尾野真千子と主題歌デュエット・・・だけじゃない!原作者《末井昭》カメオ出演もしていた!!
人生を変えた“情念の爆発”シーンで柄本佑演じる《末井青年》と原作者《末井昭》が約50年の時を超えて邂逅を果たす!さらにカメオシーンで流れるサックス演奏も務める!

「写真時代」、「ニューセルフ」など、伝説的なカルチャー・エロ雑誌を世に送り出した編集長・末井昭の自伝的エッセイを、俳優・柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』。

本作は、7歳の時に母親が隣家の若い息子とダイナマイト心中するという壮絶な体験をした末井青年が、工員、キャバレーの看板描きと職を転々としながら、7昭和のサブカルチャー界を牽引する伝説の雑誌編集長となっていくまでを描いた《笑いと狂乱》の青春グラフィティは 3月17日(土) よりテアトル新宿、池袋シネマ・ロサほかで全国公開いたします。

サブカルチャー界の伝説的編集長・末井昭がカメオ出演!
人生を変えた“情念の爆発”シーンで、末井青年と本人がまさかの共演!

7歳の時に母親が隣家の息子とダイナマイト心中したため、岡山の小さな村で居心地悪い思いで成長した末井青年は成績優秀だったにも関わらず、高校を卒業するや否や大阪の工場に就職。
しかし憧れていた工場で「自衛隊で研修」と言われてしまい3ヶ月で幻滅。興味のあったデザインを学ぶべく、学費のために牛乳配達のバイトに励みます。念願叶ってデザイン学校に通い始めたものの、学生運動の煽りで学校は閉鎖。生活のために新聞広告で見つけて就職したディスプレーの会社では、自分のデザインはまったく理解されないばかりか、“ダイナマイト心中”をした母のことも揶揄され、すっかりやさぐれる末井青年。

同じ会社で出会った先輩のキャバレーの宣伝デザインに衝撃を受け、「自分の情念のデザインができるのはここだ!」とばかりに、キャバレーの宣伝課に転職! 
しかしそこも、朝礼で無意味な社訓を大声で読み上げさせられ、毎日無意味に宴会のような騒ぎだけが続く毎日…。
「商業主義の中で衰弱してしまったポスト・モダニズムを突破したい!」と、いつも難しいことを考えていた末井青年の情念は遂に、“夜の街で身体中にペンキを塗りたくりストリーキングをする”という形で爆発!

誰もが多かれ少なかれ経験したことのある“若い頃の行き場のない情念”。
本作では、突拍子もない方法でこの“情念”を昇華させようとした青年の行動を、原作へのリスペクトを込め表現した。主人公・末井昭を演じた柄本拓が全裸でピンクのペンキを頭から被り、すべての鬱憤を晴らすかのように楽しげに街を疾走する姿は、まさに“青春”そのもの。
清々しい感動すら覚える印象的なシーンとなっています。
(注:ストリーキングは、全裸で疾走する前衛芸術のパフォーマンスです。「芸術」とはいえ逮捕される場合があります。)

©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会

 その後「NEW self」「写真時代」を創刊し伝説的な編集長へと成長していく末井青年。
そんな、人生のターニングポイントともいえる“情念の爆発ストリーキング”シーンに、原作者である末井昭が「全裸で全力疾走するピンクの男に驚く男」として出演しています。

約50年の時を経て、柄本佑演じる若き日の自分と共演することとなった末井氏は「佑くんが演じる若かりし僕と、現在の僕が出会う。さらにこのシーンで流れる音楽も僕が演奏しているので、忘れられないシーンになりました」と語りました。

SDS末井昭氏&柄本佑

昭和の空気感と共に、笑いと狂乱に満ちた当時のアンダーグラウンドカルチャーシーンを描いた『素敵なダイナマイトスキャンダル』。好きなことを追い続け、時代のカリスマとなった末井昭の数奇な人生とは? これを観ずして、日本のサブカルチャーは語れない!

©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会

映画『素敵なダイナマイトスキャンダル』は、末井昭氏が70歳を迎えるアニバーサリーイヤーの本年、3月17日(土)よりテアトル新宿、池袋シネマ・ロサほかにて全国公開となります。

『素敵なダイナマイトスキャンダル』予告

尾野真千子が《初》映画主題歌を原作者と歌う『素敵なダイナマイトスキャンダル』予告

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―芸術は爆発だったりすることもあるのだが、僕の場合、お母さんが爆発だった―
バスも通らない岡山の田舎町に生まれ育った末井少年は、7歳にして母親の衝撃的な死に触れる。肺結核を患い、医者にまで見放された母親が、山中で隣家の若い男と抱き合いダイナマイトに着火&大爆発!!心中したのだ──。青年となり上京した末井昭は、小さなエロ雑誌の出版社へ。のち編集長として新感覚のエロ雑誌を創刊。読者の好奇心と性欲をかきたてるべく奮闘する日々の中で荒木経惟に出会い、さらに末井のもとには南伸坊、赤瀬川源平、嵐山光三郎ら、錚々たる表現者たちが参集する。その後も発禁と創刊を繰り返しながら、数々の雑誌を世におくりだしていく……。昭和のアンダーグラウンドカルチャーを牽引した稀代の雑誌編集長の実話を元に綴られた自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」がまさかの映画化!ダイナマイト心中という衝撃的な母の死。この数奇な運命を背負って、転がる石のように生きていた青年が辿り着いた先は──。稀代の雑誌編集長の《笑いと狂乱》の青春グラフィティ。

柄本 佑 前田敦子 三浦透子 峯田和伸 松重 豊 村上 淳 尾野真千子
中島 歩 落合モトキ 木嶋のりこ 瑞乃サリー 政岡泰志 菊地成孔 島本 慶 若葉竜也 嶋田久作

監督・脚本:冨永昌敬  
原作:末井 昭「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊) 
音楽:菊地成孔 小田朋美 
主題歌:尾野真千子と末井昭「山の音」(TABOO/Sony Music Artists Inc.) 
配給・宣伝:東京テアトル  
2018年/日本/138分/5.1ch/ビスタ/カラー/デジタル/R15+
©2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会 

3月17日(土) テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国公開!