本サイトにて連載ももつ弱冠19歳にして注目の監督・松本花奈監督の新作短編「過ぎて行け、延滞10代」の製作が決定し、キャストが発表された。
今回松本監督とタッグを組むのは、“インディペンデント映画の若きミューズ”と称される20歳の堀春菜さんと現在朝ドラ『ひよっこ』で幸子の婚約者で、コーラスの先生・高島雄大役を演じており、午後の紅茶のCMや「帝一の國」でも印象深い21歳の井之脇海さんです!同年代のスタッフ・キャストで贈るホンモノの青春映画になりそうだ。
音楽は吉祥寺を拠点に活動する3人組ロックバンドのザ・ラヂオカセッツが本作のために新曲を書きおろすことが決定している!日本テレビ 『ゆとりですがなにか』で鮮烈なイメージを残した若手俳優・長村航希、白石晃士監督『殺人 ワークショップ』や中村祐太郎監督『雲の屑』の細川佳央が劇中バンドを組み、ザ・ラヂオカセッツとコラボレーションして送る二人の物語の核となるライブシーンの撮影ではエキストラを募集中だ。
松本花奈 プロフィール
1998 年生まれ。中学生の頃から映像制作を始める。初長編監督映画「真夏の夢」が映画甲子園で最優秀賞、史上最年少でゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2015 フォアキャスト部門にて上映。最新作「脱脱脱脱 17」はゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて審査員特別賞と観客賞の W 受賞を果たす。10代最後の映画「過ぎて行け、延滞10代」鋭意製作中!
▼出演陣からのコメントが到着!
堀春菜
松本花奈監督の作品を初めて観たのは、横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル2016での「僕もあの子も」でした。
女の子の説得力と勢いであっという間に松本監督の世界に惹きこまれて、他の作品も観てみたいと思っていたところ、今回、松本組に参加できることになり、とても嬉しいです。
松本監督の勢いに置いていかれないように、いつもより少し小走りで(!)頑張りたいと思います。よろしくお願い致します。
井之脇海
脚本を初めて読んだ時、とても「青い」と感じました。決して、未熟だという意味ではありません。この作品で、過ぎていく時間や情景、人物の空気感や疾走感など、全てが鮮やかな「青」でした。夏子と将也、必死に生きる2つの炎は、高温になると青くなる。そんな青さを大切に表現したいと思います。
同世代の松本監督と堀春菜さんと共に、20歳前後のチームだからこそ撮れる、勢いのある作品になるよう、全力を尽くします。
松本まりか
あの頃は、小さな事でも何か起きる度、沸き上がる全ての感情が強烈で鮮明で、いちいち雷に打たれているみたいだった。大人はそんな感情など気にも留めない不感症な、まるで違う世界の人間に思えた。自分はそうはなりたくないと、痛く強烈でもこの雷の様な感覚を忘れたくないと。今思うとその痛みは生きてる事を感じられる唯一の手段だったんだと思う。大人は生きながら死んでるみたいだった。
そして今大人になりつつある私は、生の実感なくして生きてる。そうはなりたくないと思っていたあの頃。この本を読んで、過ぎて行った10代の痛みと生、思い出しました。
手塚真生
脚本を読んだ時、滞っていた私の10代、止まっている記憶、眩しかった大人の世界が懐かしく蘇りました。水槽の中で生き、優雅に泳ぎ続ける魚のような、そんな世界。意味もなく記録し続ける日々のなかで、大人になったら変わると願い過ごした頃の記憶です。大人っていいな、大人ってすごいな、でも、だいっきらいだ。そんな大人をステキに演じられますように!
長村航希
松本花奈さんとは数年前に共演したことがあります。その時は中学生だった彼女の作品に参加すると聞いたときは不思議な気持ちと火山大噴火のような凄まじい勢いとパワーのある嬉しさが込み上げました。ザ・ラヂオカセッツさんの音楽と共にエネルギー全開で演じます。
細川佳央
何かを乗り越えて僕たちは大人になっていく。立ち向かう山が大きいほど成長できる。ずっと気になっていた松本監督と一緒にやれるのは凄く嬉しい。気が気じゃないです。ニヤニヤしちゃいます。血が滾ってるぜ。楽しみすぎて撮影前日に体調崩さないように頑張ります。
ザ・ラヂオカセッツ(山下秀樹)
大崎章監督と作ったショームービーMV「HOME AND HOME」制作の際に、松本花奈監督と出会いました。
「青春」愛おしい時間。
恥ずかしくて切なくて、持ちきれないほどの感情も剥き出しにして突っ走った時間。
歌でふたたび青春に携われることを、すこぶる嬉しく思います。
▼松本花奈監督とザ・ラヂオカセッツ 出会いのきっかけとなったMVはこちら!
短編映画「過ぎて行け、延滞10代」
制作:株式会社LDS 監督:松本花奈 プロデューサー:雨無麻友子