マーティン・スコセッシ監督が「世界の至宝だ!」と絶賛する、映画の父“リュミエール兄弟”が製作した作品1422本から厳選された108本より構成された映画『リュミエール!』が、10月28日(土)より東京都写真美術館ホール他全国順次公開することが決定いたしました。

日本オリジナル予告映像が公開!

今回の予告編67秒には、1895年に上映された世界初の短編映画『工場の出口』、リュミエール作品の中でも多くの人が目にしたことのあるコメディ『水を撒かれた水撒き人』(1895)、そして、世界各地の映像、エジプト ギザで撮影されたピラミッド(1897)、水の都ヴェネチア(1896)、セーヌ川から撮影されたエッフェル塔(1897)、ロンドン ウェストミンスター橋から撮影されたビック・ベン(1896)など貴重な映像が満載!

特に1897年の京都、剣道家ふたりの試合を撮影した120年前の日本の様子は、現存する日本最古の映像のうちの一本といわれており、映画としてだけでなく、世界の歴史を垣間見ることのできる予告編が完成しました。

© 2017 - Sorties d’usine productions - Institut Lumière, Lyon


122年前、写真しかなかった世界、たった50秒の映像でも、『ラ・シオタ駅への列車の到着』(1897年)を見た観客は、蒸気機関車が本当に迫ってくると驚き、交通がまだまだ不便だったあの時代の世界各国の様子を目にした当時の人々の感動を追体験できる映画『リュミエール!』。

公開に先駆けて、映画ファン必見の素晴らしい映像の数々が垣間見られる予告編をお見逃しなく。

スピルバーグもルーカスもジェームズ・キャメロンもクロサワも小津も、映画はここから始まったー。

1895年12月28日パリ、ルイ&オーギュスト・リュミエール兄弟が発明した“シネマトグラフ”で撮影された映画『工場の出口』等が世界で初めて有料上映された。全長17m、幅35mmのフィルム、1本約50秒。現在の映画の原点ともなる演出、移動撮影、トリック撮影、リメイクなど多くの撮影技術を駆使した作品は、当時の人々の心を動かした。

 1895年から1905年の10年間に製作された1422本より、カンヌ国際映画祭総代表であり、リヨンのリュミエール研究所のディレクターを務めるティエリー・フレモー氏が選んだ108本から構成され、リュミエール兄弟にオマージュを捧げた珠玉の90分。

4Kデジタルで修復され、フレモー氏が自ら解説ナレーションを担当、ひとつの時代、そこに生きる様々な人や場所、伝統の証人である映像とともに、20世紀を目前とした世界への旅にあなたを誘います。

122年前の世界!4Kデジタル修復『リュミエール!』本予告

122年前の世界!4Kデジタル修復『リュミエール!』本予告

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監督・脚本・編集・プロデューサー・ナレーション:ティエリー・フレモー(カンヌ国際映画祭総代表)
製作:リュミエール研究所 
共同プロデューサー:ヴェルトラン・タヴェルニエ 
音楽:カミーユ・サン=サーンス
映像:1895年~1905年リュミエール研究所(シネマトグラフ短編映画集1,422本の108本より)
原題:LUMIERE!/2016年/フランス/フランス語/90分/モノクロ/ビスタ/5.1chデジタル/字幕翻訳:寺尾次郎/字幕監修:古賀太/後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本 
協力:ユニフランス
© 2017 - Sorties d’usine productions - Institut Lumière, Lyon

10月28日(土)東京都写真美術館ホール他全国順次公開