松居大悟の最新作「アイスと雨音」のメインキャストが第 30 回 東京国際映画祭のレッドカーペット に登場致しました。

(写真右から、松居大悟監督、門井一将、青木柚、田中偉登、森田想、田中怜子、戸塚丈太郎、若杉実森、ファッションデザイナーのケイスケヨシダ)

日本映画スプラッシュ部門に選出された本作では、オーディションで選ばれた若さ溢れるキャストたちが集合。そして今回は、作品内でも衣装を手がけている若手気鋭のファッションデザイナーKEISUKEYOSHIDA がキャストたちのレッドカーペットのオリジナル衣装を担当し、作品の晴れ舞台を華やかに飾りました。
その様子を、本作にてドキュメント撮影を担当している映像作家のエリザベス 宮地が撮影しました。

■KEISUKEYOSHIDA コメント■
今回は映画祭でレッドカーペットを歩くという晴れ舞台なので、『アイスと雨音』の世界観と、思春期の子達の自然体な装いの空気感は大事にしながら、 気張ったかっちりとした感じや、ドレッシーなヘアとメイク、 また、どこか日常を超えてファンタジーになるように意識しました。
僕も普段日本の思春期の子達に想いを馳せてコレクションを作っています。 思春期真っ最中の彼らが僕のこれまで作った服をまぜこぜにした装いで、堂々とレッドカーペットを歩くさまには胸が熱くなりました。 このレッドカーペットは彼らにとって一生の思い出になると思いますし、いろんな意味でスタートラインのような、先が長く続く道のようにも思えました。 こんな機会に衣装提供とスタイリングというかたちで関わることができて光栄です。

この映画は、予定していた演劇が中止になるという松居大悟監督自身の経験を基に、“現実と虚構”“映画と演劇”の狭間でもがく若者たちの1か月間を、74 分ワンカットで描いた青春譚。
そんな少年少女 たちの世界観と、思春期の空気感の体現が、今回の東京映画祭のレッドカーペットで実現致しました。
心が折れたことのあるすべての人へ。
覚悟を胸に駆け抜けた映画が今はじまる。東京国際映画祭で上映された後、第 27 回映画祭 TAMA CINEMA FORUM にて、11 月 25 日(土)に特別先行プレビューが行われます。
2018 年の春に、渋谷ユーロスペースほか順次ロードショーです。



■監督・松居大悟 プロフィール■

1985 年生まれ、福岡県出身。劇団ゴジゲン主宰、全作品の作・演出・出演を担う。09 年、NHK『ふたつのス ピカ』で同局最年少のドラマ脚本家デビュー。12 年、初監督作『アフロ田中』が公開。その後、『スイー トプールサイド』『自分の事ばかりで情けなくなるよ』など作品を発表し、『ワンダフルワールドエンド』 でベルリン国際映画祭出品、『私たちのハァハァ』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2 冠受賞、『ア ズミ・ハルコは行方不明』は東京国際映画祭・ロッテルダム国際映画祭出品。クリープハイプやチャットモ ンチーや銀杏 BOYZ の MV を手がける。2017 年 1 月に放送されたドラマ 24『バイプレイヤーズ~もしも 6 人 の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』のメイン監督も務めている。

■音楽・MOROHA プロフィール■

2008 年に結成された MC のアフロと Gt の UK からなる 2 人組。結成 当初は、渋谷 Family や池袋 Bed など、 HIPHOP クラブイベントをメインに LIVE を行うが、生音でビートのない編成ゆえ出演者やオーディエンスか ら冷ややかな視線を浴びていた。こうした現場を通して屈強な精神力を養う。言葉から汗が滲み出る程に熱 量を持ったラップ、そしてギター1 本だからこそ際立つ UK の繊細かつ獰猛なギターフレーズ。個々の持ち 味を最大限に生かす為、この MC×Gt という最小編成にこだわる。抽象的な表現を一切使わず、思いの丈を 言い切るそのスタイルとリリックは、賛否両論を巻き起こしている。鬼気迫る LIVE はあなたにとって毒か 薬か。雪国 信州信濃から冷えた拳骨振り回す。

■衣装・KEISUKEYOSHIDA プロフィール■

1991 年東京都生まれ。立教大学文学部卒業。
ここのがっこう、ESMOD JAPON「AMI」にてファッションを学ぶ。
15A/W より KEISUKEYOSHIDA として活動を開始。 「東京ニューエイジ」に参加しランウェイ形式でコレクションを発表。 16S/S より Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO に参加。

■ドキュメンタリー撮影・エリザベス宮地 プロフィール■

映像作家。高知県出身。ドキュメンタリーをベースに様々なミュージシャンの MV、ドキュメント作品を手 掛ける。2016 年に発表した、元カノとの 2 年間の日々を写真と映像で生々しく綴った MOROHA「バラ色の日々」 MV が話題を集める。2017 年 2 月、BiS のライバル“SiS” が消滅する様子を追ったドキュメンタリー映 画『WHO KiLLED IDOL ? ‒SiS 消滅の詩‒』で商業デビュー。そして、MOROHA のツアーに同行しながらお客 さんや家族の人生を MOROHA の音楽と照らし合わせた『劇場版 其ノ灯、暮ラシ』を発表。最新作は、BiSH の ドキュメンタリー映画『ALL YOU NEED is PUNK and LOVE』が 12 月 9 日に渋谷 HUMAX シネマほか全国の劇場 で順次公開。映画『アイスと雨音』のドキュメンタリーを担当している。

松居大悟監督『アイスと雨音』予告 東京国際映画祭 日本映画スプラッシュ部門

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■「アイスと雨音」 ストーリー■
私たちの青春は、もう止まらない。
2017 年、小さな町で演劇公演が予定されていた。 イギリスの戯曲を日本で初上演する。
戯曲は、世界の演劇シーンで注目を集めるイギリスの劇作家 Simon Stephens の「MORNING」。 親友が町を出ていくことをきっかけに、鬱屈からの夜明けを描いた物語。
オーディションで選ばれ、初舞台に意気込む少年少女たち。 しかし舞台は、突如中止になった。
「ねぇ、稽古しようよ」と、ひとりの少女が言い放つ―

監督・脚本:松居大悟(「アズミ・ハルコは行方不明」「私たちのハァハァ」)
音楽:MOROHA
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
製作:「アイスと雨音」実行委員会 出演:森田想、田中怜子、田中偉登、青木柚、紅甘、戸塚丈太郎、門井一将、若杉実森、利重剛、MOROHA ほか
■配給SPOTTED PRODUCTIONS

2018年春、渋谷ユーロスペースほか順次ロードショー

先行上映
■TAMA CINEMA FORUM:http://www.tamaeiga.org/2017/