日本の春を象徴する桜。このたび、山種コレクションの中から、桜が描かれた作品を厳選し、一堂に公開する展覧会が 6 年ぶりに開催されております。

爛漫と咲き誇り、やがて散りゆく桜の美しさは、古くから詩歌に詠まれ、調度や衣装などの文様に表されるとともに、絵画にも盛んに描かれてきました。桜を愛でる人々を描いた物語絵や風俗画から、奈良の吉野など、桜の名所を舞台とした名所絵や風景画、そして花が主役となる花鳥画や花卉画まで、さまざまなジャンルで絵画化され、 時代とともに多彩な表現が展開しています。

近代・現代の日本画においても、桜は重要な題材であり続けました。橋本雅邦の《児島高徳》や小 林 古径の《清姫》「入相桜 」、江戸時代の風俗画に範をとった上村 松園の《 桜 可里》などは、歴史や物語の一場面で桜を印象的に表しています。また、京都の桜を描いた奥村土牛 の《醍醐》や 東 山魁夷の《春 静 》は、桜のある風景というだけでなく、桜に対する画家それぞれの思いまでもが映し出されています。さらに、夜桜をクローズアップして幻想的に描き出した速水御舟 《夜桜》をはじめ、桜そのものを主題とした作品では、画家の個性や美意識が反映され、日本画の表現の幅広さをみてとることができます。

日本画家による桜の名作約60点の展示

小林古径《清姫》のうち「入相桜」1930(昭和5)年 紙本・彩色 山種美術館

土田麦僊《大原女》1915(大正4)年 紗本金地・彩色 山種美術館

 奥村土牛《醍醐》1972(昭和47)年 紙本・彩色 山種美術館

速水御舟《夜桜》1928(昭和3)年 絹本・彩色 山種美術館

千住博《夜桜》2001(平成13)年 紙本・彩色 山種美術館

2018 年春、山種美術館は名だたる日本画家たちによる桜の絵画で満開となっています。
会場でお花見を楽しみながら、 季節を満喫していただける展覧会です。

■展覧会名 :[企画展] 桜 さくら SAKURA 2018 ―美術館でお花見!―
[Thematic Exhibition]
Sakura, Sakura, Sakura 2018 — Flower Viewing at the Museum!
■会 期 :開催中~5月6日(日)
■会 場 :山種美術館
■主催 :山種美術館、朝日新聞社

■開館時間
:午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休 館 日 :月曜日 [但し、4/30(月)、5/1(火)は開館]
■入館料
:一般 1000 円(800 円)・大高生 800 円(700 円)・中学生以下無料

※( )内は 20 名以上の団体料金。
※障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1 名)は無料。
リピーター割引:本展使用済入場券(有料)のご提出で、会期中入館料が団体割引料金となります。(1 枚につき 1 名様 1 回限り有効)
きもの割引:会期中、きものでご来館のお客様は、団体割引料金となります。
※ 複数の割引の併用はできません。

■主な出品作品:約 60 点
※すべて山種美術館蔵
※出品作品および展示期間は都合により変更される場合があります。

狩野常信《明皇花陣図》、橋本雅邦《児島高徳》、渡辺省亭《桜に雀》、菊池芳文《花鳥十二ヶ月》のうち「3 月」、 山元春挙《裾野の春》、上村松園《桜可里》、菊池契月《桜狩》、冨田溪仙《嵐山の春》、松岡映丘《春光春衣》、 小林古径《清姫》のうち「入相桜」《弥勒》、土田麦僊《大原女》、奥村土牛《醍醐》《吉野》、小茂田青樹《春庭》、 速水御舟《夜桜》《春の宵》、橋本明治《朝陽桜》、東山魁夷《春静》、加山又造《夜桜》、千住博《夜桜》 ほか

cinefil「[企画展] 桜 さくら SAKURA 2018 ―美術館でお花見!」鑑賞券プレゼント

下記の必要事項、読者アンケートをご記入の上、「[企画展] 桜 さくら SAKURA 2018 ―美術館でお花見!」cinefil チケットプレゼント係宛てに、メールでご応募ください。

抽選の上5組10名様に、展覧会入場券をお送りいたします。
(この招待券は、非売品です)

☆応募先メールアドレス  info@miramiru.tokyo
*応募締め切りは2018年4月27日 24:00 金曜日

記載内容
1、氏名 
2、年齢
3、当選プレゼント送り先住所(応募者の電話番号、郵便番号、建物名、部屋番号も明記)
  建物名、部屋番号のご明記がない場合、郵便が差し戻されることが多いため、
  当選無効となります。
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   また、抽選結果は、当選者への発送をもってかえさせて頂きます。

次回開催
【特別展】 琳派 ―俵屋宗達から田中一光へ― 2018 年 5 月 12 日(土)~7 月 8 日(日)

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