「スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド」のソフィー・ファインズ監督が10年以上もグレイス・ジョーンズを撮ったというドキュメンタリー映画『GRACE JONES: BLOODLIGHT AND BAMI』がトロント国際映画祭のドキュメンタリー部門のオープニング作品として、上映されその予告が解禁されました。

ジャマイカ生まれのモデル、歌手、そしてニューウェーブのアイコン--1970年代にアンディ・ウォーホールのミューズから現在に至るまで、彼女の存在は、いつもスタイリッシュで、斬新なメイクやファッションによってポップカルチャーの最前線に位置しています。

ジャマイカ・クレオール語では、「BLOODLIGHT」はレコーディングスタジオで点灯する赤色の光アーティストの光の象徴であり「Bamiは」パン、日常生活を意味しています。

10年近くにわたって、彼女を撮り続けたこの映画は、彼女のパブリックとプライベートを一緒に織り込みジプシー、アーティスト、パーティーでの快楽主義--テーマ別に移動し続けることによって、我々の前に見えていないグレイスの姿を映し出され、その存在から生きていることの意味を思い起こさせる作品となっていきます。

彼女自身のブランドを創り続けているフランス人のアーティストでグラフィックデザイナージャン=ポール・グードやジャマイカの世界的なミュージシャンスライ&ロビーなども作品では登場し、彼女の存在をより明白に描き出しました。

また、オリジナルステージング・コンセプトデザイナーとして、また一部衣装デザイナーとして故 石岡瑛子が参加しており、そう意味からも貴重な作品になっています。

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GRACE JONES: BLOODLIGHT AND BAMI Clip | TIFF 2017

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