ヌーヴェルヴァーグを代表する名優ジャン=ピエール・レオーを主演に迎え、 『M/OTHER』『不完全なふたり』の諏訪敦彦監督が『ユキとニナ』から 8 年ぶりに撮り上げた、仏日合作作品『ライオンは今夜死ぬ』のポスタービジュアルと予告編が公開となりました。

© 2017-FILM-IN-EVOLUTION-LES PRODUCTIONS BAL THAZAR-BITTERS END

先日行われた第 65 回サン・セバスチャン国際映画祭のワールドプレミア上映では、 エンドロールが始まるやいなや鳴りやまぬ拍手が贈られ
「息を呑むほど素晴らしい!」 (エル・ムンド紙)、
「ジャン=ピエール・レオ―にとにかく圧倒される!」(ガラ紙)
と絶賛された本作。

監督は、海外のキャスト・スタッフを起用して精力的に名作を生み出し、 フランスをはじめヨーロッパで圧倒的な評価を受けている諏訪敦彦監督。
『大人は判ってくれない』で鮮烈なデビューを果たし、フランソワ・トリュフォーをはじめ巨匠たちに愛され、「ヌーヴェルヴァーグの申し子」と呼ばれる名優ジ ャン=ピエール・レオーと、ワーク ショップを通じて選ばれた子どもたちが共演する最高のコラボレーションが実現した。

この度解禁となったポスタービジュアルでは、ジャン=ピエール・レオ―演じる老俳優ジャンと子どもたちが木陰で楽し気に話す姿に「さあ、映画を作ろう。それこそが人生だから。」とコピーがある。またポスター下には、岸辺にいるジャンが 湖に入っている女性と見つめ合う、まるで絵画のような美しい風景が映っている。

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予告編では、「アクション」のカチンコから、死を演じられない老俳優ジャンが映される。
南仏コート・ダジュールの美しい土地で、ジャンがかつて愛した女性 ジュリエットと洋館で不思議な再会を果たし、さらに子どもたちと一緒に映画撮影をしていく姿が見られる。
ジャン=ピエール・レオーとワークショップで見出された子どもたちとのコミカルで微笑ましい掛け 合い。そして、ジュリエットと交わされる「生と死」についての美しい台詞。映画撮影が教えてくれる、死を想い、残された時間を生きる大きな歓びを知っていくジャンの姿が感動的に映されている。さらに、諏訪監督が本作のストーリーの着想を得た名曲「ライオンは寝ている」の軽快な音楽が響き渡る。

諏訪敦彦監督『ライオンは今夜死ぬ』予告

主演 ジャン=ピエール・レオ―×諏訪敦彦監督『ライオンは今夜死ぬ』予告

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<ストーリー>
南仏コート・ダジュール。死を演じられないと悩む、年老いた俳優ジャン。
過去に囚われ、かつて愛した女性 ジュリエットの住んでいた古い屋敷を訪ねると、幽霊の姿となってジュリエットが彼の前に現れる。さらに、地元の子どもたちが屋敷に忍び込んできて...子どもたちからの誘いで突然はじまった映画撮影。撮り進めるうちに過去の記憶と向き合い、残された時間、ジャンの心に生きる歓びの明かりがふたたび灯されていく。

監督・脚本:諏訪敦彦
出演:ジャン=ピエール・レオー、ポーリーヌ・エチエンヌ、イザベル・ヴェンガルテン
2017 年/フランス=日本/103 分
配給:ビターズ・エンド
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2018 年 1 月 20 日(土)より
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