カンヌ国際映画祭でお披露目される、スタンリーキューブリック監督の70mm『2001年宇宙の旅』の新しい予告がワーナー・ブラザースから4月19日に公開されました。
「最初のリリース以来初めて、この70mmのネガがオリジナルカメラから撮られたままの状態で新しくプリントされた」とクリストファー・ノーランが説明し「これが本当のフィルムです。何のデジタル技術、リマスターエフェクト、また編集による修正はありません--観客は50年前に経験した時の映画鑑賞をそのまま再現できます。」と語っています。
映画はカンヌで5月12日にカンヌ国際映画祭で上映されその後、アメリカで公開。
また、ノーラン監督は、カンヌ当日はキューブリックの娘、カタリーナと彼の長年のパートナーの義理の兄弟、ジャン・ハーランが出席することも伝えています。
ともかく、予告をご覧くださいー
映画史に残るキューブリック監督の傑作『2001年 宇宙の旅』は50年経っても、変わらない美しさ、クオリティ--予告だけでも魅了されます。
新しく動画で挙がった『2001年宇宙の旅』予告
日本では、現在70mm上映ができるところは、昨年10月黒澤明監督の『デルス・ウザーラ』を70mmで上映して話題になった国立映画アーカイブだけなのですが、ぜひとも上映してほしいものです--
また、『2001年宇宙の旅』関連では、ワシントンのスミソニアン航空宇宙博物館では現在『2001年宇宙の旅』の”あの部屋”が再現された展示が開催されています。
『2001年宇宙の旅』公開から50周年の今年は、まだまだこの映画に関連した催しがつづきそうです。