ジョージ・クルーニー監督、ジョエル&イーサン・コーエン脚本最新作『サバ―ビコン 仮面を被った街』が、5月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー中です。
クルーニーが監督・製作・脚本、コーエン兄弟が脚本を手がけた本作は、2017年のべネチア国際映画祭コンペティション部門に出品され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』と人気を分け合った話題作。
主演は『オーシャンズ11』シリーズなどでクルーニーと組んでいるマット・デイモン。
『ボーン・アイデンティティー』シリーズでアクション・スターとして活躍するかたわら『オデッセイ』など3作でアカデミー賞候補になっている彼が、今回は平凡なファミリーマンの顔の裏に驚きの秘密を隠したクセモノの主人公を嬉々として演じています。さらに、『アリスのままで』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたジュリアン・ムーア、コーエン兄弟監督の『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』で脚光を浴び、近年では『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でレジスタンス・パイロット役を演じたオスカー・アイザックが出演。賞レース常連の演技派スターたちが豪華な共演を繰り広げます。
5月6日ージョージ・クルーニー監督の誕生日を記念して、
インタビュー映像が解禁されました!
まずマット・デイモンに関して尋ねられた監督は「(マットが)“意識高い系”な感じで来るかと思えば、現場入りした当初から少し太り気味でね。撮影中もドリトスを山のように食べ続けたせいで、どんどん太っていくから面白かったよ。」と冗談交じりで、七度目のタッグとなるマットの撮影時のエピソードを明かしています。続けて、「すばらしい役者で25年来の知り合いだよ。交友関係も近いし、イベントで会うことも多かった。『エデンより彼方に』で一緒に仕事もした。グラントも私もずっと起用したかったんだ。実現できて楽しかったよ。」と、公私ともに交流のあるジュリアン・ムーアとのタッグも念願であったことを話しています。
また、本作が“ブラック・コメディ”要素が入った作品であることから、ユーモアについての話になると、「ユーモアは緊張感から生じるべきだと考えた。または暴力やばかばかしさからで、ジョークからじゃない。トーンが最重要だから難しい。」と持論を展開。
監督・製作・脚本を担い、全体の指揮をとった本作の核となる部分を明かします。
最後に、今作で6作品目となる監督業についての話題を尋ねられると、「映画を作って見る人に楽しんでもらう。途中で、他のことが話題になろうがなるまいが構わない。私の仕事は映画を作ることだ。いつか、好きなようには作れなくなるだろう。そういう業界さ。望みどおりにできる間はそうさせてもらうし、状況が変われば、何か別のことをする。」と大スター監督にもかかわらず、現実志向を持つ一面をのぞかせました。
そんなジョージ・クルーニー監督が、いま伝えたいメッセージをのせ、公開となった『サバ―ビコン 仮面を被った街』を劇場でお確かめください!
<STORY>明るい街、サバービコンへようこそ!そこはアメリカン・ドリームの街。しかし、そこに住むロッジ家の生活は、自宅に侵入した強盗により一転。一家の幼い息子、ニッキーの運命は予想もつかない方向へ・・。時を同じくして、この町に引っ越してきた黒人一家の存在が、笑顔溢れるニュータウンの住人たちのドス黒い一面をあぶりだす。街の人々と家族の正体にただ一人、気がつくニッキー。事件は、想像を超える結末へと急展開する!果たして、幼いニッキーの運命は?サバービコンの行く末は!?
【監督】 ジョージ・クルーニー
【脚本】 ジョエル&イーサン・コーエン、ジョージ・クルーニー、グラント・ヘスロヴ
【出演】 マット・デイモン、ジュリアン・ムーア、オスカー・アイザック
2017年/アメリカ/105分/カラー/ドルビー・デジタル/2.35:1/字幕翻訳:野崎文子/映倫G/原題:Suburbicon/配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES
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