この度、アカデミー賞ノミネート『カルテル・ランド』のマシュー・ハイネマン監督最新作、「イスラム国」(IS)に制圧されたシリア北部のラッカで、国際社会に街の惨状を訴えるため秘密裡に結成された市民ジャーナリスト集団「RBSS」と「IS」の情報戦を凄まじい緊迫感で描いた『ラッカは静かに虐殺されている』の公開を記念して、オンライン映画館「アップリンク・クラウド」では、真実を追求するインディペンデント・ジャーナリストたちの活躍を追った『すべての政府は嘘をつく』を期間限定無料配信されることが発表されました。

4月5日(木)14:00よりオンライン映画館アップリンク・クラウドにて期間限定無料配信

ポスト・トゥルース時代に“真実”を追求する
インディペンデント・ジャーナリストたちの闘い-『すべての政府は嘘をつく』

公益よりも私益に走り、権力の欺瞞を追及しない大手メディア。それに抗い、鋭い調査報道で真実を伝えるインディペンデント・ジャーナリストたちが今、世界を変えようとしている。

彼らに多大な影響を与えたのが、1940~80年代に活躍した米国人ジャーナリストのI.F.ストーンだった。I.F.ストーンは「すべての政府は嘘をつく」という信念のもと、組織に属さず、地道な調査によってベトナム戦争をめぐる嘘などを次々と暴いていった。

本作はそんな彼の報道姿勢を受け継いだ、現代の独立系ジャーナリストたちの闘いを追ったドキュメンタリー。
※ポスト・トゥルース[post-truth]:客観的事実よりも、個人の感情や信念への訴求の方が、世論形成に大きく影響する状況を表す形容詞。

(2016年/92分/カナダ/英語)
製作総指揮:オリバー・ストーン
監督:フレッド・ピーボディ
出演:ノーム・チョムスキー(マサチューセッツ工科大学名誉教授)、マイケル・ムーア(映画監督)、エイミー・グッドマン(報道番組『デモクラシー・ナウ!』創設者)、カール・バーンスタイン(元『ワシントン・ポスト』記者)、グレン・グリーンウォルド(元『ザ・ガーディアン』記者/ニュースサイト『ジ・インターセプト』創立者)、ほか

大手メディアが報道しない情報を、市民やジャーナリストたちが自ら立ち上がり自身のメディアやSNSを駆使して社会に送り出す姿を描き、ジャーナリズムの力を改めて証明する2作品。
『ラッカは静かに虐殺されている』の公開を前に併せて本作品をご鑑賞ください。

アップリンク・クラウド特集ページ
http://www.uplink.co.jp/cloud/features/630/
※特集ページのオープンは4月5日(木)14:00となります。

【配信開始】
2018年4月5日(木)14:00配信スタート

期間限定無料プロモーションコード:raqqa
2018年4月5日(木)14:00~4月20日(金)23:59まで有効

【視聴期間】
72時間

映画『ラッカは静かに虐殺されている』

次々と殺されていく仲間や家族。そして暗殺の魔の手は、自らにも忍び寄る。
ドキュメンタリー史上、最も緊迫した90分

戦後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦。2014年6月、その内戦において過激思想と武力で勢力を拡大する「イスラム国(IS)」がシリア北部の街ラッカを制圧した。かつて「ユーフラテス川の花嫁」と呼ばれるほど、美しかった街はISの首都とされ一変する。爆撃で廃墟と化した街では残忍な公開処刑が繰り返され、市民は常に死の恐怖と隣り合わせの生活を強いられていた。海外メディアも報じることができない惨状を国際社会に伝えるため、市民ジャーナリスト集団“RBSS”( Raqqa is Being Slaughtered Silently/ラッカは静かに虐殺されている)は秘密に結成された。彼らはスマホを武器に「街の真実」を次々とSNSに投稿、そのショッキングな映像に世界が騒然となるも、RBSSの発信力に脅威を感じたISは直ぐにメンバーの暗殺計画に乗り出す――。

『ラッカは静かに虐殺されている』予告

『ラッカは静かに虐殺されている』予告

youtu.be

(2017/アメリカ/92分/英語・アラビア語/1:2.35/5.1ch/DCP)
監督・製作・撮影・編集:マシュー・ハイネマン(『カルテル・ランド』)
製作総指揮:アレックス・ギブニー(アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞『闇へ』監督
配給・宣伝:アップリンク

4 月 14 日(土)よりアップリンク渋谷、ポレポレ東中野ほか全国順次公開