米国アカデミー賞を主催するアメリカ芸術科学アカデミーが6/25に新会員候補928人を発表しました。ここで選ばれた928人は、候補者が応じれば、アカデミー会員として登録され、米アカデミー賞選考への投票権を行使できます。

新しい候補になったのは、ティモシー・シャラメ、ダニエル・カルーヤ、マイルズ・テラー、ベン・ウィショー、女優勢も大幅に選ばれておりレア・セドゥ、エヴァ・グリーン、ソフィア・ブテラ、クロエ・グレース・モレッツなどが選出されています。
監督では、ミッシェル・ゴンドリー、リューベン・オストルンド、シェーン・ベイカー、ルカ・グァダニーノ、ジャン=ピエール・ジュネ--

日本勢は俳優からはイッセー尾形や中国で主に活躍する金城武などが候補者として選出されました。そのほか園子温監督や女性では『OH LUCY!』の平柳敦子監督などのほか、次世代の日本のアニメ界を引っ張る片淵須直、新海誠、細田守 各監督陣。

アメリカで活躍し、2018年アカデミー賞短編アニメ部門の候補に挙がった『ネガティブ・スペース』の桑畑かほる(RU KUWAHATA)やディズニーの制作など活躍している妹尾百合子などの名前も上がっています。

技術部門からは多くの是枝作品を手掛けてきた美術監督 三ツ松けいこや、『沈黙 -サイレンス-』などのメイクアップアーティスト渡辺典子、音楽部門では『海街diary』『マクロスプラス』などの菅野よう子が選出されています。

ホン・サンス監督
『それから』『夜の浜辺でひとり』は絶賛公開中!
『クレアのカメラ』7/14(土)よりロードショー!

アジア勢からは、日本でも現在、連続で新作が公開されているホン・サンス監督と彼のミューズ キム・ミニが選出されたほか、『お嬢さん』がらみではハ・ジョンウ、チョ・ジヌン。
そのほかの俳優としてペ・ドゥナ、アンディ・ラウ、シルヴィア・チャン、シャー・ルク・カーンなど、映画監督からはイ・チャンドン、ロイ・イエなど多くのアジア系の映画人も選ばれています。

公式ページによると59の国から選ばれた982人の候補者の49パーセントは女性、そして38パーセントは有色人種であることが、しっかり明記されており、2015年には25パーセントだった女性は31パーセント、有色人種の割合は、同じく2015年には8パーセントだった割合は倍増し16パーセントになるということです。

ここ数年、”白すぎるオスカー”とか言われまた"me too"など騒がれているだけにここでも「変わるぞ」という意思表示がしっかりと出されているということでしょうか--

6週に及ぶホン・サンス監督&キム・ミニの『正しい日 間違えた日』の公開は6/30(土)ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開!