イザベル・ユペール、ギャスパー・ウリエル主演、ジェイムズ・ハドリー・チェイスの「悪女イヴ」を原作とするブノワ・ジャコー監督最新作『エヴァ』を7月7日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開致します。
この度、公開に先立ちイザベル・ユペール、ブノワ・ジャコ―監督のインタビュー映像が到着いたしました。
◆原作は英国の人気作家ジェームズ・ハドリー・チェイス(1906-1985没)の小説「悪女イヴ」。
舞台をアメリカからフランス(パリとアヌシー)に移し、ブノワ・ジャコ―監督が信頼を寄せる豪華俳優陣と共に映画化。娼婦エヴァには『エル ELLE』(17)では第89回アカデミー賞®主演女優賞にノミネートのイザベル・ユペール。彼女に魅了され、堕ちていく作家ベルトラン役には『たかが世界の終わり』(17)のギャスパー・ウリエル。今作『エヴァ』はジャコ―監督にとって25作目であり、イザベル・ユペールとは『鳩の翼』(81・未)以降6度目のタッグとなる。
◆今回解禁されたインタビュー映像では、イザベル・ユペールとブノワ・ジャコ―監督がギャスパー・ウリエルとの共演について、また、ジャコ―監督のスタイルについて語っている。
「ギャスパーにはどこか不透明なところがある。そしてとても繊細だわ」と、ギャスパー・ウリエルその人を表現。対して、ギャスパーが演じるベルトランは「強さのようなものを感じるし、同時に極度の脆さも感じるの」と述べる。
「彼が相手だと色んな可能性があるの。柔軟だし閉鎖的ではない」と独特の比喩でその才能を称賛。
また、ブノワ・ジャコ―監督の演出スタイルについて問われると、「フィルム・ノワールね」と一言。かつてのタッグ作『Viila Amalia』(09・未)では破滅型の主人公を演じたユペール。
「彼女が見つけた先は天国のように思えるけど、実際は違う。それが彼の映画なの」と語る。
「いつも同じというわけではないけれど、作品の中心には彼がいる。それが映画作家なの」「映画を撮るだけなら誰でもできる。物語を語るのは主人公ではなく、監督。この『エヴァ』でも、作品の魂はブノワよ」と言い切るユペールを横に、「君が言うならね」とご満悦のジャコ―監督。
お互いの才能を深く認め合う、唯一無二の関係性の2人。
その信頼関係を基に生み出された『エヴァ』に、更なる期待が寄せられる。
イザベル・ユペール、ブノワ・ジャコ―監督が語る
映画『エヴァ』インタビュー特別映像
【ストーリー】
他人の戯曲を盗んで発表したことで、一躍成功をつかんだ男ベルトラン。2作目を期待されるがペンは進まず、パトロンからは矢の催促が。執筆の場である別荘に着くと、吹雪で立ち往生した男女が窓ガラスを割って入りくつろいでいた。腹を立てたベルトランは、バスタブにつかっていた娼婦エヴァに文句を言おうと近寄るが、彼女に一瞬で心を奪われる。次作の題材という名目でエヴァに近づくが冷たくあしらわれ、思うようにならない関係に苛立ちを募らせたベルトランは、周囲の人間を巻き込み官能と破滅の道を突き進んでゆく……。
出演:イザベル・ユペール、ギャスパー・ウリエル、リシャール・ベリ
監督:ブノワ・ジャコー『マリー・アントワネットに別れをつげて』
2018/フランス/カラー/フランス語/102分 映倫:G
原題:EVA
原作:「悪女イヴ」 ジェイムズ・ハドリー・チェイス(小西宏訳) 創元推理文庫
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:ファインフィルムズ
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