TAMA 映画フォーラム実行委員会は毎年 11 月に開催する映画祭 TAMA CINEMA FORUM とともに年数回の特別上映会をベルブホール(多摩市 立永山公民館)で実施しており、7 月 22 日(土)に「ユーリー・ノルシュテイン監督上映 ~アニメーションの神様、その美しき世界~」 を上映することが決定いたしました。

『霧の中のハリネズミ』より
© 2016 E.S.U.E C&P SMF

また、ニューディアー代表/新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクターの 土居伸彰氏と、アニメーション作家/クリエーターのひらのりょう氏を迎えてゲストトークを実施します。「アニメーションの神様」とし て、宮崎駿監督や高畑勲監督をはじめ、世界中のアニメーターからリスペクトされているユーリー・ノルシュテイン監督の代表 6 作品を、 この機会にご覧ください。

【ユーリー・ノルシュテイン監督】
1941 年 9 月 15 日、第二次大戦下、疎開先のロシア中西部ペンザ州ガラブニーシチェンスキー地区アンドレーフカ村生まれ、75 歳。初期の 監督作である 1968 年の『25 日・最初の日』及び 1971 年の『ケルジェネツの戦い』では、1920 年代の芸術作品やロシア・アバンギャルドの影 響が濃い大人向けの作品を撮るが、1973 年の『キツネとウサギ』、1974 年の『アオサギとツル』、1975 年の『霧の中のハリネズミ』では動物 が主人公の子ども向けの作品を撮り、いずれも高い評価を得た。そして 1979 年の『話の話』では、ロサンゼルスにおいて行われた映画芸 術アカデミーとハリウッド ASIFA とが共催した国際アンケートで「あらゆる民族、あらゆる時代の最上のアニメーション」として認められるなど、 その評価を不動のものとする。これまでに国内外で 30 以上の映画賞などを受賞。

【上映作品】
『25 日・最初の日』(10 分/1968 年)......ロシア革命を鮮烈に描いた記念すべき監督デビュー作
『ケルジェネツの戦い』(10 分/1971 年)......ロシア聖像画(フレスコ美術・細密画)の手法を使いて戦争を描いた圧巻の第二作
『キツネとウサギ』(10 分/1973 年)......初めて動物キャラクターが登場する作品であり、初の子ども向け作品、初の単独監督作品

© 2016 E.S.U.E C&P SMF


『アオサギとツル』(10 分/1974 年)......日本の浮世絵・水墨画を参考に、初めて複数の背景を重ねる手法で制作された作品

© 2016 E.S.U.E C&P SMF

『霧の中のハリネズミ』(10 分/1975 年)......世界で最も愛されたノルシュテインの入門編的な代表作
『話の話』(29 分/1979 年)......監督の自伝的な記憶が反映された、世界アニメーション史上の名作と名高い最高傑作
© 2016 E.S.U.E C&P SMF
「アニメーションの神様、その美しき世界」公式サイト

<上映情報>
[日時] 2017年7月22日(土)4回上映
①10:30~11:50 ②13:30~14:50

⭐︎ゲストトーク
14:50~15:40
土居伸彰氏
(ニューディアー代表/新千歳空港国際アニメーション映画祭フェスティバル・ディレクター)

土居伸彰氏

ひらのりょう氏
(アニメーション作家/クリエーター)

ひらのりょう氏

[会場] ベルブホール(多摩市立永山公民館/ベルブ永山 5F)多摩市永山 1-5
316:30~17:50 419:00~20:20 京王永山駅・小田急永山駅から徒歩約 2 分
[料金] 前売・インターネット予約:1,000 円(大人=中学生以上のみ)
当日:1,200 円(一般)、600 円(子ども=4 歳~小学生)
※TAMA 映画フォーラム支援会員、障がい者とその付添い者 1 名は当日 600 円
※インターネット予約は、上映当日に前売価格にて精算・チケット受渡。受付は 7 月 21 日(金)まで
[前売] 発売中
[取扱い]
多摩市立永山公民館(祝日を除く9:00~17:00)、多摩市役所売店(8:30~17:00)
聖蹟桜ヶ丘ヴィータ7F「多摩ボランティア・市民活動支援センター」
ココリア多摩センター5F「おしごとカフェ キャリア・マム」