アレハンドロ・ホドロフスキー監督の待望の最新作『エンドレス・ポエトリー』が、2017年11月18日(土)より、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開致します。
この公開を記念して、アップリンク渋谷ほか全国にてアレハンドロ・ホドロフスキー監督の特集上映が決定しました。
今回の特集では劇場未公開映像として最新作『エンドレス・ポエトリー』のメイキング映像、
ホドロフスキー監督の独占インタビュー映像を特別併映するなど熱狂的ファンにもたまらない
内容となっております。
公開当時にジョン・レノンが惚れこんで配給権を買った伝説のカルトムービー『エル・トポ』、
『ブレードランナー2049』にも影響を与えるなど、あらゆるSF映画の元ネタとなった未完の
伝説映画『DUNE』をめぐるドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』、23年ぶりの新作だった前作『リアリティのダンス』を含む全6作品。
【上映作品紹介】
『エル・トポ』(1970 年/アメリカ、メキシコ/124 分)
1971 年 1 月 1 日ニューヨークのエルジンにて何の宣伝もされないまま『エル・トポ』深夜興行はスタートした。 のちに、ミッドナイト・シネマ・カルトの先駆けとなる本作は、瞬く間にニューヨークを熱狂の渦に巻き込み、歴史的ロングランを記録。観客の中にはミック・ジャガー、アンディ・ウォーホールら当時の最先端をいくアーティストたちの姿が見受けられ、『イージー・ライダー』を撮り終えたばかりの、デニス・ホッパーとピーター・フォンダは次回作への出演の意思表示をした。
なかでも、 ジョン・レノンは劇場に 4 回足を運ぶほど惚れ込んで、本作と次回作の独占配給権を買い取ったほどの熱狂ぶりであった。
(C)2007 ABKCO films
監督・脚本・音楽・美術:アレハンドロ・ホドロフスキー
キャスト:アレハンドロ・ホドロフスキー、ブロンティス・ホドロフスキー、
製作:アレン・クライン
『ホーリー・マウンテン』(1973 年/アメリカ、メキシコ/113 分)
カルト・ムービーファンから圧倒的な支持を集め、世界中に数多くの熱烈な信者を持つアレハンドロ・ホドロフスキー。
彼の代表作『エル・トポ』と並び、長年に渡り根強い人気を博すのが、『ホーリー・マウンテン』である。
「私は預言者なのかもしれない。いつの日か、孔子やマホメッド、釈迦やキリストが私の元を訪れることを想像することがある」本作の撮影中にホドロフスキ ーは自身についてこう語っている。
錬金術師として劇中に登場する彼は、この言葉のように不死を求める弟子たちを時に優しく、 時に厳しく導いていく。その修行の過程は、狂気とエロスに溢れ、サイケデリックで幻想的な世界が観るものを圧倒する。
(C)2007 ABKCO films
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
キャスト:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス、ラモナ・サンダース
製作:アレン・クライン
音楽:アレハンドロ・ホドロフスキー、ホラシオ・サリナス
『サンタ・サングレ/聖なる血』(1989 年/イタリア、メキシコ/122 分)
サーカスを舞台にした血まみれのメロドラマ。
サーカスで育った少年フェニックスは父の浮気と、それにはじまる父母の喧嘩で母が 傷つけられるのを目撃し、深いトラウマを抱く。フリークや身体損傷、カーニバルといったホドロフスキーお得意のテーマが明快な復讐物語の枠にきれいにおさまっている。
(c)INTERSOUND PRODUCTIONS S.r.l. 1989, ALL RIGHTS RESERVED.
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
キャスト:アクセル・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキー
『ホドロフスキーの DUNE』
(2013年/アメリカ/90 分/英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語/カラー/16:9)
ホドロフスキーの『DUNE』は、1975 年にホドロフスキーによって企画された SF 大作で、スタッフにバンド・デシネのカリスマ作家メビウス、SF 画家のクリス・フォス、『エイリアン』『トータル・リコール』の脚本で知られるダン・オバノン、画家、デザイナーの H・R・ギーガー、キャストにサルバドール・ダリ、ミック・ジャガー、音楽にピンク・フロイド等、驚異的な豪華メンバーを配するも、撮影を前にして頓挫した。
本作は、ホドロフスキー、プロデューサーのミシェル・セドゥー、ギーガー、レフン監督等のインタビューと、膨大なデザイン画や絵コンテなどの資料で綴る、映画史上最も有名な“実現しなかった映画”、ホドロフスキー版『DUNE』についての、驚愕、爆笑、感涙のドキュメンタリー!
(c) 2013 CITY FILM LLC, ALL RIGHTS RESERVED
プロデューサー・監督:フランク・パヴィッチ
キャスト:アレハンドロ・ホドロフスキー、ミシェル・セドゥー、H・R・ギーガー、クリス・フォス、ブロンティス・ホドロフスキー、ニコラ ス・ウィンディング・レフン、ダイアン・オバノン、クリスチャン・ヴァンデ、ジャン=ピエール・ビグナウ
共同プロデューサー:ミシェル・セドゥー
『リアリティのダンス』
(2013 年/チリ・フランス/133 分/スペイン語/カラー/1:1.85)
世界、そして自分。軍事政権下のチリで生きる少年は、どんな夢を見るのか?
自身の少年時代を描いた、幻想的で美しい人間賛歌。 1920 年代、幼少のアレハンドロ・ホドロフスキーは、ウクライナから移民してきた両親と軍事政権下のチリ、トコピージャで暮ら していた。権威的で暴力的な共産主義者の父と、アレハンドロを自身の父の生まれ変わりと信じる母に愛されたいと願いつつも大きなプレッシャーを感じ、また、ロシア系ユダヤ人であるアレハンドロは肌が白く鼻が高かったため、学校でも「ピノキオ」といじめられ、世界と自分のはざまで苦しんでいた...。 青い空と黒い砂浜、サーカスに空から降ってくる魚の群れ、青い服に赤い靴。
映画の中で家族を再生させ、自身の少年時代と家族への思いを、チリの鮮やかな景色の中で、現実と空想を瑞々しく交差させファンタスティックに描く。
(C) photos Pascale Montandon-Jodorowsky (C) “LE SOLEIL FILMS” CHILE・“CAMERA ONE” FRANCE
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
キャスト:ブロンティス・ホドロフスキー、パメラ・フローレス、イェレミアス・ハースコヴィッツ、クリストバル・ホドロフスキー、アダン・ホ ドロフスキー
プロデューサー:ミシェル・セドゥー
『ホドロフスキーの虹泥棒』
(1990 年/イギリス/92 分/カラー/ステレオ/ビスタサイズ(ヨーロッパ・ビスタ)
人生は、空にかかるあの虹のように。
アレハンドロ・ホドロフスキー監督、幻の未公開作が 26 年の時を経て遂に劇場公開!
アカデミー賞®名誉賞受賞ピーター・オトゥール、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞オマー・シャリーフ、そしてドラキュラ伯爵役や『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズや『スター・ウォーズ』シリーズへの出演も記憶に新しいクリストファー・リーと いう名優3人を配し、『サンタ・サングレ/聖なる血』に続く長編第6作目として創り上げた『ホドロフキーの虹泥棒』。
監督:アレハンドロ・ホドロフスキー
キャスト:ピーター・オトゥール、オマー・シャリーフ、クリストファー・リー、ジョアンナ・ディケンズ、イアン・デューリー、
また期間中はスタンプラリーも実施、新作『エンドレス・ポエトリー』含む4作品鑑賞すると先着数量限定で
ホドロフスキー直筆イラスト入りきんちゃく袋(非売品)をプレゼント致します。
ホドロフスキー特集
■日時:2017年12月2日(土)~12月29日(金)(各劇場により異なります)
■劇場:アップリンク渋谷ほか全国順次公開
■上映作品(各劇場により異なります)
『エル・トポ』
「ホドロフスキー監督インタビュー映像」(約30分)
『ホーリー・マウンテン』
『エンドレス・ポエトリー』メイキング映像(約30分)
『サンタ・サングレ/聖なる血』
『ホドロフスキーのDUNE』
『リアリティのダンス』
『ホドロフスキーの虹泥棒』
※京都みなみ会館(12/2~15)
※神戸・元町映画館(12/16~22)
※大阪・シアターセブン(順次公開)