日本を代表する文豪・谷崎潤一郎の短編を原案として、年齢もキャリアも異なる3人の映画監督が現代劇として甦らせた「TANIZAKI TRIBUTE」。
その第一弾となる内田英治監督『神と人との間』が 現在テアトル新宿ほか、全国順次公開中だ。
この『神と人との間』の公開記念のスピンオフ企画として、今作でも体当たりの演技で映画界でも注目の内田慈と根矢涼香の二人のWEBグラビアが公開され話題を集めている。
企画、エディターとして内田英治監督自ら参加して構成されたもの。
この度、シネフィルに内田監督のコメントとともに、WEBサイトに出ていない未公開写真が一挙10枚も到着しました。
内田英治監督コメント
本能のままに。これは、自分の作品に出演する役者さんに共通するものです。
演技、あるいは芝居が上手。または容姿。これももちろん大切だと思うのですが、それ以上にスクリーンを切り裂くような熱量、そして内面的な本能。こんなことをすごく大切に、日々映画を作っております。昭和の時代に日本の役者さんたちが共有していたもの、そして今失われたもの、そんなことを夢想しながら脚本を書いたりするのが楽しいのです。
映画「神と人との間」の内田慈と根矢涼香。ふたりは文字通り、身も心も作品に預けてくれたわけですが、ふたりの本能を曝けるグラビアを公開に合わせて撮影しました 。
内田慈は誰もが知ってると思いますが、名だたる劇団の公演を渡り歩き、いまではインディペンデント映画にはなくてはならない存在となっています。ハスキーな声も好きですが、やはり役に入ったときの憑依の瞬間が、いつ見ても素晴らしい。多くの監督さんに支持されているのも頷けるし、もっともっと作品を渡り歩いてゆくのでしょう。
そして根矢涼香。新人です。最近出演作が様々な賞を受賞しているようで、いよいよきたなー、とわくわくします。突き刺すような視線が彼女の特徴ですが、正反対に内面はまだまだ少女的な部分もあり、その表裏が魅力でもあります。
こんなふたりの“本能”グラビアいかがでしょうか。そして映画の中のふたりもぜひ見ていただきたい!
このほかの、グラビアは下記サイトまで!
『神と人との間』予告
谷崎潤一郎原案 / TANIZAKI TRIBUTE『神と人との間』
町医者の穂積と、親友で漫画家の添田はともに熱帯魚屋で働く朝子に惚れている。ある日穂積は添田に朝子を譲り、ふたりは結婚す る。その瞬間、添田は愛人を作り朝子を虐待し、そのうえ穂積と朝子が不倫をするようにけしかけたりとサディスト化するのだった。 かつての親友に馬鹿にされ挑発されながらも一心に朝子を想い続ける穂積。しかしある事件をきっかけにその純愛は憎悪へと変貌す る...。
◆監督 内田英治
◆出演 渋川清彦 戶次重幸 内田 慈 山田キヌヲ 萬歳光恵 根矢涼香 ほか