’s Gate』となっています。
メインスレートでラインナップされた作品は、30本。
その中で今回目立つのがアジア監督人の活躍です。日本の是枝裕和、濱口竜介監督の2本のほか、カンヌでも話題になったジャ・ジャンクー監督『Ash Is Purest White』とイ・チャンドン監督『Burning(バーニング)』。若手では同じくカンヌ「ある視点」部門で発表されたビー・ガン監督の『Long Day’s Journey Into Night』に同じく中国からはイン・リャン(応亮)監督『A Family Tour』。
そして、今やアートハウス系の映画祭では間違いなくラインナップされるホン・サンス監督はなんと『Grass』と『Hotel by the River』と2本の新作を発表いたします。
西アジアのイランのジャファール・パナヒ監督を加えると全体では9本がアジアの監督ということになっており、メインスレートでこれだけアジア監督が選出されることは、今までのニューヨーク映画祭でもなかったのでは--
オープニング作品『The Favourite(原題)』
ヨルゴス・ランティモス監督
センターピース『ROMA』
アルフォンソ・キュアロン監督
クロージング作品『At Eternity’s Gate』
ジュリアン・シュナーベル監督
以下ラインナップ
『Three Faces』ジャファール・パナヒ監督
『寝ても覚めても』濱口竜介監督
『Ash Is Purest White』賈樟柯(ジャ・ジャンクー監督)
『THE BALLAD OF BUSTER SCRUGGS』ジョエル・コーエン&イーサン・コーエン監督
『Burning(バーニング)』イ・チャンドン監督
『Cold War』パヴェウ・パヴリコフスキ監督
『A Faithful Man/L’Homme fidèle』ルイ・ガレル監督
『A Family Tour』イン・リャン(応亮)監督
『La Flor』Mariano Llinás監督
『Grass』ホン・サンス監督
『Lazzaro Felice』アリーチェ・ロルヴァケル監督
『Her Smell』アレックス・ロス・ペリー監督
『High Life』クレール・ドゥニ監督
『Hotel by the River』ホン・サンス監督
『If Beale Street Could Talk』バリー・ジェンキンス監督
『The Image Book/Le Livre d’image』ジャン=リュック・ゴダール監督
『In My Room』ウルリッヒ・ケーラー監督
『Long Day’s Journey Into Night』ビー・ガン監督
『Monrovia, Indiana』フレデリック・ワイズマン監督
『Non-Fiction/Doubles vies』オリヴィエ・アサイヤス監督
『Private Life』タマラ・ジェンキンス監督
『RAY&LIZ』リチャード・ビリンガム監督
『万引き家族 (Shoplifters)』是枝裕和監督
『Sorry Angel』クリストフ・オノレ監督
『Too Late to Die Young』ドミンガ・ソトマイヨール監督
『Transit』クリスティアン・ペツォールト監督
『Wildlife』ポール・ダノ監督