渡辺兄弟最新作『地球はお祭り騒ぎ』
世界最古の国際映画祭・第72回エディンバラ国際映画祭に正式出品決定!!

栃木県大田原市を拠点に映画製作活動を続ける渡辺紘文・渡辺雄司兄弟による映画制作集団“大田原愚豚舎”の渡辺紘文監督最新作『地球はお祭り騒ぎ』が、6月20日から7月1日、イギリス・スコットランドのエディンバラで開催される世界最古の国際映画祭・第72回エディンバラ国際映画祭・World Perspective部門に正式出品されることが同映画祭により正式に発表されました。

『地球はお祭り騒ぎ』は、北関東郊外の小さな町の工場で働く二人のビートルマニアの男が東京ドームで開催されるポール・マッカートニーのコンサートへ向かうモノクロームのロードムービー。彼らの静かな生活と奇妙な旅路を、独特のユーモアとペーソスで描く異色の人間ドラマです。

『地球はお祭り騒ぎ』は、昨年の第30回東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門に正式出品され、その後も第41回ヨーテボリ国際映画祭(スウェーデン)、第23回ヴィリニュス国際映画祭(リトアニア)、第6回ヘルシンキ・シネアジア映画祭(フィンランド)、第18回ニッポンコネクション(ドイツ)などの国際映画祭に次々と招待・上映され、各国で高い評価を獲得しています。

同映画は、渡辺紘文監督作品全てに参加しているバン・ウヒョン氏が撮影監督を務め、渡辺紘文監督の実弟である渡辺雄司が音楽監督を務めています。
また、第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門、第17回ニッポンコネクションでグランプリを受賞した『プールサイドマン』に続き、監督の渡辺紘文と今村樂のコンビが再共演を果たしました。

エディンバラ国際映画祭の歴史は1947年にドキュメンタリー映画祭として始まり、創設以来、一度も中断されることなく毎年連続して開催されている映画祭としては世界で最も長い歴史と伝統を誇る国際映画祭。
会期中には国内外の約200作品が上映され、来場者数は約5万人にも上ります。
上映作品は16の部門に分けられ、最優秀作品には賞の授与が行われます。
同映画祭はこれまでに、「タクシードライバー」、「アニー・ホール」、「エイリアン」、「ブレードランナー」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、「ウィズネイルと僕」、「ユージュアル・サスペクツ」、「アメリ」、「ハート・ロッカー」など多くの名作・話題作のプレミア上映を成功させ話題となり、昨年は杉野希妃監督の『雪女』、片渕須直監督の『この世界の片隅に』などの日本映画が出品され、過去には溝口健二監督の「雨月物語」もワールドプレミアとして上映されています。

デビュー以来、精力的な映画制作活動を続け、新作を発表するごとに国際的な注目が高まってゆく“渡辺兄弟”の最新作が世界最古の歴史と伝統を誇る国際映画祭においてどのような反響を呼ぶのかが期待されます。

『地球はお祭り騒ぎ』は第72回エディンバラ国際映画祭において、現地時間6月23日の18:00~、24日の15:35~、2回の上映が予定されています。
■ エディンバラ国際映画祭公式サイト:http://www.edfilmfest.org.uk/
■ 地球はお祭り騒ぎ:http://www.edfilmfest.org.uk/2018/party-round-globe/06-23_18-00

■渡辺紘文監督コメント

このたび大田原愚豚舎の最新映画『地球はお祭り騒ぎ』が、第72回エディンバラ国際映画祭に出品されることを心より光栄に思います。日本のビートルズファンの一人が作った、日本のビートルズファンの一人を描いたこの小さな作品が、果たしてイギリスの皆様、スコットランドの皆様にどのように受け止められるのか、緊張と不安がつのりますが、勿論楽しみでもあります。
アーティスティックディレクターのマーク・アダムスさん、映画祭の関係者の皆様、いつも応援してくださり、ご協力してくださる皆様に心より感謝致します。
これを大きな励みとして、『地球はお祭り騒ぎ』が、一日も早く日本でも公開できるよう頑張りたいと思います。

■渡辺雄司音楽監督コメント

第72回エディンバラ国際映画祭で『地球はお祭り騒ぎ』が上映されるとのこと、とても嬉しく光栄に思います。イギリスは僕の音楽の原点の一つでもあるビートルズを生んだ国ですので、今回の上映には特別な思いがあります。この小さな映画がより多くの人に届きますように。

■方又玹撮影監督コメント

一年前に撮影した『地球はお祭り騒ぎ』が世界で最も歴史ある国際映画祭・エディンバラ国際映画祭に出品されることを誇りに思います。
この映画は大田原愚豚舎作品の中でも少し変わった作品ですが、誠実な気持ちで作られた観るに価する映画だと思います。皆様にぜひ楽しんで欲しいです。

■地球はお祭り騒ぎ

北関東郊外の小さな町。
電子機器を扱う町工場で働く本田光は、愛犬のリンゴと穏やかな生活を送っている。
ある日、本田は同僚のビートルズマニア・平山隆文とともに、東京ドームで開催されるポール・マッカートニーの来日コンサートへ行くことになるのだが…。
『地球はお祭り騒ぎ』は、『そして泥船はゆく』『七日』『プールサイドマン』の渡辺紘文監督最新作。
ふたりのビートルズマニアの静かな生活と奇妙な旅路を通し、生きることのおかしさ、悲しさ、騒がしさを描く異色の人間ドラマ。

【脚本・監督】 渡辺紘文
(『そして泥船はゆく』『七日』『プールサイドマン』『地球はお祭り騒ぎ』)

【撮影監督】方又玹
(『そして泥船はゆく』『七日』『プールサイドマン』『地球はお祭り騒ぎ』)

【音楽監督】渡辺雄司
(『そして泥船はゆく』『七日』『プールサイドマン』『地球はお祭り騒ぎ』『クソ野郎と美しき世界 EP2「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」』)

【絵本】今村幸治郎

【キャスト】
今村樂、リンゴ、渡辺紘文、井野勝美、井野亮子、渡辺雄司、黒崎宇則、平山ミサオ

【製作会社】大田原愚豚舎

■ 映画制作集団 大田原愚豚舎について
映画制作集団 大田原愚豚舎は、 2013 年、映画監督の渡辺紘文と映画音楽家 渡辺雄司兄弟によって旗揚げされた映画制作団体。
渡辺兄弟の故郷、栃木県大田原市を拠点に独自の映画創作活動を展開し、旗揚げ以来、精力的に作品を製作・発表・上映し続けている。
渡辺兄弟が製作した長編映画『そして泥船はゆく( 2013 )』 『七日( 2015 )』 『プールサイドマン( 2016 )』 『地球はお祭り騒ぎ(2017)』は、史上初となるデビュー以来4作品連続の東京国際映画祭正式出品を果たし、『プールサイドマン』では東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門の最高賞である作品賞を受賞。さらに世界最大の日本映画際ニッポンコネクションにおいて、ニッポン・ヴィジョンズ審査員賞 NIPPON VISIONS JURY AWARD 2017 を受賞するなど、その作品は国内外で高い評価を受けている。
団体名の“大田原愚豚舎”は日本映画界の巨匠 今村昌平監督の長男 天願大介氏が命名した。

次回作はMOOSIC LAB2018出品予定作品『普通は走り出す』。

■第72回エディンバラ国際映画祭紹介映像
 EIFF 2018 Preview Reel

EIFF 2018 Preview Reel

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■ 大田原愚豚舎公式サイト: