松岡茉優主演映画「勝手にふるえてろ」が大ヒット公開中です。
原作は、01 年に「インストール」でデビュー、「蹴りたい背中」で第 130 回芥川賞を受賞した作家・綿矢りさによる同名小説。 十八番とも言える毒舌さえわたる切れ味のいいモノローグで女性のリアルな感情を描いています。
主人公ヨシカには、映画、テレビに大活躍中の 松岡茉優。映画初主演となる本作でコメディエンヌとしての才能を存分に見せつける。
2 人の彼氏には、黒猫チェルシーのボーカルであり、役者・映画監督としても独特の存在感を放つ渡辺大知と、DISH//でボーカル・ギターを務め、『君の膵臓をたべたい』、『恋と嘘』など話題作への出演が続く、人気急上昇中の若手俳優・北村匠海。

”脳内片思い”と”リアル恋愛”の 2 人の彼氏、理想と現実、どっちも欲しいし、どっち も欲しくない・・・恋愛に臆病で、片思い経験しかないヨシカが、もがき、苦しみながら本当の自分を解き放つ!! 東京国際映画祭観客賞受賞、公開初日満足度第1位(12/15 Filmarks 調べ)、そしてネット上でも「2017 年邦画 No.1」と話題沸騰中の痛快エンターテイメントです!!

この度 1 月 13 日(土)、キャストの古舘寛治さん、大九明子監督ご登壇によるトークイベントを実施いたしました。

イベントレポート
◆ 日程:1 月 13 日(土)
◆場所:シネマカリテ スクリーン1 (新宿区新宿3丁目37−12 新宿 NOWA ビル)
◆登壇者:古舘寛治(49)、大九明子監督(49)

上映後の観客の前に登場した古舘寛治さんと大九明子監督。
「毎日たくさんの方々に観ていただいて、連日舞台挨拶を行っていて、 ようやく古舘寛治さんをお招きすることができて大変光栄に思っております。」と大九監督からの第一声に「ようやく登壇者のタマが尽きて僕が呼ばれたという事ですね。」と食い込み気味にツッコむ古舘さんの自虐ネタでトークがスタート。

左より古舘寛治、大九明子監督

古舘さんが演じた「釣りおじさん」という役はインパクトがある役柄ながら、撮影は 1 日だったことについて「観ていただいたお客さんだったらわかるでしょうけど、ご想像の通り 1 日 の撮影で、朝から入って、夜のシーンまであったので、寒い中、川原で缶カンに火を焚いて暖を取りながら撮影していましてね。釣りのおじさんで、松岡さんとだけ絡むすごーく地味なシーンでね。」と再び自虐コメントで笑いを誘う古舘さん。

大九監督は「撮影前に初めて会った時、現れた古舘さんがもう「釣りおじさん」という感じでイメージ通りだったので、「もうそのままでいてください」と思って特に演出はしなかったです。」と役柄にぴったりだった古舘さんをフォロー。

今日のトークイベントの為に映画を見直した古舘さんは、「二度観てもやっぱり印象に残るのは松岡茉優さんの歌のシーンで、映画の歌のシーンと言えば、ミュージカル映画など妄想の中で歌う事が多いと思うんですけど、それは普通によくあるけど、この映画の面白いところ は、全く異なる使い方をしているところ!この斬新さはすごい発見だなと思って、それでも映画が成立していて、本当に面白いなーと思いました。」と大絶賛!「どうやって思いついたんですか?」と古舘さんの質問に「前半と後半の構成は最初から決めていたんですけど、転換をどうしようかと思って、モノクロにするや、画面のアスペクト比を変えるなど色々と考えたんですけど、ヨシカという人をちゃんと届けたいなと思って言葉で言わせる事を決めて、台詞にし、まくし立てるヨシカっぽい台詞にあえて歌をつけました!」と試行錯誤の上に生まれた歌のシーンを解説した。

松岡茉優さんの印象について「松岡さんからはパワーというか勢いというか、本当に強さを感じます。芝居ももちろん良いし、そういう強さがないと主演はできないと思います。」と女優としての素質にも太鼓判!
実は、松岡さんが映画の中で一番好きなシーンが、古舘さんとの共演シーンとのこと!驚く古舘さんに監督から「松岡さんは脚本を最初に読んだ時から、古舘さんとの共演シーンである、歌の場面が
一番言いたいことが詰まっている重要なシーンだと察知していて、撮影初日からしばしば釣りおじさんとのシーンの台詞をつぶやいんです! ですので、古舘さんにとっては一日で終わった撮影なんですけど、松岡さんの中ではずーっと自分の中で温めてきた、釣りおじさんとやっと会えたシーンなんです。しかも、演じるのが縁のある古舘さんだったので、とても楽しそうに伸び伸びと演じていたと松岡さんが語っていたことを聞くと、喜びの表情をみせた。

最後に、古舘さんは「素晴らしい作品を見終わって、またこのあと作品のことを思い出していただき、何がどうだったとか、色々と反芻していただけき、良かったら色々な人に広げていっていただけると嬉しいです。」と話し、大九監督は「たくさんの人に見ていただいて、色々な方にとってそれぞれの「勝手にふるえてろ」が育っていると日々思いますし、この映画を観ていただいた2時間が皆さんの日々にとって楽しい時間だったな、と思い起こしていただけると嬉しいです。」とリピーターも多い観客へ熱いメッセージを届け、大盛況のイベントは終了した。

綿矢りさ原作 松岡茉優主演-暴走ラブコメ『勝手にふるえてろ』予告

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【STORY】
“脳内片思い”の毎日に“リアル恋愛”が勃発!?
2 人の彼氏(?)の間で揺れながら、
傷だらけの現実を突き抜ける 暴走ラブコメディ!
24 歳の OL ヨシカは中学の同級生「イチ」(北村匠海)へ 10 年間片思い中!
そんなヨシカの前に、突然暑苦しい会社の同期「ニ」(渡辺大知)
が現れ告白される。「人生初告られた!」とテンションがあがるも、
ニとの関係にいまいち乗り切れないヨシカ。
ある出来事をきっかけに「一目でいいから、今のイチに会って
前のめりに死んでいこうと思ったんです」と思い立ち、
同級生の名を騙り同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが...

原作:綿矢りさ著『勝手にふるえてろ』文春文庫刊
監督・脚本:大九明子
出演:松岡茉優 渡辺大知(黒猫チェルシー) 石橋杏奈 北村匠海(DISH//)
趣里 前野朋哉 池田鉄洋 稲川実代子 栁俊太郎 山野海
梶原ひかり 金井美樹 小林龍二(DISH//) 増田朋弥 後藤ユウミ 原扶貴子 仲田育史 松島庄汰 古舘寛治※ 片桐はいり

※必ずご一読ください。
正式には外字の舘(※舎官)となります。
WEB上では、表現できない文字のため、「舘」を使用しています。

配給:ファントム・フィルム
主題歌:黒猫チェルシー「ベイビーユー」(Sony Music Records)
©2017 映画「勝手にふるえてろ」製作委員会