バイリンガル脚本家“渋谷悠”と、日系アメリカ人監督“ディーン・ヤマダ”。 彼らが2009年に創り上げた短編映画『自転車』は、第66回ベネチア 国際映画祭を始め世界中の映画祭で評価されました。 その二人が再びタッグを組み、プロデューサーに大川祥吾を迎え制作した 長編映画『千里眼(CICADA)』は、キャストとロケーションは全て日本。
技術スタッフやポストプロダクションは全てアメリカという日米合作体制で制作。
海外スタッフによって描かれる日本の姿は、見慣れた風景でありながらも何処か不思議な空気に包まれており、新しい感覚を体験できます。

以下、岩井俊二監督が滞在していたLAで駆けつけた『千里眼』の対してのメッセージ

傑作短編映画「自転車」の世界観にやられ、
「千里眼」のロサンゼルスプレミアに
矢も盾もたまらず駆けつけたのは何年前だったろう。
いずれの映画にも主演してる佐生有語が素晴らしくて
自身の映画にも出演して頂きました。
ようやく日本でも公開されるんですね。おめでとう!
映画監督 岩井俊二

映画『千里眼(CICADA)』予告

映画『千里眼(CICADA)』予告編 2018年2月17日(土)公開

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<受賞歴>
・ロサンゼルスアジア太平洋映画祭2014 グランプリ
・グアム国際映画祭2014 グランプリ&最優秀演技賞
・ハートランド映画祭2014 長編部門賞
・パンパシフィック映画祭2015 グランプリ&最優秀演技賞
ほか

STORY
「これは無精子症ですね...」
マリッジチェックを受けた小学校教師の種田淳平は、子供を残せないであろうことが
告げられる。彼女のゆかりにも、どうやって伝えたら良いか分からない。
そんな中、種田は千里眼になる。彼を導くような映像が断片的に“見える”のだ。
パンくずを拾うように瞼の裏の光景を辿っていくと、必ず蝉の抜け殻が見つかる...。
一方、種田の妹、七香には小学生の息子、亮太がいる。亮太は学校でいじめられてい
るのだが、ギャンブル好きの夫は頼りになるはずもなく、七香は種田に相談する。話
しの成り行きで亮太のために誕生日会を開くことになる。
なかなか関係が進展しないことにしびれを切らしたゆかりは、種田にある嘘をついて
プロポーズを引き出そうとする。
様々な登場人物の思惑が交差するなか、誕生日会を迎える。
誰が子供で、誰が大人なのか。
一人の男が、蝉のごとく殻を脱ぎ捨てるヒューマンドラマ。

監督:ディーン・ヤマダ
脚本・プロデュース:渋谷悠
プロデュース:大川祥吾

<出演>
佐生有語(「リップヴァンウィンクルの花嫁」「火 Hee」) 安井順平(劇団イキウメ/ワタナベエンターテイメント) 和田ひろこ(劇団ONEOR8)
油井昌由樹(「まあだだよ」「夢」「乱」「影武者」夕日評論家) ほか

制作年:2014年/上映時間:100分

2018年2月17日(土)〜23日(金)
池袋HUMAXシネマズ 1週間限定レイトショー(連日20:30上映スタート)