先日、シネフィルでもお伝えしたルイス・ブニュエルの幻の傑作として知られる『皆殺しの天使』リバイバル上映初日が12/23(土)〜シアター・イメージフォーラムにてスタートすることが決定いたしました。

また、先般お知らせしておりました『ビリディアナ』(1961)、『砂漠のシモン』(1964)というメキシコ時代の作品の同時公開に加え、映画史に残るブニュエルの傑作『アンダルシアの犬』(1928)の特別上映も決定しました。

©1928 Les Grands Films Classiques,Paris

◇『アンダルシアの犬』(1928)
ルイス・ブニュエル監督による短編映画作品。共同脚本にサルバドール・ダリ。「刃が眼球を切り裂く」「手のひらに集るたくさんのアリ」など悪夢的で奇怪なイメージで構成された本作は、公開されるやジャン・コクトーら当時の芸術家たちから熱狂的な支持を受けた。今なお鮮烈なシュルレアリスム映画/実験映画の金字塔。

ルイス・ブニュエル
「メキシコ時代」最末期の問題作『ビリディアナ』(1961)、『砂漠のシモン』(1964)を同時上映 さらに『アンダルシアの犬』も特別上映が決定!予告

異才ブニュエルが<メキシコ時代>最末期に生み出した最高傑作『皆殺しの天使』他予告

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『皆殺しの天使』
異才ブニュエルが<メキシコ時代>最末期に生み出した最高傑作!

際限のない反復、停滞感、無力感、閉塞感停止寸前の時間の中で、崩れゆく世界の輪郭。匂い立つエロティシズム不可解の極みに誘う、壮麗かつ危険な映画。瀆神的で寓話的、放たれた悪意とユーモアが現実をあぶり出し、変質させる。
日本初公開から36 年、『昼顔』『ブルジョアジーの密かな愉しみ』の偉才ブニュエルの最も豊饒な時代に生み出された幻の傑作が再臨する!

12月23日(土)〜シアター・イメージフォーラムにてロードショー