建築業界を挑発し続ける男、嶋田洋平が目指しているものが何か、知りたい!

嶋田洋平のドキュメンタリー作品『建築を、あきらめる(仮)』。
業界内で高く評価される”建築を建てない建築家”の真実の姿に迫ります。

あるときは金策に走り、あるときは既得権に怒り、あるときはパン屋をはじめる。

嶋田洋平。

一体、何者なのか。

そんな男も大学生のころは純粋に建築家を目指していた。けれども無我夢中で走っていたら、気づいたときには何もかも時代は変わっていた。

一方で、国土交通大臣賞や日本建築学会教育賞(教育貢献)を受賞し、「アーキテクト・オブ・ザ・イヤー2017」では隈研吾氏に続いて2位となった。

地方の救世主として全国を走り抜ける嶋田は、今どんな景色を見ているのか。どこへ向かおうとしているのか。もはや建築家はあきらめたのか。

「自分で独立することを決めて、社会をもう一度見たら全然違っていた。夢中で目の前の仕事と向き合っていたから、社会のことを見ていなかったんですよね」

「独立しても、ぼくのところに新しい家の設計依頼なんて、当然こないわけで。でもリノベーションの仕事が少しずつ増えているのは感じていた」

その後、嶋田たちが全国で展開するのが「リノベーションスクール」。

ただ、これはスクールなんかじゃない。まさに熱狂するまちづくりだ。

そんな、嶋田洋平の実像に迫るドキュメンタリーが現在製作されているー

↑嶋田が手がけた場所はいずれも、まちの人の交流の場として機能している。北九州にある、宿泊施設とレストランを融合させたTanga Tableもその一つ。

空きテナントビルになっていた場所を、クリエイターたちの集まる場所にリノベーション。商店街と周辺エリアの活性化につながった。

嶋田洋平コメント

「今回映画のお話を受けたのは、「映画ならなんとかなるかも」と思ったから。映画であれば、監督にも作品にも、リスペクトを持って向き合うことができる。映画は、長い尺で、ビジュアルで伝えられるところが強いですよね。どんな映画になるか、まだ僕には想像もついてないけれど、幅広い人たちに見て欲しいです。僕のことを嫌いだった人が映画を見て、「こいつ案外いいやつかもしれない」なんて思ってくれたら、嬉しいですね」

1976年福岡県生まれ。東京理科大学理工学研究科建築学専攻修士課程修了後、建築設計事務所「みかんぐみ」チーフを経て、2008年らいおん建築事務所を設立。2012年北九州家守舎を、その翌年には都電家守舎を設立し、生まれ育った北九州市の小倉やそして家族と暮らす豊島区雑司が谷など、全国各地の縮退エリアでリノベーションまちづくりによる再生事業を行っている。小倉魚町での実践によって「国土交通大臣賞」「都市住宅学会業績賞」「土地活用モデル大賞審査委員長賞」「日本建築学会賞教育賞」を受賞。著書に「ほしい暮らしは自分でつくる ぼくらのリノベーションまちづくり」(日経BP社)、共著に「2025年の建築 七つの予言」(日経BP社)、「最高に気持ちいい住まいのリノベーション図鑑」(エクスナレッジ)等。

話題を集めるpopcornオリジナル作品第一弾!
製作はMotionGalleryStudioの第一弾

今回の映画『建築を、あきらめる(仮)』は、新しい映画上映の方法として脚光を浴びている誰もが自分の映画館をつくることができるサービス”popcorn”のオリジナル作品第一弾並びに、MotionGalleryStudioの第一弾作品となります。

本作のプロデューサー・制作を、汐田海平(エイゾーラボ株式会社/ MotionGalleryStudio共同プロデューサー)と大高健志(MotionGallery)が務めます。

ドキュメンタリー映画『建築をあきらめる(仮)』の予告の予告

リノベーションスクールで各地を熱狂させる男・嶋田洋平は未来に何を見るか。ドキュメンタリー映画『建築をあきらめる(仮)』

youtu.be

2018年5月以降 ”popcorn” での上映

現在、下記よりクラウドファンデング募集中!